TOWN&CITY GUIDE 清澄白河の魅力#1 地元で愛される多国籍料理4選

TRAVEL 2023.12.30

老舗と新店が入り交じる東東京の中でも、緑豊かで静けさが心地よい清澄白河。そんな空気と相まって“コーヒータウン”として人気を博したが、近年では“クラフトマンシップ”を感じるお店が続々登場し、オールデイの散策が楽しい街に。TOWN&CITY GUIDEでは、清澄白河でワインバー〈que c'est beau/ガゼボ〉を営む新宮未奈さんにおすすめのお店を紹介してもらいます。
今回は、カレーをつまみに昼から飲める〈フダン〉タイの伝統料理を味わえる〈THAI MAKIN CUISINE〉などをご紹介。

INDEX

オリジナルのカクテルでカレーをつまみに昼飲みも!〈フダン〉

「清澄白河には昼からしっかりとごはんが食べられる店が少ない」と思い、店主のロペスさんは〈フダン〉を開業。清澄庭園を裏手に、大通りを見渡せる立地が決め手となった。粗挽き胡椒が効いたカレーに、「ロペ酎(ウォッカ+ジンのソーダ割)」500円や「ダーハイ(ダージリン+金宮焼酎)」600円が合う。「Mixサラダ」400円の土佐酢漬けトマトなど、シェフ・ロペスさんのひと手間が酒を進ませる。通しで20時まで営業しているため、少し遅いお昼ごはんを求めて来る人も多いそう。

タイ雑貨があふれる店内とイサーン地方の伝統料理を楽しんで。〈THAI MAKIN CUISINE〉

ニュージーランドのタイレストランで働いていた店主の木下歩美さんとシェフのナムケット・モンチュリーさんが2020年にオープン。2人は〈Allpress Espresso〉で働いていた期間が、この地で店を開業するきっかけに。お店で働くスタッフと集まるお客さん双方の〝人の良さ〞が気に入り、10年以上住んでいたニュージーランドからの移住を決断した。
定番ガパオライス1,200円、イサーン(東北)地方の郷土料理「ラープガイ」や「ガイヤーン」も。 

地元に愛される町中華でほっと落ち着くランチ〈中華料理桃太楼〉

Hanako 清澄白河 中華料理桃太楼

家族二代で37年営む町中華。昼は近所で働くサラリーマンや休憩中のタクシー運転手、夜は家族連れが多く集まる。約70種類というメニューの多さは、お客さんのリクエストに応えたいというサービス精神から。

本場のシェフが振る舞う本格モロッコ家庭料理〈restaurant AMAZIGH〉

シェフ自ら振る舞うモロッコ定番のお茶。看板メニューのタジン鍋は調理器具から調理方法まで全てが現地そのまま。
シェフ自ら振る舞うモロッコ定番のお茶。看板メニューのタジン鍋は調理器具から調理方法まで全てが現地そのまま。

“青い町”として世界的に人気の観光地「シャウエン」をイメージした真っ青な外壁が印象的なモロッコ料理レストラン。日本に来て5年というシェフのモハマドさんが作るサハラ地方の料理は本場の家庭の味をそのままに。

photo_Yu Inohara, Hikari Koki, Yuki Sonoyama illustration_Yosuke Yamauchi text_FIUME Inc.

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