岐阜のお花屋さんがプロデュースする新たな横浜土産。 「チーズテリーヌ」専門店〈h.u.g-flower YOKOHAMA〉オープン。
横浜の人気スポットのひとつ、大さん橋からほど近い場所に、新しいタイプのチーズケーキ、「チーズテリーヌ」のお店〈h.u.g-flower YOKOHAMA〉がオープンしました。こちらはなんと岐阜市にあるお花屋さんがプロデュースしています。なぜお花屋さんが「チーズテリーヌ」を販売することになったのでしょうか? オープン直前のお店でお話を伺ってきました。
花屋がなぜ「チーズテリーヌ」を作ったのか?
〈h.u.g-flower YOKOHAMA〉がオープンしたのは横浜区中区海岸通。大さん橋までは約500m、象の鼻パークの入り口も目と鼻の先という、観光客や散歩を楽しむ地元の人で賑わう場所です。
もともと〈h.u.g-flower〉は、ケーキ屋さんではなく、岐阜県岐阜市にあるカフェを併設した花屋さんです。花屋さんがなぜ「チーズテリーヌ」を作るに至ったのでしょう? 〈h.u.g-flower〉は昨年系列店としてワインバーをオープン。そのとき、ワインに合うデザートを、と試行錯誤して開発したのが今回横浜で販売することになった「チーズテリーヌ」なのです。
こだわりの材料から生まれた大人向けスイーツ。
この「チーズテリーヌ」は主な材料はチーズケーキと同じです。ワインのお供としても楽しめる、大人のスイーツになることを意識して「チーズテリーヌ」と命名されたそう。
材料として使用する乳製品はクリームチーズ、生クリーム、サワークリーム、そして昨今は入手困難なこともあるバターも含めてすべて北海道産に限定。贅沢に混ぜ込まれているバニラビーンズは、いくつかの産地のものを試した末にマダカスカル産を使用するというこだわりぶりです。さらに小麦粉を使用していないので、グルテンフリーにこだわりがある方にもぴったりなデザートです。
早速「チーズテリーヌ」を試食させていただきました。ひと目見ただけで、バニラビーンズの黒い粒がたっぷり入っているのがわかります。口に運ぶと、ずっしりと密度高く、しっとりとしながらもふんわり。バニラの香りも豊かです。サワークリームの爽やかな酸味が程よく、控え目な甘さで食べやすい仕上がりです。
ワインに合わせるのはもちろん、クセがないので幅広い年代に好まれるスイーツとして、お土産にもぴったりです。
「チーズテリーヌ」専門店の誕生は、趣きある近代建築との出会いから。
「チーズテリーヌ」は、地元岐阜のワインバーでもお客さんから白ワインや軽い赤ワインに合うとたちまち評判に。持ち帰り用としてイベントで販売したときには、1時間で100本を販売するなど人気商品に成長しました。
そんな折、〈h.u.g-flower〉のオーナーは、知り合いから横浜の物件を紹介されて一目惚れ。それもそのはず。その場所は1929年建築の横浜貿易会館の一角。港町・横浜の趣きある近代建築のひとつとして知られています。「ここで『チーズテリーヌ』専門店を開こう」と決意したオーナーは、クラウドファウンディングを利用するなど準備を進め、〈h.u.g-flower YOKOHAMA〉がオープンすることになりました。
「チーズテリーヌ」は冷凍された状態で店頭販売されます。自然解凍なら2時間程度でしっとりとした食感に。半解凍の状態で食べれば、シャリシャリした食感を楽しむこともできます。冷凍状態のままキープすれば3週間も日持ちするので、少し先のお遣いものにも便利です。今後はチョコレートや桜など季節を意識したフレーバーの「チーズテリーヌ」も登場する予定だとか。
横浜散策の新しいお土産として、または、食事のあとや休日のティータイムのおともに「チーズテリーヌ」を試してみてはいかがでしょうか?
〈h.u.g-flower YOKOHAMA〉
■神奈川県横浜市中区海岸通1-1 横浜貿易協会ビル1F
■045-323-9380
■10:00~19:00
■不定休
■公式サイト