密着!Hanako Lab's Style! 人と人をつなぐ!坂上由貴さんのON/OFFスイッチ

LEARN 2019.03.31

東京で働きながら、自分らしく輝いているハナコラボメンバー。実際はどんな仕事をして、どんなことに夢中になっていて、どんな風に毎日を過ごしているんだろう?そこで、メンバーの1日に密着。リアルなライフスタイルから、毎日を楽しむための“ON”と“OFF”のスイッチをみつけました!

さて、今回密着するハナコラボメンバーは…

名前:坂上 由貴(さかうえ・ゆき)
年齢:31歳
職業:バリスタ、女将
活動エリア:渋谷周辺
インスタグラム:@yuki_snowdrops

【ON】自分らしくいられる場所で、自分らしく働く

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昼は本郷三丁目の和菓子屋でバリスタとして働き、夜は渋谷のんべい横丁にある「黍/kibi」と「莢/saya」で女将として働いている坂上由貴(31)さん。飲食店業界で働いて10年。自分で店をやっていたこともあるそうですが、現在はひとつの店に縛られない働き方をしています。

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坂上さんが働いていると聞いて訪れたのが、渋谷のんべい横丁にある「黍/kibi」という民芸の器とお酒の店。こぢんまりとした空間はアットホームな雰囲気で、思わず「ただいま」と言ってしまいたくなるほどです。坂上さんは毎週金曜日にお店に立っています。

「どうぞ、入って入って!」とカウンターの奥に招かれて、まずは1杯。大きな氷を砕いて手際よく「焙煎麦焼酎 こふくろう」の麦茶割りを作ってくれます

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坂上さんが「麦茶はミネラルが入っているから、麦茶割りにして飲めばおいしくて二日酔い対策にもなって一石二鳥ですよ!」と言う通り、芳しい香りの焼酎と麦茶の風味がマッチして飲みやすく、グビグビと飲めてしまいます。

初対面の人とも一気に親しくなれそうなくらい居心地のいいこの店で、坂上さんが大切にしているのは人と人との繋がり。「自分に会いにお客さんが来てくれるというのは嬉しいですよね。接客業をしていると、お客さん同士は知り合いじゃないけど『この人とこの人、合いそう』ってピンと来ることがあるんです。お客さん同士がたまたま居合わせた時に紹介すると、やっぱり仲良くなったりして。人間関係や仕事が目の前で広がっていく様子を見た時に、やっていて良かったなって思うんです」やりがいを感じながら仕事に取り組む姿がステキです。

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昼間は和菓子屋でバリスタとしても働いている坂上さんは、コーヒーを淹れる技術も一流。「豆の状態や抽出時間によってどういう風に味が変わるか、マシンを使って細かくデータを取っています(笑)」と、興味があることはとことん突き詰める研究者気質な一面もあります。

「コーヒー割り」は坂上さんが出勤している金曜日のみのメニュー。
「コーヒー割り」は坂上さんが出勤している金曜日のみのメニュー。

そんな坂上さんが丁寧に淹れた絶品のコーヒーは、「コーヒー割り」にしていただきます。焼酎やウイスキーなどの強いお酒はちょっと……という方でも、コーヒーで割って飲めば苦味が効いてスッキリした味わいに。コーヒー割りがこんなにおいしかったなんて、知りませんでした!「バリスタと飲み屋って一見別物のように見えて、繋がるところはたくさんあるんです。お酒に合うコーヒーの味を考えたりすると自分の中でも世界が変わっていきますね」と、職場をひとつに絞らないことで、自分自身の可能性を広げています。

〈民芸の器と酒の店 黍/kibi〉
■東京都渋谷区渋谷1丁目25−9
■03-3797-6303
■18:00〜24:00
■土日定休

【OFF】休みの日も、話題の店をまわってリサーチ

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勉強のために、休みの日も飲食店に足を運ぶという坂上さん。お酒も大好きなので、飲み屋にもよく訪れるそう。そこで今回訪れたのは、渋谷ストリームの2階にあるイタリアンの大衆酒場〈Petalo(ペタロ)〉です。早速お酒を注文すると、かわいらしいイタリア製の鶏のデキャンタになみなみとワインが入った「ワインスプリッツァー」が登場。お酒好きにはたまりません!

