【京都】こだわりコーヒーに出合える老舗喫茶店5選!有形文化財に登録された名店も。
2020.04.04

京都にはコーヒーの名店が集う。 【京都】こだわりコーヒーに出合える老舗喫茶店5選!有形文化財に登録された名店も。

いつもどこかのカフェで過ごしているという、インスタグラマーきょんさんが、京都のカフェ&喫茶店をご案内する連載「カフェノハナシin KYOTO」より、コーヒーにこだわっている京都の老舗喫茶店をご紹介します。
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1.昭和の香りが色濃く残る、有形文化財に登録された名店を訪ねて。〈フランソワ喫茶室〉

〈フランソワ喫茶室〉京都
〈フランソワ喫茶室〉京都
〈フランソワ喫茶室〉京都
〈フランソワ喫茶室〉京都

昭和9年に創業、平成15年には、国の有形登録文化財にも指定されたという、京都喫茶店を語る上で外せない、知る人ぞ知る超名店。よもやここが、繁華街の中心地に位置しているなんて思えないほど、気品溢れる落ち着いた空気に包まれています。また平成28年には、全面禁煙化を取り入れ、より華やいだ時間を過ごすことができるようになりました。豪華客船をイメージした店内。外光を掬うステンドグラスもあります。

〈フランソワ喫茶室〉京都
「チーズトースト」750円
〈フランソワ喫茶室〉京都
〈フランソワ喫茶室〉京都
「コーヒーゼリー」800円

ベースとなる食パンに負けないほど、驚きの厚みをしたチーズに一面覆われている、豪快かつ贅沢なチーズトースト! 噛みしめるほどに味わいが増していき、内面から満たされていくような充足感に包まれます。オープンから12:30までのモーニングタイムでは、サラダが付く上、珈琲or紅茶のチョイスならお得なセット割引も。

涼やかな姿で佇むコーヒーゼリーは、アイスクリームもトッピングされているので、これからの暑い季節にももってこいです。溶け出した甘いアイスと、落ち着いた風味のゼリーが絡まり合ったその瞬間、味わいが一気に加速します! アーモンドスライスをプラスすることで、香ばしさと食感のアクセントに。

〈フランソワ喫茶室〉京都
「珈琲」600円
〈フランソワ喫茶室〉京都

ブラックでごくりといただくもよし、フレッシュクリームを合わせてもよしなブレンドコーヒーは、各メニューの魅力をさらに引き立てる優しい酸味。渋さ溢れるロゴ入りカップとソーサーも必見です。

タイムスリップを疑似体験しているかのようなノスタルジックな空間に、すっかり身を委ねていると、「え!もうこんな時間!」と、時計を見て慌ててしまった(体験者談)なんてことになりかねないので、時間にゆとりを持って訪れることを心からおすすめします。

〈フランソワ喫茶室〉
■京都府京都市下京区西木屋町通四条下ル船頭町184
■10:00~23:00 (サンドイッチ&トースト 22:00 LO、ドリンク&ケーキ 22:45LO)
■年末年始、夏季(2日間)休

2.創業85年を超えた歴史ある老舗喫茶店で、スマートなひとときを。〈スマート珈琲店〉

スマート珈琲店 京都
スマート珈琲店 京都
スマート珈琲店 京都
スマート珈琲店 京都

寺町通りに伸びる商店街を歩いていると、姿を現すレトロな佇まい。お店を纏う空気感に誘われて扉を開いてみると、心をがっつりと捉えた歴史を感じる内装と珈琲の豊かな香り。ここは、昭和7年から現在までずっと愛され続ける老舗喫茶〈スマート珈琲店〉さん。照明が優しく灯すレトロ空間。階段を上った先ではランチを楽しめます。

スマート珈琲店 京都
「ホットケーキ」650円
スマート珈琲店 京都
スマート珈琲店 京都
「自家製プリン」550円

ふわふわ生地の「ホットケーキ」を二段に重ね、四角いバターを中央に乗せた、まさに絵本から飛び出たような理想的クラシックスタイル。ナイフを通す瞬間、指先に伝わる感触だけでもう”美味しい”が伝わっちゃうものだから、ナイフ片手に破顔してしまいそうになるのも仕方がないですよね。生地そのものがしっかり甘いけど、さらに甘味を欲する時は、お好みでシロップをタラリと。

