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祝・還暦! 60歳。 東京タワーの歴代制服が大集合で、いつの時代もかわいすぎ!
東京を生きる私たちをいつも温かく見守ってくれている東京タワーが、ついに2018年の年末に60歳に。誕生日にはアテンダントの歴代制服を振り返るファッションショーが開催されました。バブルが弾けたあとは落ち着いたカラーの制服が続いたりと、各時代の空気感や流行が制服にも反映されていて、実に面白いのです! さあ、あなたはどの制服推しかな⁉
60歳になった東京タワー! KANREKI(還暦)REDに輝く。
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還暦といえば、赤いちゃんちゃんこ! ということで、誕生日には“ちゃんちゃんこカラー”に身を包んだ東京タワーの艶姿(あですがた)がお目見えしました。いつもは「インターナショナルオレンジ」と「白」の2色なのですが、この夜はよりゴージャスに輝く特別仕様。
そんな東京タワーの麓で行われたファッションショーには、1958年から2018年まで、女性アテンダントが着用した全50着(冬服26着・夏服24着)のうち冬服9着の復刻版が登場。これに加え、現品保存している冬服と、現在着用中の1着を合わせた計13着が舞台に並びました。さっそく各時代の制服をご紹介します!
【1958年/開業元年】当時トレンドのスモーキーカラー&クラシカル。
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東京タワーが開業したのは、当時の皇太子妃が決定したことで“ミッチー・ブーム”が巻き起こり、初の一万円札(聖徳太子)が発行された年でした。
制服は、当時流行していたスモーキーカラーのワンピースと、ターコイズのベレー帽のロマンチックな配色。フィット&フレアのワンピースと、清楚な白のビッグショルダーがとってもクラシカルな印象です。
【1968年/開業10年】鮮やかレッドのフューチャールック。
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メキシコオリンピックが開催され、川端康成氏がノーベル文学賞を受賞した1968年は、人気深夜ラジオ『オールナイト・ニッポン』が放送開始された年でもあります。
ローズレッドカラーに真っ先に目が行く制服は、レトロフューチャーな印象。Iラインスタイルのワンピに頭にちょこんとのせたミニ帽子がIt’s sooooo キュート!
【1971年/開業13年】流行中だったミニスカートでモダンに!
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NHK総合テレビの全番組がカラー化され、日本をボーリングブームと、ジーンズブームが席巻した1971年。
当時流行中のミニ丈を採用したボックスプリーツスカートの動きやすい制服も、世相を反映したのかスポーティーな印象ですね。スタイリッシュな白と黒のバイカラーが斬新なジョッキー帽と、ワンピースはエッジがきいて実にモダン。知的な印象のロールネックカラーも素敵です。
【1973年/開業15年】オイルショックの時代を、ビタミンカラーで応援!
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第一次オイルショックに見舞われた1973年の制服は、ビタミンカラーのオレンジと爽やかな白のコントラストが眩しくて。「混沌とした時代にこそ明るい制服を見たい!」という時代の気分がばっちり反映されているのでしょうか? チューリップハットやAラインのワンピ、太めの白ベルトのウエストマークは、今振り返るとレトロ!
