Hanako w/ Seibu 〜22人のお店と、その暮らし。〜 仕事、子育て、人づきあいを同じ街で。西武柳沢にある人気ベーグル店〈M’s oven〉の地域暮らし。

LEARN 2019.06.29

新宿線「西武柳沢」駅のすぐ近くにある踏切脇に、小さいけれどひときわ目立つ黄色い「M」マークの看板。かじってパリッ、噛んでモチモチな食感の〈M's oven(エムズ オーブン)〉のベーグルはオープン2年目にして、すでに柳沢を代表するグルメのひとつになっています。いまや小学生からお年寄りまで、老若男女を虜にしている〈M's oven〉のベーグルですが、その原点は、我が子のための手づくりにありました。

母としての愛情から始まり、周囲の期待に応えて続けたベーグルづくり。

外はカリカリ、中はモチモチ。ボリュームがありながらも軽い食感で、ついつい食べすぎてしまいそう。
外はカリカリ、中はモチモチ。ボリュームがありながらも軽い食感で、ついつい食べすぎてしまいそう。

卵と乳製品アレルギーのために市販のパンが食べられない我が子に、おいしいパンを食べさせてやりたい──母親としてのそんな純粋な思いから始まったというベーグルづくり。だからこそ、それを販売するなんて、ましてや店を持つなんて、はじめは考えてもいなかったという相原万里さん。

ほどなくして「子どもが通っていた保育園の友だちにもやはりアレルギーの子がいたので、うちにもつくってとママ友に頼まれるように」なり、生産数はどんどん増えていきました。

ベーグルを焼きながら接客もこなす相原さん。ちょっとしたおしゃべりを楽しみにくるお客さんも。
ベーグルを焼きながら接客もこなす相原さん。ちょっとしたおしゃべりを楽しみにくるお客さんも。

「その頃は会社勤めをしていたので、休日にまとめてベーグルを焼いていました。家庭用のコンベンションオーブンで焼けるのは一度に4個。それなのに、50個以上焼かなければいけなくて(笑)!」

休日はベーグルづくりにかかりっきりで、子どもの面倒を見ることもままならなくなってしまいました。そんな状況を打破すべく、相原さんはシェアキッチンを借りることを思いつきます。多摩湖線「一橋学園」駅近くにシェアキッチンを見つけ、週2日だけ営業するお店をスタート。
■続きは「Hanako w/ Seibu」をチェック。

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