1日3組限定の特別プランが登場! 【熱海】〈SOKI ATAMI〉で心と身体が整う「漢方養生ステイ」。漢方家・杉本格朗氏によるカウンセリング&ワークショップを体験。
温泉宿〈SOKI ATAMI〉では、2021年2月11日(木)・3月4日(木)の2日間、1日3組限定で漢方家・杉本格朗氏によるカウンセリングと漢方入浴剤作り、期間限定のオリジナル薬膳鍋、東洋の自然哲学に基づいた五行説を取り入れた朝食で心と身体を整える「漢方養生ステイ」プランが登場。
〈SOKI ATAMI〉の魅力
品川駅から新幹線で40分、熱海駅からはタクシーに乗り10分ほどで、目的地である温泉宿〈SOKI ATAMI〉に到着。老舗温泉とはまた一味違ったシックな外観に、ほどよいラグジュアリー感を感じながら建物の中へ。
入り口から渡り廊下のように長くつづくレセプションでチェックインをしていると、宿の方から『到着し、館内へ入られた時から非日常感を味わっていただける空間にデザインした』というお話が。なるほど、おもてなしの精神が入り口から…ここは京都なのだろうか…と感心に浸っていると、『ぜひ見てほしい』とレセプションの外へ。
レセプション横には、里庭と呼ばれる小さな畑と庭が広がる。滞在中は自由に歩いて、土の感触や植物の香りに触れることができる。
『里庭では、SOKI ATAMIの養生コンテンツに用いるハーブや、伊豆半島の特産品である柑橘類などを育てています』。まだチェックインしかしてないのに、建築からおもてなしを、畑からは地域愛を感じ、〈SOKI ATAMI〉の世界観にどっぷりだ。
名称の「SOKI」は、素(す)の器(うつわ)に由来するそう。ありのまま=素の飾らない本質を追求し、その土地の自然や風土、素材を嗜む場所=器を表現する宿だという。館内にあしらわれているオブジェも、そのコンセプト通り、素材そのものを活かしたものが並んでいる。
客室はというと、全54室40平米〜65平米の広々としていて、全室客室に温泉風呂付き。まさに、贅沢と非日常の空間。
今回宿泊したのは、露天風呂付きの「テラスバス プレミアツイン」タイプ。思わず『床暖房ですか?』と聞いてしまうほど(違いましたが…)床から部屋全体まで感じる木の温もり。そしてテラスに出ると、熱海湾が一望でき、シックな建物やアートをちりばめながらも”THE熱海”をしっかり満喫できる。
まずはお茶を淹れて心を落ち着かせ、用意されていた地元菓子を一口で頬張り、熱海を感じる。案内してもらった館内のあらゆるコンテンツを頭の中で整理し、チェックアウトまで心ゆくまで〈SOKI ATAMI〉を満喫しようモードへスイッチング完了。
期間限定プラン「漢方養生ステイ」
みなさん、漢方に興味はありますか?おそらく、この記事をご覧になってる温泉好き、ないしは“芯から身体をあたため、日頃の疲れを労る旅”が好きなみなさんほとんどが“YES”。温泉と同様、漢方も取り入れることで身体の傷や怪我だけではなく、心の不調を整えるから。
1泊2日の「漢方養生ステイプラン」は、身体を温める薬膳鍋や養生御膳で内側から、漢方入浴剤ワークショップでは外側から、自分の身体と心に向き合い養生する。
<主な体験内容>
・漢方家、杉本格朗氏によるカウンセリング
・漢方入浴剤作りワークショップ
・SOKI ATAMIオリジナル薬膳鍋
鎌倉・大船にある老舗薬局〈杉本薬局〉三代目・杉本格朗さんによる、漢方カウンセリングからスタート。
興味がある!と思っていても、なかなかチャンスがなかった(いや、腰が重かった)漢方初心者の私は、まず問診票を記入。いいのか悪いのか身体の不調を感じやすいので、すらすらと丸をつけ、ヒアリングが始まる。
一瞬、占いにきたかと錯覚してしまうほど的確な症状を当てられ、なんだか自分を理解してくれている人がいるような安心感。
冷え、疲れ、寝付きが悪い…同じ症状であっても体質によって処方が異なるため、カウンセリングで身体の状態をチェックし、15種類の和漢植物から、私の体調に合わせた薬草レシピをいただく。そのレシピをもとに、自分でブレンドし、オリジナルの入浴剤を作る。
ただただ、自分の身体のために費やすこの時間。身体の悩みを言語化するだけでも、なかなかない機会であることに、改めてその尊さに気づく。
ワークショップをした最上階の茶寮では、杉本さんが監修している和漢植物をブレンドした静岡県のお茶を楽しむことができる。夜は、年間を通じて開催される熱海名物の花火大会も望めることができる絶景スポット。
里庭で育てたハーブの蒸留水を使った自然由来の香りがつけられるサシェ(匂い袋)作りを体験できるスペースもあり、セルフケア体験が満載だ。
夕食前は、3階にある大浴場へ。地元で採れた柑橘類や和漢植物を使った季節湯や、蒸気湯から着想を得たというスチームサウナ(女性専用)を楽しめる。
弱アルカリ性で保湿・保温効果、美肌効果も期待できる湯。外気を感じながら入る温泉は、非日常感。
そして、脱衣所に設置された牛乳瓶スペースにも心躍る。温泉とスチームサウナでデトックスした後に、冷えた一杯をいただけるなんて至福。湯上りは、ユーモアな発想に乾杯!
