瀬戸内国際芸術祭で必ず巡りたい「男木島」のアートと散策スポット4選

瀬戸内国際芸術祭で必ず巡りたい「男木島」のアートと散策スポット4選

TRAVEL 2025.07.28

国内外で人気のアーティストの作品が一斉に集う、瀬戸内国際芸術祭。会場となる男木島に新しくオープンしたアートスポットや散策の合間に立ち寄りたいスポットを紹介します。

photo_Masanori Kaneshita　text_Emi Fukushima

女木島からフェリーで20分ほどで着く、周囲5㎞ほどの男木島（おぎじま）。急峻な地形に張り巡らされた路地に点在する作品もあれば、全長6・7mの《歩く方舟》や《私たちの島》のようなスケールの大きな作品もあり、いずれも徒歩圏内に収まっているのがうれしいところ。海風を感じながらのアート観賞を満喫されたい。

男木島の注目アート1. 私たちの島 エミリー・ファイフ（2025年）

木造一階平屋建ての「老人憩いの家」に展示されている、男木島を象（かたど）ったテキスタイルの彫刻作品。島の住民たちから集めた、伝統的なくるま織りやしじら織りなどの古布を生かして作られている。

男木島の注目アート2. 歩く方舟 （2013年）

美術家の山口啓介による、旧約聖書の「ノアの方舟」をモチーフにした彫刻作品。高さは約2.8m。4つの山と10本の脚を持ち、まるで海に向かって歩き出すかのよう。

男木島散策スポット1. 〈ダモンテ商会〉

小麦も卵も、猪肉も。島の恵みを自分たちの手で。

移住した夫婦が2017年にオープン。島内の畑で育てた自家製小麦を使ったペイストリーを提案し、捕獲～精肉まで自ら行う猪肉を使ったホットサンド（850円）が人気。

男木島散策スポット2. 〈男木人〉

アート散策のお供に、冷たくて甘いご褒美。

小豆島そうめんやさぬき骨付き鶏などのご当地ものから、コーヒーにビール、焼きそばなどの定番まで幅広く揃う休憩スポット。歩き疲れた体にはシンプルなバニラアイス（500円）がオススメ。