参加者には豪華プレゼントつき! 前田有紀さんが語る、“好き”を仕事にする秘訣|「ハナコラボトーーク!」第8回

LEARN 2022.10.07

ハナコラボ パートナー同士の交流をさらに深めるべく、2022年からスタートした定期オンラインイベント「ハナコラボトーーク!」。第8回は、フラワーアーティストの前田有紀さんがクロストークに参加。当日の模様をレポートします。

まずは、参加者全員で乾杯!

「ハナコラボトーーク!」史上、最大人数のハナコラボ パートナーが集結した第8回。ハナコラボ プロデューサー・土屋志織の進行のもと、ハナコラボ パートナーは自宅やオフィスからオンラインで参加しました。

前田有紀さんのクロストーク

まえだ・ゆき/フラワーアーティスト。10年間、テレビ局でアナウンサーとして勤務した後、イギリス留学、都内フラワーショップでの修行を経て独立。パーティーやウェディングなどの空間装飾のほか、オリジナルブランド〈gui〉、フラワーショップ〈NUR flower〉を手がける。
まえだ・ゆき/フラワーアーティスト。10年間、テレビ局でアナウンサーとして勤務した後、イギリス留学、都内フラワーショップでの修行を経て独立。パーティーやウェディングなどの空間装飾のほか、オリジナルブランド〈gui〉、フラワーショップ〈NUR flower〉を手がける。

今回のスペシャルゲストは、フラワーアーティストの前田有紀さん。Hanako.tokyoでは2017年から連載「前田有紀の『週末・気分転〈花〉』」を担当するなど、Hanakoと長い付き合いのある前田さんに、気になるキャリアについて話を伺いました。今回は特別に、その一部を紹介します。

Q.アナウンサーになったきっかけは?
「大学3年で就活を始めたとき、まだ自分が何をしたいのかわからなくて。当時、テレビ局に勤めていた姉にすすめられて、アナウンサーに興味をもちました。色々な企業を受けましたが、最初に縁があったのが〈テレビ朝日〉だったんです」。

Q.実際、アナウンサーになってみてどうだった?
「毎日違う現場、違う相手と仕事をする生活は刺激的!インタビューをする仕事が多かったので、アスリートや文化人、お笑い芸人、タレントなど、好きなことを仕事にしている人たちにたくさんお会いしました。それが、次のキャリアを考えるきっかけ。みなさん、目がきらきら輝いているんですよ。私はいま楽しいけど、果たして好きなことなのか。ほかの場所にいけばもっと楽しいことがまっているのではないかと思い、ひまさえあれば料理教室やヨガインストラクターの養成講座など色々なことに挑戦し、自分の好きなことは何か模索しました」。

Q.好きなこと探しをする中で「花だ!」と思った瞬間は?
「アナウンサー時代は常に不規則な生活で、家は散らかり放題。あるとき、帰宅途中に花を1輪買って部屋に飾ってみたんです。そしたら、殺風景な空間がぱっと明るくなって。イヤなことがあったときも、健気に咲いている花を見たら元気がもらえました。だんだん飾る本数も増え、フラワーアレンジメント教室に通うように。どんどん花の世界にのめりこんでいき、自然に関わる仕事がしたいと思うようになりました。とはいえ、すぐにテレビ局を退職したわけでもなく、20代後半はずっと悩んでいました。最終的には自分の好奇心が勝り退職。長い間もやもや悩んでいましたが、いま思うと、自分自身と向き合い、真剣に考えた時間は貴重です。もしいま、将来が定まらず、トンネルにいるような先の見えない時期にいる人は、大事に向き合ってほしいなと思います」。

Q.イギリス留学、都内の花屋での修行を経て、独立したきっかけは?
「長男の妊娠が発覚し、店頭に立つ仕事は難しいなと思ったタイミングで、自分のブランドをもちたいという夢を叶えようと、オリジナルブランド〈gui〉をスタート。はじめは思うようにいかない時期が続きましたが、そんなときでも、人に会うたびに『イベントやパーティーで装飾の仕事がしたい』と言葉にして伝えることは心がけました。そしたら次第に仕事は増えていきましたね。好きなこととやってみたいことは恥ずかしがらずに口に出したほうがいいなと思います。私のように、思いがけないところで叶うかもしれませんよ」。