19:00、1階にあるお食事処へ。今回のプランにある、杉本さん監修の「SOKI ATAMIオリジナル薬膳鍋」が待っている。
「五臓を補い、一日の動と静のバランスを整える」をテーマに、身体を温め、胃腸や自律神経を整える薬膳鍋。地元の漁師さんや農家さんなど、“顔の見える生産者”から仕入れた食材を使った、栄養たっぷりのお鍋。
(※メニューは季節や仕入れ状況により内容が異なる場合がございます。)
薬膳鍋のほかにも、地元の旬の食材を使った料理がテーブルを埋め尽くすくらいに並ぶ。新鮮なお刺身から、ジビエ、お野菜…改めて熱海という地は、食の宝庫であることを感じずにはいられない。
ブレンドしてもらった入浴剤を試そうと、客室露天風呂に浸かる頃には熱海湾の真上に月が登り、幻想的な景色が広がっていた。一気にパワースポットと化したベランダで、まん丸な月の光を眺めながら、日々満身創痍な身体を癒したのち、木の温もりで暖まった部屋で眠りについた。
温泉宿での目覚めはよく、豪華な朝食が待っていることを知っているからか、いつもより身体も軽い。温泉宿では用意された館内着でご飯を食べる派の私は、そのまま朝食をいただきにエレベーターを降りる。
実は前日に『夕食時とは違って、日がいっぱい入ったレストランの窓際がおすすめです』という教えがあり、その通りに里庭を望む席へとお願いした。
朝食は、昔からの知恵として親しまれてきた東洋の自然哲学に基づいた五行説や、和漢を取り入れた養生御膳。五味がバランスよく並んだ光景は、まさに眼福。
前菜やデザート、飲み物はハーフブッフェ式で楽しめる。食後は、里庭を眺めながらコーヒーを一杯いただくという贅沢時間を過ごすのもおすすめ。
「漢方に始まり、漢方に終わる」プラン。漢方に興味がある方はもちろん、自分の身体に向き合いたい、ただただ癒されたい…、日頃のプレゼントとして親子旅を楽しみたいという方にもぴったりだ。
〈SOKI ATAMI〉
UDS株式会社が企画・設計・運営を手がける温泉宿。熱海湾を望む豊かな緑に囲まれた「熱海の奥座敷」と呼ばれる熱海市小嵐町にある、全客室温泉付きの54室。
■静岡県熱海市小嵐町4番36 号
■www.so-ki.jp
■Instagram:@soki_atami
「漢方養生ステイ」&「漢方小鍋」プランについて
■「漢方養生ステイ」プラン概要
提供期間:2021年2月11日(木)、3月4日(木)
予約 :公式HPより販売
人数 :各日3組限定
金額 :2食付き1名48,000円~
内容 :ご宿泊、杉本格朗氏によるカウンセリング、入浴剤作り、SOKIオリジナル薬膳鍋夕食、 養生御膳朝食
■「漢方小鍋」プラン概要
提供期間:2021年1月18日(月)~3月20日(土)まで
予約 :公式HP及び、各OTAサイトより販売
金額 :2食付き1名35,000円~
内容 :ご宿泊、SOKIオリジナル薬膳小鍋付き夕食、養生御膳朝食
※表示金額は、1室2名利用時、税・サ入湯税込み。