【1978年/開業20年】サファリルックでスポーティーキュート。
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東京タワー開業から20年の節目の年には、新鮮な開襟デザインのサファリルックがお目見え。ゴールドの胸元ボタンとツイストバックル、白ベルトのウエストマークがスポーティーな印象です。
同年には現在の〈成田国際空港〉が開港し、ディスコブームが起きました。タワー大神宮が建立されたのもこの年。
【1988年/開業30年】当時のトレンドを意識した肩先に注目。
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開業から30年目の1988年は、バブルへと向かう高揚感に包まれており、東京ドームや青函トンネルも開業しました。何を隠そう『Hanako』の本誌(雑誌)が創刊した年でもあります。
制服はDCブランドファッションの時代らしく、未来的なアシンメトリーデザインが特徴的。当時は、肩パットが流行していたので、制服も肩先を強調するタックアクセントになったのかも?と想像してしまいます。実は足さばきのよいボックスプリーツスカートで、快活なスタイル。帽子はビッグベレー帽を浅めに被ってかわいらしい印象です。
【1989年/開業31年】平成元年は、トレンドのセットアップスーツ。
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昭和天皇が崩御され、元号が平成へ改元になった1989年。3%の消費税もスタートしました。この年から東京タワーではオレンジ色のライトアップ「ランドマークライト」が点灯。
時代は引き続きバブル真っ只中で、巷ではレディライクなセットアップのスーツスタイルが流行していました。東京タワーの制服もそんなトレンドを軽やかに取り入れ、肩先のタックがふんわりした印象のボレロジャケットがお目見え。
【1991年/開業33年】ジュリアナ東京OPENの年は、バブルの香り。
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湾岸戦争が勃発した1991年。バブル時代の代名詞でもある伝説的なディスコ〈ジュリアナ東京〉がオープンし、角界では千代の富士の引退と、若貴ブームが話題となりました。
制服はオレンジと黒のコントラストがスタイリッシュな、やはりこちらもセットアップスタイル。連なるゴールドのボタンがついたボレロ・ジャケットに、どことなくバブルの香りを感じる一着です。
【1998年/開業40年】ギャルの時代は、モード&セクシー!
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東京タワー開業から40周年の1998年は、女子高生を中心としたギャルたちがトレンドリーダーだった時代。グリーンのタータンチェック柄がどことなくスクールガール風な雰囲気。当時流行していたボディコンシャスでタイトなフォルムは、セクシーかつ知的です。ゴールドボタンのアクセントが、数ある制服の中でもひときわモード感を放っていますね!
この年に、東京タワーのキャラクターであるノッポン兄弟が誕生。そして、長野冬季オリンピックが開催されました。
【2008年/開業50年】ショートマント風ジャケットで爽やか。
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リーマンショックが起きた2008年は、北京オリンピックが開催された年でもあります。東京タワーではこの年から新ライトアップの「ダイヤモンドヴェール」がスタートしました。
こちらの制服は、スタイリッシュなショートマント風のジャケットと波状に広がるトリミングラインが目を引きます。プラチナシルバーカラーとターコイズブルーのパネリングも個性的!
【2011年/開業53年】レディライクなミストグレーのスーツ。
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東日本大震災が発生し「絆」がキーワードになった2011年。テレビが地上デジタル放送に完全移行し、サッカーのなでしこジャパンが優勝した年の制服は、レディライクなスーツスタイル。
襟元の白襟のような切り替えと、フラワーアレンジもできる首巻きスカーフが上品さを演出。スイングするようなマーメイドフレアスカートが女性らしさを際立たせています。
【2014年/開業56年】知的なジャケット×ポップな水玉スカート。
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消費税率が8%に増えたこの年は、ソチ冬季五輪が開催され、〈あべのハルカス〉が完成しました。
知的な印象のネイビーブルーのコンパクトなショートジャケットに、ポップな水玉プリントのスカートを合わせた大人キュートなコーデです。よく見ると、スカーフにも、スカートとお揃いのプリントが。
【2018年/開業60年】還暦を盛りたてる現代の制服はこちら!
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いよいよ、時代は現在へ! 2019年1月の時点で着用されている制服の登場です。築地市場が豊洲市場へ移転した2018年の12月23日に、60歳の還暦を迎えた東京タワーを彩るのは、2014年の制服をベースに、ジャケットがローズピンクに変更し、より華やかな印象へと進化した一着です。上品で、かわいい!
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ファッションショーのラストは、アテンダント全員がずらりと勢揃い。60歳の誕生日に建設以前からの社名「日本電波塔株式会社」から「株式会社東京タワー」に変更されたことも発表されました。前田伸社長や、キャラクターのノッポン兄弟も舞台上にそろい、還暦REDに身を包んだ東京タワーを祝福したのでした。