もはやレポート不要じゃないかと思えてくる、色・艶・形、どれを取ってもパーフェクトな「自家製プリン」。おそらく、"珈琲一杯、プリン一口”の組み合わせは、延々と食べ続けられそうになるほどの化学反応を生み出します。シンプルイズベストを身を以て体現している姿、かっこよし。

スマート珈琲店 京都
「珈琲」500円
スマート珈琲店 京都

珈琲を飲んだとき”ホッとする”感覚は誰しもが経験したことがあると思うのですが、こちらの珈琲はその”ホッとする”感覚と共に、心にゆとりが生まれる味わいがすっと広がるのです。つまり、幸福な一杯そのもの。カップに描かれた男性と女性が向き合うシルエットもまた、微笑ましい幸せな光景ですね。

海外から来られたであろう方達も多く、朝から多言語が飛び交い賑わう店内。しかしながら、この空気感に合わせるように、それぞれのボリュームが適音に保たれていて、お店とここで過ごす方とのスマート(気の利いた)な想いが見事に調和した喫茶店です。

〈スマート珈琲店〉
■京都府京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町537
■075-231-6547
■8:00~19:00 無休(ランチ:火曜定休)

3.太陽光が全面から注ぐ喫茶室で爽やかなカフェタイムを。〈サンビーム〉

〈サンビーム〉京都
〈サンビーム〉京都
〈サンビーム〉京都
〈サンビーム〉京都

眩いくらいにまで空間を照らす自然光。どの席に座っても瑞々しさを感じられます。

〈サンビーム〉京都
「リンゴトーストセット」(850円)
〈サンビーム〉京都
〈サンビーム〉京都
「スコーン(単品)」(400円)

朝食や軽食に嬉しいサイズ感のトースト。添えられた自家製リンゴジャムは、果肉の食感をしっかりと残しつつもトロっとした舌触りが特徴的。使用するリンゴは、長野県飯綱町で採れたものを使用するというこだわりが。別添えにしてくださっているので、トーストと併せて食べることはもちろん、素材の旨味を知るためにジャムだけ味わうというのも◎

おやつメニューにラインナップしている特有の形状をしたスコーンにも、先ほど登場したリンゴジャムの姿が!さくっとした絶妙な歯触りと、香ばしさの奥に秘めた優しい甘さ。そこにリンゴジャムを添えることで、風味が格段にUP!

〈サンビーム〉京都
「ブレンドコーヒー」(450円)
〈サンビーム〉京都

珈琲はネルドリップで提供。雑味のない苦味とコクのバランスが取れた一杯は、普段紅茶と合わせて食べることが多いスコーンと合わせても相性good。紅茶はダージリン(hot)とアールグレイ(cold)の二種類が揃います。こだわりを貫いた自家製メニュー。オリジナルカップにオリジナルブレンド。そして、座った席から見ることができる、ここならではな自然美溢れる光景。どう表現することが適切か、言葉をいろいろと探してみたけれど、”素敵"という一言しか見つかりませんでした。

〈サンビーム〉
■京都府京都市右京区西京極新明町21
■8:00 ~ 16:00 月火休・日不定休

4.こだわりの一杯、ここだけの一品を求めて。〈コーヒーショップヤマモト〉

〈コーヒーショップヤマモト〉嵯峨嵐山
unnamed〈コーヒーショップヤマモト〉嵯峨嵐山
〈コーヒーショップヤマモト〉嵯峨嵐山
〈コーヒーショップヤマモト〉嵯峨嵐山
〈コーヒーショップヤマモト〉嵯峨嵐山

嵯峨嵐山駅からほど近い場所で、昭和の時代から50年以上営まれている自家焙煎珈琲専門店〈コーヒーショップヤマモト〉。観光地でありながらも、ざわつきを感じさせないローカル感と、20世紀らしい渋さに包まれたレトロ感が相まって、初めて訪れた人であっても、そんなことを全く感じさせない親近感を覚える一軒です。心安らぐクラシックな店内に和む。

〈コーヒーショップヤマモト〉嵯峨嵐山
「和牛カツサンド」(1,500円)
〈コーヒーショップヤマモト〉嵯峨嵐山
「フルーツサンド」(1,000円)

赤みを帯びた和牛の肉感に、心惹かれる喫茶グルメ。ふわっときて、さくっときて、じわ〜っと風味が押し寄せてきて…最後に口の中で和牛のポテンシャルを一気に解放!噛み締めるたびに溢れる濃厚な味わいは、専門店さながらの美味しさ。4カット目を食べる終わる頃、どうにも切なくなってしまいます。

