第36回 チュートリアル福田充徳の「はじめてパパのなんでも〈新発見〉!」 【チュートリアル福田の育児エッセイ・36】子育てを楽しいと思うにはコツがある。
2017年12月、待望の第一子となる男の子が誕生! 新米パパとして、まだまだわからないことだらけだと言う福田さんの育児日記です。子どもとの毎日の暮らしの中でみつけた発見や感動、ときにするどい(!?)ツッコミを赤裸々に語っていただきます!
全部、自分の「自己満」で片付けてしまってもいい!
以前に、福田が育児休暇をとるんじゃないか、なんて記事もでていましたが、さすがに仕事なくなるやろと思うので実際にはできませんが、できるだけ子育てに参加して関係性を築いていきたいと思っています。でも、それって本当に俺の自己満のためやな〜と感じるんです。だって、動物園に連れて行くのも、海外旅行に行くのも、子共に喜んでほしいというより、それ以上に自分が喜んではしゃいでる息子をみたい! という気持ちが強いんです。公園に行くのだってそうです。ひとりで滑り台をすべれるようになった姿を、俺がみたい! それだけなんです。
でも、そう考えていると楽じゃないですか? この間も、こどもの日だったのではりきって、ちょっと見栄えの良い料理をつくろうと、かまぼこで鯉のぼりを作って、ちらし寿司を作ったんです。よく息子のために料理をして「えらいね」「すごいね」と言われますが、それも自己満の為、と思えば気負いすぎることなく、自分の好きなようにできます。息子がこうこうこうして作ってほしいと言ったわけでも、SNSでいいねをもらうために、豪華な料理を作る必要もないんですから。
大人の勝手な自己満でいいなから、いろんなことをやってあげる。その小さいことの積み重ねが、勝手ながら息子への確かな愛情の関係作りになるんじゃないかなと思っています。お父さん、こんなこともしてくれてたんや、こんなちらし寿司も作ってくれてたんや、と(笑)。
まあ、ちらし寿司のことは忘れるかもしれませんが、自己満でいいと思えば、自分を犠牲にして子育てしているとか、我慢をしているとか思わないんじゃないですかね? だって、子育て=自分のためにしている、ってなるんですから。まあ、それだけじゃ乗り越えられないことも子育ての場面でたくさんありますが、でも、めんどくさい場面も「これやったら子どもがどんな顔するかな?」とか「こうしたらなんて言うかな?」と考えられるようになれば、つらくなくなることも多いんじゃないでしょうか。