2025年、関東からの開運旅行ならここ! 滋賀県のご利益スポットの巡り方
教えていただきました
あかつき・れいか/風水、神社研究の傍ら神社本庁神職資格を取得。寺社、聖地による地域振興に尽力。著書に『植物で開運! ガーデニング風水』(ビジネス社)、『神様とつながる 開運の作法』(三笠書房)など。
恵方は十干(じっかん)の方角に由来し、2025年は 「乙(きのと)」の年。この年は〝西南西やや西寄り〞が吉方位となる。
※関東、関西からの吉方位は、住んでいる場所によって、該当する範囲(恵方の範囲)が変わります。正確な範囲は自身でご確認ください。
新しい年の運気を上げる吉方位を目指す旅。
滋賀県の琵琶湖に浮かぶ竹生島(ちくぶしま)は古くから神様のすむ島と呼ばれる景勝地。古神道研究家の暁玲華さんが、2025年の〝吉方位旅行〞の目的地としてあげてくれたおすすめの場所のひとつだ。「陰陽五行説ではその年の福徳を司る神様(歳徳神)のいる方位を恵方といい、吉方位としています。2025年は〝西南西やや西寄り〞。自分の住んでいる場所からその方角へ旅行をすると土地の神様のお力をいただき、開運できるといわれています。豊かな水源があり温泉も湧く琵琶湖は、関東からの吉方位。そこに浮かぶ竹生島には日本三弁才天のひとつを祀る竹生島宝厳寺(ほうごんじ)と都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)があります。弁才天は財運の神様。西の方位は〝金〞に縁があるので金運の寺社をぜひ訪れて」
関東エリアからはほかにも富士山に近い山梨・河口浅間(かわぐちあさま)神社や、えびす宮総本社の兵庫・西宮(にしのみや)神社もおすすめ。関西エリアからは広島・宮島の嚴島(いつくしま)神社と、島内に150社以上もの神社がある神の島、長崎・壱岐島(いきのしま)も訪れてほしいスポットとか。「吉方位の温泉宿には1泊以上滞在を。土地に長くいるほどパワーチャージできます。地下から湧く湯に浸かることは土地の良い気を受け取る最高の開運アクション。寺社には湯で身を清めて参拝するとなお良しです」
滋賀開運旅のおすすめスポット1:蒼の湖邸 ビワフロント彦根
絶景を独り占め! 湖畔リゾートで心身を整えるひと時。
400万年の歴史を持つ日本最古の湖・琵琶湖畔に佇む“ウェルネスリゾート”を掲げる一軒。最上階の展望ラウンジやホテル棟の全客室がレイクビュー。キラキラと輝く水面や優雅に泳ぐ水鳥の姿、晴れた日は対岸の比良山系まで見渡せる雄大な風景に、訪れた瞬間から魅了される。自慢の自家源泉温泉は、肌なじみが良いなめらかなお湯。ほどよい温度も心地よく、露天風呂に浸かって目の前の琵琶湖を眺めれば、湖面に浮かんでいるような開放感が得られるはず。ダイニングでは、湖魚や近江牛など、美しい水で育まれた滋賀の美味を余すことなく。館内の随所で出合う湖の美景に癒されながら、2025年のパワーチャージにいそしみたい。
住所:滋賀県彦根市松原町1435-91
TEL:0570-078-857(ホテルニューアワジグループナビダイヤル、9:00~18:00)
部屋数:全50室
宿泊費:1泊2名1室・1名26,400円~(モデレートツイン・2食付き)
HP:https://www.biwa-front.com/
滋賀開運旅のおすすめスポット2:竹生島宝厳寺
凛とした気が満ちる本堂で弁天様のパワーを受け取る。
天照大神(あまてらすおおみかみ)のお告げにより、聖武(しょうむ)天皇が行基を勅使として遣わして神亀元(724)年に創設。本堂は重要文化財に指定され、ご本尊の大弁才天は、江の島・宮島と並ぶ「日本三弁才天」に数えられる。「まずは、“祈りの階段”と呼ばれる165段の急な石段を上って本堂へ。上り切った頂上からの琵琶湖の眺めも堪能しましょう。祀られている大弁才天は秘仏のため非公開ですが、そのオーラは健在。弁才天の霊泉で穢(けが)れを洗い流し、富を招く力を身にまとう心構えで参拝をしましょう」(暁さん、以下同)
[ 開運アクティビティ ]見て、触れて、開運チャージ。
住所:滋賀県長浜市早崎町1664-1
TEL:0749-63-4410
拝観時間:9:30~16:30
拝宝物殿拝観料:300円
HP:https://www.chikubushima.jp/
寺内にある重要文化財の「観音堂」は、西国33所観音霊場の30番目の札所として多くの人が訪れる。
滋賀開運旅のおすすめスポット3:都久夫須麻神社
2025年の干支を祀る社(やしろ)にも参拝しよう。
祭神は、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)(=弁財天)、宇賀福神(うがふくじん)、浅井比売命(あざいひめのみこと)、龍神の四柱。浅井比売命は琵琶湖の湖水を司る神様とも伝えられている。「開運スポットとして特におすすめなのは、龍神様が鎮座する「竜神拝所」。素焼きの皿(かわらけ)に願いを書いて拝殿から湖面に突き出た宮崎鳥居に向かって投げ、鳥居をくぐると願いが叶うと伝えられています。国宝の本殿をはじめ、小さな社にもお参りを。招福弁財天や、2025年の干支の巳を祀る白巳大神(はくみのおおかみ)にも参拝し、さらなるご利益をいただいて」
[ 開運アクティビティ ]手に入れたいお守りと願掛けの運試し。
住所:滋賀県長浜市早崎町1821
TEL:0749-72-2073
拝観時間:9:30~15:30
定休日:12~3月の第2日休
本殿は約450年前に豊臣秀吉の寄進で京都・伏見桃山城の日暮御殿(ひぐらしてん)(勅使殿)を移築したもので、国宝にも認定(現在は内陣非公開)。