駆け込み上海蟹に絶品屋台。 冬の香港を食べつくす!
ユニークなローカルフードに加えて、世界中から美味しいモノが集まる都市、香港。一年のうちこの時期しか食べられない上海蟹をはじめ、最新のフードトレンドも盛りだくさん。今すぐ訪れるべきスポットもあわせてご紹介します!
なんといっても上海蟹!
香港グルメといえば上海蟹。蟹身にほんのり甘味があり、本当に美味しくて、一度この味を知ると病みつきに。1年のなかでも10月から11月の間が旬と言われているので、今年のチャンスはもう少し! 私が訪れたのはミシュランスターレストラン〈夜上海〉(イエ・シャンハイ)。11月限定で前菜からスープ、メインまで上海蟹づくしの特別メニュー(HK$980)を展開中です。
こんな素敵なバーカウンターも。なんでもその昔、銀座にも支店があったそうです。お店オリジナルのXO醤(HK$15)はお土産にもおすすめです。ちなみに現在「Hong Kong Great November Feast」の真っ最中。ここ〈夜上海〉以外にも、さまざまなレストランで特別メニューが登場しているので、行くなら今!
〈夜上海〉
■6F, The Marco Polo Hong Kong Hotel, 3 Canton Rd, Tsim Sha Tsui, Hong Kong
■+852-2376-3322
香港政府お墨付きのフードトラックが登場。
香港特別行政区設立20周年を記念して、今年からストリートにお目見えしたのがこちらのフードトラック。主要観光地の周辺に全部で16台あり、小籠包や麺類などザ・香港なフードが手軽にいただけます。
こちらは〈柱花涼粉豆腐花)(HK$28)。豆腐を石膏粉という粉で固めて作るヘルシーなローカルスイーツです。
場所:Salisbury Garden, Salisbury Rd, Tsim Sha Tsui など。
空前のワインブーム到来中。
ひと昔前までは、香港人にとってワインといえばブルゴーニュ一徹。でも今やその時代は過ぎ、カリフォルニアやチリ、オーストラリアなど様々な産地のワインがどんどんポピュラーに。2017年の今、ワインブーム真っただ中なのだそう。〈香港ワイン&ダイン・フェスティバル〉という一大イベントも毎年開催されていて、今年は世界中から400以上のブースが出店。
米国のワイン評論家、ロバート・パーカーが点をつけた“パーカー・ポイント”のワインも88品柄。そのほかにも名だたるワインディーラー・プロデューサーが出店し大にぎわい。香港ではアルコール持ち込み可のレストランも意外と多いので、デパートや酒店で好みのものを購入して食事へ、なんていうのもおすすめです。
絶滅危惧!?本気屋台にも挑戦を。
土地開発が進む香港では、昔ながらの屋台がどんどん減ってきているのが現状。だからこそ、今挑戦するべきはオーセンティックな屋台料理。
香港島サイドのセントラルと呼ばれるエリアにあるここ〈盛記〉は、ランニング姿のシェフが寡黙に調理。その雰囲気のよさに加えて味もかなりのもの。なかでもホタテのガーリック蒸し(時価、この日はHK$85/写真上)は今回の旅のベストディッシュでした。
〈盛記〉
■9-10 Stanley Street, Central, Hong Kong
■+852-2541-5678
若者たちは“レトロ”に夢中。
60年代や70年代のレトロな雰囲気を再現した香港風の喫茶店、茶餐廳(チャーチャンテン)が、香港の若い世代の間で大流行中。日本でいう昭和ブームといったところですね。
こちらはマーケットで有名な九龍サイド旺角(モンコック)エリアにある〈火水爐冰室火鍋〉(Fo Shui Lo)というお店。エントランスは昔の映画館を再現。
ココア風味のフレークがのったフレンチトースト〈HK$34〉に、私も大好物の香港式アイスミルクティー(HK$18)。丼ものがHK$45~と食事系も充実しているので、ぜひ。
〈火水爐冰室火鍋(Fo Shui Lo)〉
■1/F, Legend Court, 33 Yin Chong Street, Mong Kok, Hong Kong
■+852-2663-1087
今すぐ香港に行きたくなった!そんなアナタにもう一つのおすすめは〈香港航空〉。
2006年創業の新しい航空会社ということもあり、東京香港間のビジネスクラスが往復8万円ほどと、かなりお得なのです。機内食は和洋中とバリエーション豊か。
東京香港間に就航している航空会社のうち、唯一ビジネスクラスのシートがフルフラットというのもポイント。マークもかわいい!スリッパはシックな紫。