【氷見温泉郷】今が旬!ぶり三昧の温泉旅スポット5選
魚市場食堂/食堂
その日に水揚げされた地魚や「ひみ寒ぶり」を豪快に。
老舗魚問屋が営む、市場の中にある食堂。ひみ寒ぶりをはじめ、氷見漁港で揚がったばかりの“きときと(新鮮)”な地魚を提供する。ひみ寒ぶりは、“天然のいけす”といわれる富山湾の定置網で捕獲され、富山県内で最も多いぶりの水揚げを誇る氷見漁港で競られたぶりのこと。この食堂では、毎年11~2月頃のシーズン中にぶり丼やぶり刺身が登場。引き締まった身と極上の脂のりが見事で、濃厚な旨みととろけるような食感は、ほかではなかなか味わえない。刺身に大根おろしをのせてさっぱり食べるのも氷見ならでは。朝8時頃までに行けば、ぶりの競りの様子を眺められることも。
住所:富山県氷見市比美町435 氷見漁港魚市場2F
TEL:0766-72-2018
営業時間:6:30~15:00(土日~15:30)
定休日:1/1~3休
席数:82席
氷見漁港の魚市場内の2階にあり、連日行列ができるほど人気。
すし屋の城光/寿司店
具材に合わせた味付けで、地魚のポテンシャルを引き出す。
ぶりはもちろん、富山の旬の地魚を少しずつ楽しめる寿司屋。氷見(ひみ)出身の城光守さんは、富山市の有名店で修業を積み、地元で店を開いて約20年。多くの客の記憶に刻まれる城光さんの握りは、ネタによって飾り包丁などを施し、煮切り醤油や柑橘系、塩と胡椒など、素材ごとに異なる味付けで仕上げる。旬のぶりは上質な脂に合わせて泡醤油で。長年自ら目利きし、様々な魚と向き合ってきた城光さんだからこそなせる業だ。繊細な握りに合わせて吟味したお酒は、富山の地酒のほか、〈SAYS FARM〉のワインも。特等席は6席しかないカウンター席。熟練の技を間近で眺められるだけでなく、魚に詳しい大将と会話が弾み、ついついお酒も進む。
住所:富山県氷見市間島1-50
TEL:0766-72-6167
営業時間:11:30~13:40LO、17:00~21:00LO
定休日:木・年末年始休
席数:20席
昼、夜ともにおまかせにぎり、おまかせコースを用意。予約が望ましい。
ひみ番屋街 足湯
富山湾ビュー×源泉かけ流し。ダブルでうれしい憩いの足湯。
飲食店や土産物店が立ち並ぶ、氷見の食文化発信施設〈氷見漁港場外市場 ひみ番屋街〉の敷地内に設けられた足湯。目の前には富山湾の大パノラマが広がり、足湯に浸かりながら、沖合いに浮かぶ唐島(からしま)や立山連峰の山並み、湾を行き交う漁船など、風光明媚な景色を拝める。うすい茶褐色に濁ったお湯は、少ししょっぱい塩化物強塩泉で、血液循環を促進し、疲労回復効果が抜群。無料で利用できるだけでなく、スローな雰囲気と源泉かけ流しの湯が心地よく、ついつい長居したくなる。
住所:富山県氷見市北大町25-5
TEL:0766-72-3400(氷見漁港場外市場 ひみ番屋街)
営業時間:8:30~17:30
定休日:元日休
観光客はもちろん、買い物帰りや海岸沿いの散歩途中に立ち寄る地元民も多い。
SAYS FARM/ワイナリー&レストラン
氷見のテロワールを生かした“海のワインと地産料理”を。
富山湾と立山連峰を一望できる氷見の里山の小高い丘を上った先に、ぶどう畑が広がる。ここは、江戸時代から続く魚問屋〈釣屋〉が始めたワイナリー。氷見の魚と合うワイン造りをモットーに、ぶどうの品種を厳選し醸造している。敷地内にはレストラン〈KITCHEN〉、1日1組限定のゲストハウス〈STAY〉、ショップ&ギャラリーが併設。〈KITCHEN〉では、「ファーム・トゥ・テーブル」にこだわり、食材のストーリー性を大事にしながら一皿一皿仕上げていく。
冬のコースの魚料理は、ぶりとネギを主役に、菊芋のソースと白ワインで味付け。地場のもので彩られた料理は、ぜひ氷見のテロワールを感じられるワインとペアリングで楽しみたい。
住所:富山県氷見市余川字北山238
TEL:090-7743-8288(予約専用)
営業時間:KITCHEN 11:30~14:00、15:30~16:30LO(日によって営業なし)、17:00~20:00/ショップ10:00~17:00
定休日:無休(年末年始・2月中は休)
席数:30席 ※平日のランチアラカルト以外は要予約
氷見温泉郷 くつろぎの宿 うみあかり/温泉宿
冬限定のぶり会席とインフィニティ温泉を堪能。
弧を描く富山湾の海岸線と、美しい立山連峰を望む、抜群のロケーションに佇む和風旅館。毎年冬に訪れるファンが多く、お目当ては、この時季だけのお楽しみ「ぶり会席」。ぶり料理を少しずつ詰め込んだ料理長お手製の「海の玉手箱」に始まり、ぶりのしゃぶしゃぶ、ぶりそぼろご飯などまさにぶり尽くし! 温泉も自慢で、敷地内に2つの自家源泉を引き、本館の展望大浴場と別館の「潮の香亭」で湯巡りが楽しめる。どちらも温泉の泉質が体に吸収されやすい塩化物塩泉で、入浴後すぐにお肌ツルツルを実感。展望大浴場は水平線と湯船が一体になり、富山湾に浮かんでいるような感覚に。夜は富山湾の漁火(いさりび)、そして朝は、立山連峰に昇る朝日を拝める。
住所:富山県氷見市宇波10-1
TEL:0766-74-2211
部屋数:全46室
宿泊料金:1泊2名1室・1名22,000円~
青々とした富山湾を眼下に見下ろす海側の客室が人気。冬は雪に覆われた立山連峰の姿がくっきり浮かび上がる。 「ぶり会席プラン」は2月中旬頃まで。