御朱印基礎知識もご紹介。 【全国の御朱印リスト】御朱印帳デビューはどれにする?基礎知識&楽しみ方のキホン
御朱印ブームを受け、近年はおしゃれな御朱印帳が続々と出ている。でも、始めてみたいけど、分からないことも多い。集めて10年になる三須亜希子さんにコレクションを見せていただき、その楽しみ方をうかがいました。
1.〈櫻木神社〉/千葉
市最古の社。敷地には緑があふれ、春や秋にも美しい桜が拝める。「ここの御朱印帳はどれもシンボルである桜の柄。中の紙も桜柄で、御朱印にも桜の印が2種押されていますよ」。御朱印500円、御朱印帳1,500円。
〈櫻木神社〉
■千葉県野田市桜台210
■04-7121-0001
■9:00〜17:00(12/31通常通り、1月中はすべて御朱印符のみ)
2.〈芝大神宮〉/大門
主祭神は天照大御神に豊受大神と、〈伊勢神宮〉の内外両宮を祀る。「全国でも珍しい木製で、木の香りが。素材は日光杉並木の古材を使っています。良縁や着物が増えるとされる縁起物、千木筥(ちぎばこ)の印も」。2,500円(御朱印込み)。
〈芝大神宮〉
■東京都港区芝大門1-12-7
■03-3431-4802
■9:00〜17:00(12/31〜1/1は夜通し)
3.〈鎌倉 長谷〉/鎌倉
2,500株もの紫陽花をはじめ、四季折々の花が咲く。境内のお堂には多くの重要文化財も。写真の御朱印はご本尊・十一面観世音菩薩立像がいる建物、十一面大悲殿。「混み合うため、参拝前に預けてもOK」。御朱印300円、御朱印帳1,500円。
〈鎌倉 長谷〉
■神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
■0467-22-6300
■8:00〜17:00
■拝観料400円
4.〈東京大神宮〉/飯田橋
縁結びで知られる神社。「都心にありながら、ほっと落ち着く場所。蝶々が描かれた御朱印帳は、かわいいと御朱印好きの間でも有名!和紙でできているので、汚れないようビニールカバーが付きます」。御朱印500円、御朱印帳1,000円。
〈東京大神宮〉
■東京都千代田区富士見2-4-1
■03-3262-3566
■8:00〜19:00(御朱印9:00〜17:00)
5.〈豊川稲荷(愛知)〉/愛知
東海屈指の霊場として知られ、商売繁盛のご利益で名高い。「正式名称は〈豐川閣妙嚴寺〉。敷地は12.73ヘクタールという広さです!日本最古のポストなど見どころも多いお寺」。1,300円(御朱印込み。現在は色変更)。
〈豊川稲荷(愛知)〉
■愛知県豊川市豊川町
■0533-85-2030
■18:30〜16:30(1/1は5:00〜18:00)
6.〈武蔵一宮 氷川神社〉/埼玉
大いなる宮居(神様がいる場所)として、大宮の地名の由来に。須佐之男命(すさのおのみこと)がご祭神。「約2,400年の歴史がある、氷川神社の総本社。パステル調の瑞雲がキュート」。御朱印500円、御朱印帳1,500円(御朱印代込)。
〈武蔵一宮 氷川神社〉
■埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407
■048-641-0137
■8:30〜16:30(元日は0:00〜21:30ごろ)
7.〈牛天神 北野神社〉/後楽園
葛飾北斎の作品をデザインした御朱印帳も用意。三が日は限定の御朱印が。「牛の印に、ご祭神・菅原道真ゆかりの梅の花も。祭事の際の限定御朱印が人気」。御朱印500円、御朱印帳1,500円。
〈牛天神 北野神社〉
■東京都文京区春日1-5-2
■03-3812-1862
■当日渡しは9:00〜15:00、窓口は〜17:00(12/31は元日0:00再開)
8.〈太宰府天満宮〉/福岡
学業の神様、菅原道真公を祀る。「神紋である梅の花の印が美しい。御朱印帳は、縁起のいい金雲に梅があしらわれています。現在はデザインが変わっていますが、絵柄は梅の花ですよ」。2,000円(御朱印代別)。
〈太宰府天満宮〉
■福岡県太宰府市宰府4-7-1
■08092-922-8225
■6:30〜18:30(1/1〜1/3は24時間受け付け)
※季節により開門時間に変動あり。
9.〈髙尾山 薬王院〉/高尾山
「ここは女性向けの御朱印帳が多い印象。私が持っている紫陽花など、6種の花柄が。もみじをあしらった定番はお土産にも喜ばれそう。ご本尊・飯縄大権現の名前がダイナミック!」。御朱印300円、御朱印帳1,500円。
〈髙尾山 薬王院〉
■東京都八王子市高尾町2177
■042-661-1115
■9:00〜16:00(12/31は21:00から再開)
10.〈豊川稲荷 東京別院〉/赤坂
都内にいながら豊川稲荷のご利益にあやかれる。「4種の定番に加え、限定ものも。表紙は老舗和紙店〈榛原〉の和紙です。中も書きやすく、乾きやすい素材にこだわっているのだそう。こちらは菊をモチーフにした『重陽』という絵柄」。御朱印500円、御朱印帳1,500円。
〈豊川稲荷 東京別院〉
■東京都港区元赤坂1-4-7
■03-3408-3414
■7:30〜15:00
11.〈鎮守氷川神社〉/埼玉
毎年1/1〜1/14は限定の御朱印符が登場。「御朱印帳は横尾忠則さんによる限定もの。御朱印の左下にご祭神、素盞鳴命(すさのおのみこと)の印が」。御朱印500円、御朱印帳3,000円(御朱印込み、毎月15日に100冊頒布)。
〈鎮守氷川神社〉
■埼玉県川口市青木5-18-48
■048-252-5483
■9:00〜16:30(七五三期やお正月など神事の都合により変更あり)
御朱印基礎知識「神社とお寺では、書き方が違います。」
「奉拝とは、『謹んでお参りします』という意味。お寺は3カ所に朱印が押されることが多く、中央にご本尊の名前やそれを示す建物名が書かれるのが特徴」。写真は〈大本山 建長寺〉のもの。「神社の御朱印はシンプル。神社名が真ん中にあるため、名前が一目瞭然です。中央の朱印に加え、ゆかりのある動物や植物、縁起物の印が押されることも」。写真は〈出雲大社東京分祠〉のもの。
※時間は朱印所の時間、価格(初穂料)はすべて税込みです。
御朱印あれこれ
一般的な御朱印帳は蛇腹状。「裏表に書いてもらえます。見返しやすいから、私は片面のみ。お寺用と神社用で分ける人も」
三須さん手作りの御朱印帳。「カットした布や手ぬぐいを張るだけなので、簡単!手軽なキットもたくさん売っていますよ」
教えてくれたのは…三須亜希子(みす・あきこ)
1975年生まれ、茨城県育ち。NHKさいたま放送局を経てフリーアナウンサーに。年間100以上の寺社に通い、著書に『新・かわいい御朱印めぐり』(山と溪谷社)がある。
(Hanako特別編集 合本・完全保存版『幸せをよぶ、神社とお寺。』掲載/photo:Kenya Abe text:Wako Kanashiro)