観光とアート、どちらも叶うホテルステイ。 〈KAIKA 東京〉でコンテンポラリーアートを感じる旅を。

TRAVEL 2020.07.22

ローカルの新しい魅力をシェアするリノベーションホテル「THE SHARE HOTELS」が墨田区に誕生させた、〈KAIKA(カイカ)東京 by THE SHARE HOTELS〉。今回のコンセプトは、アートストレージとホテルの融合。落ち着いたグレートーンに馴染むアートは、美術館にいるのか、はたまた倉庫に迷い込んだのか?!ホテルという概念にまた新しい風が吹き込む感覚を味わってきました。

築54年の倉庫をリノベーション。

元倉庫の名残を感じられる外観
元倉庫の名残を感じられる外観

もともと倉庫として使われていたというこの建物。
外観の色合いをあえて残しながら、ツーリスト向けのホテルとしてコンバージョンさせました。

浅草駅より徒歩8分、蔵前駅より徒歩9分、スカイツリーまでは徒歩15分という立地は、墨田エリアの観光を楽しむのにうってつけ。この辺りには個性派レストランやカフェなども続々とオープンしているので、〈KAIKA 東京〉を拠点に気になるお店を巡るのがオススメです。

スカイツリーを望める部屋も!

全10タイプの客室は、4名1室で泊まれる部屋が70%を占めているんだそう。
グループでの旅行や、家族連れには最適なホテル!

さらにうれしいポイントは、どの客室もバスルームとトイレが独立していて、浴槽がついているということ(BUNK6のみシャワールーム)。旅で疲れた体をしっかり癒しましょう。

フェンス越しに見るアート。

1階、地下1階に6つあるアートギャラリーは、公開保管スペースとして宿泊客にも開けた空間。段ボールが積まれている様子や、無造作に立てかけられた作品など、普段は見ることのできない “アートの裏側” を間近に感じられます。

仕舞われているのか、飾られているのか、そのどちらでもない曖昧さを亜鉛メッキのフェンス越しに見るという非日常感は、きっとここでしか体感できません。

「KAIKA TOKYO AWARD 大賞」を受賞した、新藤杏子による「drawing of the day」。
「KAIKA TOKYO AWARD 大賞」を受賞した、新藤杏子による「drawing of the day」。

地下のラウンジは、宿泊客向けの共用スペース。
電気ケトルや電子レンジ、ティーセットが用意されている地下ラウンジは、7〜24時で利用できます。(コインランドリーと自動販売機は24時間利用可能)

日本茶カクテルを〈BAR KAIKA〉で飲もう。

1階のフロント近くにある〈BAR KAIKA〉は、ここに泊まるなら必ず利用したいバー。
7種類の日本茶カクテルは、〈EN TEA〉が厳選した薫り高い茶葉を使用しています。
また、茶道具は金沢の金工作家、竹俣勇壱さんが制作したもの。ディテールに光るこだわりに、アートとの親和性をより一層感じます。

アートと過ごすモーニング。

朝食は、1階のラウンジで。
フレッシュ野菜のサラダと、地元の食材を生かした肉料理を盛り合わせたプレートは、目にもおいしそう!
サイドメニューは、手まり寿司かクロックムッシュサンド。
この日は枝豆のポタージュも添えられていました。

ひとつひとつはシンプルながら丁寧に作られていて、食べごたえ充分。
アートに囲まれながら、ゆったりとした時間を過ごすことができました。

【8月16日まで】「舘鼻則孝」の個展を見逃さないで。

〈KAIKA 東京〉のオープン記念企画展示は、舘鼻則孝の「FORM AND COLOR」。
舘鼻則孝といえば、レディー・ガガのヒールレスシューズを作ったことで一躍脚光を浴びたアーティスト。
〈KAIKA TOKYO AWARD〉の審査員も務めている彼の感性を、美術館でもギャラリーでもなく、ホテルで堪能するという贅沢を味わって。

KAIKA TOKYO AWARD 秋元 雄史 賞 /  梶浦聖子「色を聴くウサギ」
KAIKA TOKYO AWARD 秋元 雄史 賞 / 梶浦聖子「色を聴くウサギ」

館内を歩くと、自然と目に入ってくるアートの数々。
エレベーターを降りたとき、朝食を食べながら…お気に入りの作品や、忘れられないアートがきっと見つかるはず。
この夏は、“東京から東京へ” のショートトリップなんていかがでしょう?

〈KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS〉
■東京都墨田区本所2-15-6
■03-3625-2165
■2名1室(食事なし)9,000 円~
※宿泊料金は季節、曜日により異なる。
公式サイト

舘鼻則孝 個展「FORM AND COLOR」
■〜8月16日
■8:00〜20:00

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