Q.〈gui〉を立ち上げて4年。花の仕事をする上で、アナウンサーとつながる部分は?
「スーパーに行くと、野菜や肉、魚などは生産者の顔写真が貼ってあるけど、花はどこからきたのか全然わからない。そこで、〈gui〉では定期的に花農家の方と企画を立てるなど、“言葉で伝えて花を届ける”ことを大切にしています。それは、アナウンサー時代の“伝える”こととつながる部分ですね」。

Q.仕事をする上で、大切にしていることは?
「周囲には『3番目の時間を大切に』と伝えています。例えば1番目が仕事、2番目が暮らしだとすると、それだけで手一杯になってしまうことがありますよね。でも、映画を観たり、本を読んだり、自分だけの3番目の時間をほんの少しでもいいからもったほうが、発想が豊かになるし、考え方を柔軟にしてくれると思います。なので、私の会社では従業員と美術館にいく日を設けています。1人では、休日にインプットを増やしたくて、鎌倉のお寺で庭の仕事を学び始めました。仕事のことも家族のことも忘れて無心になれる大切な時間です」。

Q.この秋からスタートした「好きを仕事に研究会」とは?
「私が経験したことをお伝えして、その人の“好き”を軸にした生き方を応援するオンライン講習会です。花のワークショップをしていると、参加者からキャリアについて相談を受けることがあって、今後の人生について悩んでいる人は多いんだなあってことに気づいたんです。1人1人と向き合い、今後の人生プランについて掘り下げていきたいので、参加者は少人数。おかげさまで第1回は締め切りましたが、興味のある方はぜひ次回以降、参加してほしいです」。

Q.“好き”を仕事にすることを実現する上で、最も大切なことは?
「起業してみて感じたのは、最初は何をやるにも初めてでわくわくすることばかりだけど、従業員を抱える立場になると、頭で考えて選択することが増えたなと。売上は大切ですし、事業を続けていかなければいけないという中で、心で想像してわくわくすることと、頭で考えてやったほうがいいことが天秤になることがあります。進むべき方向に迷ったときは、わくわくする方を選ぶように。やはり“わくわく”をベースにしたほうが一緒に働くチームのモチベーションにもなりますし、お客様にも伝わる気がします」。

参加者にはお土産が盛りだくさん!

第1回に続き、2回目のプレゼントを提供してくれた 〈東ハト〉からは、秋の限定商品が到着。「オールおさつ」は、生地と生地の間にさつまいもをたっぷり挟み込み、薄く焼き上げたしっとり食感のクッキー。さつまいものほっくりとした食感はいまだけ。「スイートポテスピー・おさつバター味」は、クリスピー食感でノンフライ製法の新しいポテトチップス・ポテスピーに、さつまいもと発酵バターを練り込んだコクのある味わいが特徴です。
スイーツを中心に、“ほっと一息の時間”にぴったりの商品を展開するお取り寄せブランド〈toroa〉の紅茶「toroaTea」は、5種類のフレーバーをセットで。体の芯までやわらぐ深い味わいの秘密は、厳選された茶葉を使用しているから。選ぶのが楽しくなる、カラフルなパッケージはギフトにぴったりです。
最後に、藤村女子中学・高等学校の生徒が作ったはちみつ「ふじみつ」は、同学校で養護教諭として勤務するハナコラボ パートナー・木崎真那さんの紹介です。「2021年から学校の屋上で養蜂活動を始め商品化したもので、1個800円のものは160円、1,500円のものは300円、武蔵野市民社会福祉協議会に寄付されます。抗生物質は不使用、水飴などの混ぜ物は全く入れていない、純度100%のはちみつなので、安心して食べられます」(木崎さん)。

第8回「ハナコラボトーーク!」も、無事終了

グループ分けできるZoomの機能「ブレイクアウトルーム」でトークする時間も盛り上がり、あっという間の1時間半。まだまだ喋り足りない様子でしたが、続きはまだ今度…。次回もお楽しみに。

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