伝わりますか、この「フルーツサンド」の圧巻の厚み...!イチゴにメロン、バナナやオレンジなどなど、あらゆる旬のフルーツを集結させ、ふわふわのパンとなめらかな生クリームでぎっしりとサンド。これはもう、フルーツサンドという名のショートケーキに近い感覚。

〈コーヒーショップヤマモト〉嵯峨嵐山
「特選ブレンド」(550円)
〈コーヒーショップヤマモト〉嵯峨嵐山

自家焙煎した珈琲は、ブレンドが7種、ストレートが10種、スペシャリティコーヒーが3種と、誰もが楽しめるバリエーションの豊富さ。入り口近くに配された珈琲豆を保管する落ち着いた風合いの棚は、経年による独特の存在感を醸し出しています。

朝は7時から開店しており、11時までの間はモーニング営業もされているので、嵐山散策をする際は少しばかり早く行動して、まずは地元で愛される喫茶店で一息ついてみてはいかがでしょうか。地元の方が憩うこの場所で朝の一杯をいただけば、ゆったりとした一日のスタートを切ることができますよ。

〈コーヒーショップヤマモト〉
■京都府京都市右京区嵯峨天龍寺瀬戸川町9-7
■075-871-4454
■7:00 ~ 19:00 木休

5.小説に登場しそうな遊び心とこだわりが詰まった大人の秘密基地〈ヱントツコーヒー舎〉

ヱントツコーヒー舎
ヱントツコーヒー舎
ヱントツコーヒー舎
ヱントツコーヒー舎
ヱントツコーヒー舎

非日常的というのか、そもそもこんな場所が本当に存在するのかとすら感じる創造性溢れる世界観。誰にも言いたくないけど、伝えずにはいられない魅力が詰まった喫茶室は、人一人が通るのがやっとの"まぼろし小路”を抜けた先にあります。眺めていると時折変わる空の色。こじんまりとした空間はお一人でも。

ヱントツコーヒー舎
懐かしい味わいのナポリタン。
ヱントツコーヒー舎
しっかりしっとりNYチーズケーキ。

喫茶定番メニューで構成されたフードメニューはスープがセットに。銀皿に乗せられて運ばれるナポリタンは視覚的にも懐かしさを覚えるけど、この優しいケチャップの味わいがこれまたたまらなく懐かしくて、一度手に持ったフォークの動きが止まりません。

しっかりもののチーズケーキはこちらの手作り。口に含めた瞬間すぐに分かるしっとり加減に、濃厚な味わいかつ軽い口当たりなので、食後でもペロリといけちゃいます。

ヱントツコーヒー舎
屋根裏で焙煎された珈琲。
ヱントツコーヒー舎

ハシゴを登った先にある屋根裏は焙煎室になっていて、駆け上がる姿がなんともクール。珈琲の説明書きが“深煎り”や“あっさり”とかではなく、“ハードボイルド”なんて書かれていたりするところもここらしくて、読んでいて楽しくなります。今回は4種の豆でブレンドされた”ヱントツブレンド”を。ブラックが苦手な方でも飲みやすいほどさっぱりしています。

こちらでは、来るたびに”え!前来たとき気がつかなかった!”という出会いや発見があります。カフェタイムを過ごしながらにして、こうもわくわくできるってなんて素晴らしいことなんでしょう。言葉だけでは伝えきることができない魅力で溢れたヱントツワールドに、ぜひ一度足を踏み入れてくださいませ。

〈ヱントツコーヒー舎〉
■京都府京都市上京区佐竹町110-2
■12:00~20:00(19:30L.O.)水・木曜休

(photo&text:kyonn)

【お知らせ】Hanako.tokyoでは基本的に本体価格を掲載しておりますが、2019年10月1日の消費税率改定以前に取材・掲載した記事にある(税込)表記の金額については、旧税率での掲載となっております。ご了承下さい。

京都の素敵なカフェをご紹介しています!「カフェノハナシin KYOTO」

カフェノハナシin KYOTO

いつもどこかのカフェで過ごしているという、インスタグラマー〈きょん〉さんが、京都のカフェ&喫茶店をご案内。そこで見つけた「ここに来たらぜひオーダーしたいひと皿」を、ピックアップしてご紹介します。優しい味わいのプリンやタマゴサンドに懐かしのナポリンタン……そして、もちろん、コーヒーも。京都ならではの時間がゆったり流れるカフェ体験を!(毎月第2・4土曜更新)

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