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ワインはグラスではなく有田焼のお椀に注いで豪快に飲み、お好みで炭酸やフルーツを入れて味の変化を楽しめるのが〈Petalo〉のスタイル。これは、イタリアのエミリアロマーニャ州にある一部の地域の伝統的な飲み方だといいます。

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それでは乾杯! 飲みやすい味わいのワインなので、おしゃべりしながらグイグイ飲めてしまいます。

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「毎日卵を食べないと気が済まない!」というほどゆで卵好きの坂上さんが毎回注文するメニューが、こちらの「ウフマヨ」。お酒のつまみにぴったりの味付けです。

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みんなで飲むなら、「ペタロの生ハム・サラミ 6種盛り合わせ」もおすすめ。〈Petalo〉では常時10種類以上の生ハムやサラミがそろい、産地や製法によって違う味わいを楽しむことができます。

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プライベートでも人思いな坂上さん。「落ち込んでいる友達がいたら、声を出させて食べさせるようにしています(笑)。元気がないときは体も元気がない。話して、肉を食べに連れて行って、カラオケで大声を出して発散したら、いつの間にか心も体も元気になると思うんです」身の上話につきあってくれたり、励ましてくれたり、時には厳しいことを言ってくれたり。初対面でも程よい距離感でスッと仲良くなれて、いつの間にか心と心で語り合える。一緒に話していると自然と前向きな気持ちにさせてくれるところも、坂上さんの魅力のひとつです。

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店長のザッキーさんやオーナーとも知り合いで、Petaloの天井に吊るされた迫力のあるドライフラワーは、坂上さんの知人のフラワーアーティスト綱川禎子さんを〈Petalo〉オーナーに紹介したことで実現したもの。「テクノロジーが進化していく中で、ロボットにできる仕事も増えてきているじゃないですか。でも私はロボットに負けないことをしたいなって小学校の頃から考えていて。それで心を持ってできる事をしたいと思ったんです」というように、人と人との繋がりを大切にする坂上さん。仕事もプライベートも関係なく「縁」を大切にすることで、自分らしい世界を広げています。

フラワーアーティスト綱川禎子さんのインスタグラムはこちら
https://www.instagram.com/whole_tokyo/

★My Favorite Item

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坂上さんをONにもOFFにもさせてくれるアイテムは香り。のんべい横丁で働いている時は食事を出さないので、空間をリフレッシュさせるためにハーブのスプレーを使っているそうです。

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普段から仕事でコーヒーを淹れているため、OFFの時はカフェインレスの飲み物を飲んでOFFモードにしているそう。コーヒー、チョコレートのロースター(焙煎士) 高堂謙一郎さんが坂上さんのお店に訪れたことで知るきっかけとなった、高堂さんが製法・機材・レシピ・パッケージまでを手がけるっチョコレートもお気に入り。OFFモードにしてくれる食べ物のひとつです。

坂上由貴さんのこれから

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「今までいろいろな飲食店で働いてきたけれど、どこに行っても結局は人間性が一番大事だなと思うんです。自分しかできない仕事かどうか、楽しめる仕事かどうか、そして自分らしくいられるかどうかを大切にしています」と、仕事への熱い想いを語る坂上さん。そんな坂上さんの夢は、飲食だけにとどまらず、異分野にも広がっています。
「今は女性のためになることにも興味があって、薬膳の勉強を始めました。あとは地元の九州・対馬を盛り上げたいという気持ちもあって、宿やお店づくりのプロジェクトも進めています」

5年後10年後はどうなっているかわからないけれど、今やりたいと思うことはすぐにやる。自分がやりたいことに共感してくれた人がいれば自然と助けてくれて、自然と方向性は決まってくる。自分自身を信じて行動しているからこそ、坂上さんの周りには人が集まり、繋がりができているのでしょう。

今回の取材場所はココ!

〈民芸の器と酒の店 黍/kibi〉
■東京都渋谷区渋谷1丁目25−9
■03-3797-6303
■18:00〜24:00
■土日定休

〈petalo〉
■東京都渋谷区渋谷3丁目21−3 渋谷ストリーム2F
■03-6805-1754
■11:30〜14:30/17:00〜23:30

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