ハワイ移住者によるローカルハワイ案内。 ワイキキビーチ目の前!宿泊者はフリーフローで楽しめるクラブラウンジ〈VOYAGER 47 CLUB LOUNGE〉へ。【ハワイ通信Vol.2】
グリーンカードの当選後、念願叶ってハワイに移住した雑誌&書籍編集者の椎名絵里子さんによる、全8回のハワイ通信。観光情報はもちろんですが、普段のハワイでの生活がなんとなく分かる、日々の暮らしの中で見つけたあれこれを、ローカル目線でご紹介。第2回は、「もう一つご紹介しておきたい」と太鼓判を押す、ダイヤモンドヘッドビューが満喫できる場所について。
ワイキキビーチはやっぱり侮れない。
第1回目に収まりきらなかった、ダイヤモンドヘッドビュースポットを今回はご紹介させてください。
ダイヤモンドヘッドが好きだけど、海越しに見たい!特に、“ワイキキなめ”のダイヤモンドヘッドが好きなんです!という方もきっといらっしゃいますよね。その気持ちも、すごくわかります。
そういう方にオススメしたいのは、2018年7月に〈アウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾート〉内にオープンしたクラブラウンジ〈ボエジャー47〉です。
ワイキキビーチのアリーナ席にあるクラブラウンジ。
この場所は、同ホテルのクラブフロアかスイートルームに宿泊する人限定のラウンジなのですが、こんなにいい立地、今までどうしてたんですか?と思うほどの一等地にあります。ワイキキビーチを眺めつつ、お隣にあるホテル〈モアナ・サーフライダー〉越しのダイヤモンドヘッドを楽しめます。目の前に広がるのは、「ザ・ワイキキ」といった眺め。
クラブラウンジといえば、朝食にパンとコーヒーなどが用意されていたり、夕飯にはププ(ハワイ語でおつまみのこと)なんかが楽しめたりするわけです。ラウンジの利用料は宿泊料に含まれているため、無料。
……なのですが、ここのクラブラウンジは、これが無料で付いてくるものなの??と疑いたくなる充実ぶり。サラダにポケ、チーズなどの冷製メニュー、チキンやお野菜などの温かいメニュー、シチューやカレーなどのスープもの。もちろん、日替わりですよ。そして、飲み物はコーヒーやジュースだけではもちろんありません。オリジナルのビール、ワイン、シャンパンなども、無料なんです。
さらっと書きましたけれど、オリジナルのビールというのは、〈アウトリガーホテル〉とカカアコにある〈ホノルル・ビア・ワークス〉のコラボアイテムでクリーム・エールというジャンル。ちょっと苦味が効いていてクセになる美味しさです。
言ってしまえば、食べ放題、飲み放題。
ホテルの厨房で作られるクオリティーが、です。ずいぶんと太っ腹ですよね。
オープン時間は朝食6:00〜9:00、夕食17:00〜19:00。毎日ここだと飽きるかもしれませんが、食費が高いハワイで、ここを使えばグッと滞在費をセーブできます。ディナー前にちょっと飲んでつまんでから別のお店に行けば、どれだけ食費を抑えられることでしょう。ご家族連れだったらなおのことですよね。わたしなら確実に毎日ビールを飲みに行きます。
きっと、そういった方も多いのでしょう。夕食タイムのオープン17時と同時にゲストの方が入ってきて、皆さん乾杯されていました。
サンセットは季節にもよりますが、だいたい18〜19時。早めに入って飲みつつ、夕日をここから見るという過ごし方は、これぞハワイステイ!といった感じ。ワイキキビーチのアリーナ席みたいな場所にあるわけなので、その眺めは見事なものです。サンセットはダイヤモンドヘッドとほぼ反対側に沈みますが、夕陽に染まったダイヤモンドヘッドもまた格別の美しさ。
ホテル自体がサーフィンをテーマにしているとのことで、ラウンジもブルーを基調にした爽やかなインテリアと、海やサーフィンにちなんだ装飾がされていて、大人の雰囲気。ラウンジでは生演奏はありませんが、下の階にあるレストラン〈デュークス〉から生演奏が聞こえてきます。これで十分!という感じ。海からの風に吹かれながらのラウンジ利用。もー、しばらくここを離れたくなくなるはずです。2時間で閉めないでもっと開けておいて!と言いたくなっちゃうかも。
第1回、2回に渡って、大好きすぎるダイヤモンドヘッドに関してお伝えしました。次回はもう少しローカル感のある話題をお届けしたいと思っています。