【持っていて損なし!】災害時のライフラインを確保。日常でも使える携帯ソーラー充電器

【持っていて損なし!】災害時のライフラインを確保。日常でも使える携帯ソーラー充電器
もしもの時に備えよう。防災図鑑AtoZ|Good design, So ethical Vol.14
【持っていて損なし!】災害時のライフラインを確保。日常でも使える携帯ソーラー充電器
SUSTAINABLE 2025.03.11
地球にも人にもやさしいものを選びたい。今を生きるわたしたちにとって、エシカルかどうかという視点はもの選びでは欠かせないよね。でも、やっぱりデザイン性も大事にしたい。学生時代からサスティナブルを追求し続けているhaluさんの愛用品はまさにGood design, So ethical。真似したくなる、素敵なアイテム、少し覗き見させてください~。 今回は、3月11日の「防災意識を育てる日」に合わせて、もしものときに役立つ、エコアイテム「携帯ソーラー充電器」の魅力をご紹介します。
halu
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サスティナブルライフプロデューサー

学生時代から、エシカルな暮らしやオーガニックの食品に関心を持ち、地元葉山でのウェルネスな体験型ツアーの企画や、企業のリブランディングプロジェクトに携わる。また、食にまつわる資格を複数保有し、ヴィーガンスイーツのプロデュースなど、多方面で活躍する。ハナコラボパートナー。Instagram:@haluchn


3月11日が近づくと、防災について改めて考える機会が増えます。電気やガス、水道といったライフラインが断たれたとき、特に私たちの心を不安にさせるのが「スマホの充電がなくなること」。災害時には家族や友人との連絡手段となるだけでなく、情報収集、懐中電灯アプリ、デジタル決済まで、スマホは私たちの命綱そのものです。

そんな時代に備えるべきなのが、“太陽の力”を生かしたソーラー充電対応のモバイルバッテリー。今回は、愛用中の〈エレコムのソーラー充電器《MPA-S01BKを通して、災害時にも日常にも寄り添うソーラー充電の魅力をお伝えします。

災害時の「もしも」に備える、携帯ソーラー充電器とは?

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画像:CANVA


ソーラー充電とは、太陽光をエネルギー源として蓄電する方法のこと。バッテリー本体に搭載されたソーラーパネルが光を吸収し、内部に電力を溜める仕組みです。これにより、太陽さえ出ていれば蓄電することができます。


《MPA-S01BK》は、そんなソーラー充電を携帯式にしたアイテム。USB-Aポートを2つ備え、同時に2台の機器を充電可能。ケーブルとType-C変換アダプタも付属しているため、最新のスマホやガジェットにも対応しています

便利な収納ポケットもついているので、充電の際に必要なケーブルなどをまとめることができます。

ソーラー充電中は赤いランプが点灯します。

運ぶ際は畳むことでコンパクトに。また、従来のポリマーセルのソーラーパネルよりも太陽光からより電力を得ることのできる、高効率変換〈Sun Power社〉製「MAXEONセル」を採用しているので、変換効率は22%と一般的なソーラー充電器の中でも高め

重さも500g程度なので、ソーラー充電器の中では非常に軽くてコンパクトです。

ソーラー充電器のメリット・デメリット

そうはいっても気になるのは、実際の使い心地。そこで、私がソーラー充電器を使っていて感じたメリット・デメリットをご紹介します。

〈メリット〉

電源がなくても充電できる:アウトドアや災害時など、電源が確保できない場所でも、太陽さえあれば充電可能。

環境に優しいエネルギー:自然光を活用するため、持続可能なエネルギー源として注目されてる。

コンパクトで持ち運びやすい:近年は軽量でデザイン性に優れたモデルも増え、日常にも取り入れやすい。

《MPA-S01BK》はリュックの内ポケットに余裕で入るサイズ。災害時以外にも普段のお出かけバックに入れるのにも全く困りません。

デメリット

充電に時間がかかる:天気や太陽光の強さによって充電スピードが左右される。メーカーによって充電にかかる時間はさまざまで、携帯をフル充電するまで1日〜数週間かかるものもある。

天候に左右される:曇りや雨の日は発電量が落ち、効率が下がる。

重すぎる・かさばる:メーカーによって、パネル式のもの、モバイルバッテリー型のものとさまざまで、1kg以上あるものも。サイズや重さもパネルの枚数によって異なり、モバイルバッテリー型だと重すぎたりと、事前に仕様を必ずチェックしておきましょう。

私が本商品を使ってスマホのフル充電にかかった時間は約8時間でした。(※季節や太陽の強さにもよるので、あくまでも目安です。)ソーラー充電器とモバイルバッテリーを組み合わせて使用することでデメリットを補うことができます。

デメリットを補う、“ダブル充電”のすすめ

ソーラー充電の最大の弱点は、天候に左右されること。災害時に必ず晴れているとは限りませんし、日没後には充電できなくなります。そこで重要なのが、事前に大容量モバイルバッテリーも合わせて充電しておくこと

日中にソーラー充電器とモバイルバッテリーをケーブルで繋いで充電して置くことで、室内や夜でもモバイルバッテリーで様々な機器を充電することが可能です。

【ソーラー充電器を選ぶ際に確認したい3つのポイント】

ソーラー充電器を選ぶ際には、次の3点に注目して選ぶのがおすすめです。

1. 充電スピードとパネルの大きさ

太陽光からの充電は、パネルが大きいほど効率よく行えます。今回ご紹介したパネル型以外には、モバイルバッテリー型のものがあり、持ち運びを考慮したサイズが多いですが、その分重かったり、フル充電までにかなりの時間を要するものが多いので、どの程度の時間がかかるのか確認しておきましょう

2. 差し込み口の種類と数

USB-AやType-Cなど、お持ちのスマホや電子機器に合わせた端子が複数備わっているかを確認しましょう。

3. 国内メーカーの信頼性

災害時に使用するものだからこそ、サポート体制や品質管理が行き届いたメーカーのものを選ぶのがおすすめ。ちなみに、今回ご紹介した商品は〈一般社団法人防災協会〉による防災製品等推奨品なので、安心感があるのもお気に入りポイント。

災害時だけじゃない。日常にも寄り添う、ソーラー充電のある暮らし


ソーラー充電器は、災害時の備えとしてだけでなく、普段の暮らしのなかでも活躍します。《MPA-S01BK》は吊り下げループと持ち手がついているので、どこかに設置する際も便利です。


例えば、アウトドアやキャンプでは電源が確保できない場所も多いため、太陽光さえあればスマホやカメラの充電が可能なのは非常に重要です。

ハイキング中にリュックの外側に取り付けておけば、移動しながら充電することもできます。今回のような3枚パネルだと、ちょうどリュックと同じ位の高さになるので、歩いている時にも邪魔になりません


また、普段からベランダや窓際に置いておき、日常的にソーラー充電を活用するのも◎。災害時に初めて使うのではなく、日常で慣れておけば、いざという時にもスムーズに使いこなせます

“光を味方にする”新しい防災のかたち

これからの時代、防災は「非常時のためだけに備えるもの」から、「日常と地続きのもの」へと変わりつつあります。

携帯ソーラー充電器は、災害時のライフラインを守ると同時に、普段の暮らしにも寄り添う存在。今回ご紹介したように、普段から充電しておいて携帯しながら、モバイルバッテリーと併用して使い、太陽光があれば追加で充電する──そんなハイブリッドな使い方が、これからの防災スタイルになるのかもしれません。

太陽の光を味方につける防災グッズで、災害にも、日常にも、強く優しく備えてみませんか?

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