やきいもの最強の焼き方|連載:はらぺこむすめの おちょぼめし
「食べ物と人」をテーマに作品を発表し続けている、夫婦イラストユニットで絵本作家の、はらぺこめがねさんによるイラストエッセイ。2018年早春に女の子が誕生、家族の食にまつわるあれこれを綴ります!
うちの旦那さんの実家が徳島なので、鳴門金時をいただくことが多いねん。めっちゃおいしいし、長持ちするからほんまありがたい。世間で流行っている、ねっとりしっとりの粘質の芋ではなく、昔ながらのホクホクほろほろの粉質の芋の鳴門金時。お味噌汁に入れると、甘くてなめらかな仕上がりになって最高でっせ!
ほんで、焼き芋も作り方次第では、ねっとりしっとり甘く仕上がるねん。旦那さんが、いい焼き方を見つけてからはずっとその焼き方で食べてますねん! ぜひ、みなさんにもやってみてほしい! とにかくどの作り方よりシンプルでしかもめさ美味しなる。詳しくはコチラを御覧ください。
洗って、そのままトースターにいれて、30〜40分焼くだけ!!!!
アルミホイルとか新聞紙とか、いりまへん!!
最初、「うそやん」思いましてん。せやかて、こちとら「石を鍋にいれて、アラジンストーブでじっくり数時間かけてつくる」最強の焼き芋作っってますんやで! そんな簡単に美味しいのんつくれますかいな! ってな姿勢で半信半疑でやってみたら……完敗。
粉質の「なると金時」が、まるで粘質のさつま芋のようにねっとり、そんでもってなめらかでしっとりほくほくというすんばらしい状態に仕上がりましてん。
皮まで美味しく食べられて、大満足!! え? こんな簡単なやり方で!? 今まで何をやっていたんやろって思いましたわ……。
それからというもの、焼き芋は我が家のおやつの定番になってますわ。おちょぼもよう食べてくれてうれしいわ。
もちろん、栄養も抜群の焼き芋。食物繊維、ヤラピン、レジスタントスターチの3つやて。ほんで、焼くことによって食物繊維が効率よくたくさん摂取できまっせ。腸活に焼き芋や! お通じ良くなれば、人生バラ色や。
(3歳9ヶ月ごろのおちょぼ)