やさしい味わいがクセに。 【銀座】レトロ喫茶のホームメイドケーキ5選。自家焙煎コーヒーをいただきながら、至福の読書タイムに。 FOOD 2021.04.25

流行りのカフェもいいけれど、情緒溢れる喫茶店でゆっくりしたい。そんな時におすすめしたいのがレトロ喫茶。今回は銀座にある自家焙煎コーヒーと相性抜群な、レトロ喫茶店の自家製ケーキをご紹介します。

1.〈茶房 絵李花〉通いたくなる、ホームメイドの味。

〈茶房 絵李花〉

新橋演舞場の目の前、黄色いテントが目印のこちらは演出家・宮本亞門さんのご実家。亞門さんのお父さまが作る家庭の優しい味を求めて、ランチやコーヒーブレイクの時間ににぎわう。少し硬めの自家製カスタードプリン473円はホールで作り、カットして提供。最後にカラメルソースをたっぷりかけていただける。

〈茶房 絵李花(えりか)〉
■東京都中央区銀座7-17-4 アーク銀座ビル1F
■03-3543-2006
■9:30~18:30(土日祝10:00~17:00)年末年始休
■30席

2.〈CAFE 仏蘭西屋〉朝にも使いたい、レトロモダンな昭和喫茶。

〈CAFE 仏蘭西屋〉

地下階段を下りると、開業当初からある大きなシャンデリアに、一枚大理石、ウッド調の椅子や壁など昭和のレトロ喫茶を代表するような空間が広がる。大阪の本店から毎朝直送されるシフォンケーキは、昨年秋から登場。チョコレートのしっとりふわふわ生地にコーヒーを合わせて、1,200円(税込)でいただける。朝8時からの営業なので出勤前のモーニングにも使いたい。

〈CAFE 仏蘭西屋〉
■東京都中央区銀座3-7-16 銀座NSビルB1
■03-3564-0462
■8:00~21:00 元日休
■74席

(Hanako1195号掲載/photo : Chihiro Oshima, Kaori Ouchi (Royal Crystal Cafe) text : Ami Hanashima edit : Kana Umehara)

3.〈カフェーパウリスタ〉明治の頃から大衆を魅了する店で伝説のブラジルコーヒーを。

フランボワーズのソースのザッハトルテはコーヒーと共に。
フランボワーズのソースのザッハトルテはコーヒーと共に。

銀座でブラジルコーヒーを愉しむことが「銀ブラ」の語源だという説もある。そんな名店は、今もその大衆性を貫く。朝は常連客の朝食、昼はビジネスパーソンのコーヒー、夕方には出勤前の黒服やホステスさんに軽食を……。銀座で働くすべてのゲストを110年間変わらずに見守っている。

〈カフェーパウリスタ〉
■東京都中央区銀座8-9-16 長崎センタービル1F
■03-3572-6160
■9:00~20:00(モーニング~11:30)、日祝11:30~19:00 ※2階席は12:00~ 無休
■100席

4.〈トリコロール 本店〉銀座に異国の風を呼び込むクラシカルで静謐なカフェ。

人気のアップルパイ660円はコーヒーと共に。
人気のアップルパイ660円はコーヒーと共に。

英国の老舗〈ウィリアム・サックス社〉のガス灯が目印の外観は、銀座にあって異国情緒を醸し出している。そんな店内でいただけるアンティークブレンドは、中南米の高山で収穫された豆をネルドリップで丁寧に淹れた名物。これを抽出するのは技術や知識面でも認められたコーヒー抽出技術者のみだ。エクレアやアップルパイなど力作も多数。カフェ文化を優雅に再現した店には、特別な空気が流れている。

〈トリコロール 本店〉
アップルパイのみ3日前までに予約すればテイクアウトもOK。ホール3,500円で1日5台限定。
■東京都中央区銀座5-9-17
■03-3571-1811
■8:00~18:00 無休
■50席

(Hanako1195号掲載/photo : Kotori Kawashima text&edit : Kana Umehara)

5.〈十一房珈琲店〉の「ガトーショコラ」。

相乗効果でコーヒーも美味に
相乗効果でコーヒーも美味に

1978年の創業時はまだ珍しかった自家焙煎の珈琲店。真空管のアンプからジャズが流れる店内でいただく、一杯ずつ丁寧に抽出されるネルドリップのコーヒーが看板。たっぷり豆を使った濃厚な味わいなのに、柔らかさを感じる。「独特の口当たりはネルドリップならでは」と4代目店主・長谷川能一(よしかず)さん。人気のガトーショコラは、ケーキ工房〈ル・ププラン〉に特注した品。ヴァローナ社のチョコレートを使ったガトーショコラは、しっとりと深みのある甘さが大人の味わい。400円。

〈十一房珈琲店〉
■東京都中央区銀座2-2-19
■03-3564-3176
■12:00~21:30 無休
■32席

(Hanako1195号掲載/photo : Michi Murakami text : Kimiko Yamada edit : Kana Umehara)

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