みんなで切り分けて、ほっこり食べよう。 新たな“冬の風物詩”はコレ!個性豊かな味わいの「HYOGOシュトレン」を食べ比べ。

LEARN 2018.12.22

クリスマスシーズンに街中で見かける、ドイツ発祥のパン「シュトレン」。近年、日本でもブームになっていますが、実は“パンの街”として知られる兵庫・神戸では、およそ90年も前から地元の人々に親しまれてきました。今回は、そんな神戸のシュトレンを広めるべく活動する「HYOGOシュトレンの会」が行う、シュトレンの食べ比べイベントに行ってきました!

「シュトレン」と「神戸」の歴史。

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表面は雪のように白く、中はドライフルーツがたっぷり…その印象的な見た目と美味しさで、じわじわと人気を集める「シュトレン」。

本場ドイツでは、大きなシュトレンを家族みんなで少しずつ切り分けながらクリスマスを待つ、という素敵な文化があります。最初に神戸でシュトレンが作られたのは約90年前。それ以来、神戸ではドイツの伝統文化を守り続け、多くのパン屋さんで様々なシュトレンが作り続けられてきました。

「HYOGOシュトレンの会」とは?

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「HYOGOシュトレンの会」は、そんな歴史あるシュトレンを、一時的なブームではなく、しっかり“文化”として根付かせていきたいという熱い想いのもと発足された会。

コーヒーや紅茶、ワインなどと合わせて食べるシュトレン本来の食べ方を、地元の方にはもちろん、観光で訪れた方にも広める活動を始めています。

HYOGOシュトレンの会・満保善英さん。
HYOGOシュトレンの会・満保善英さん。

こちらは「HYOGOシュトレンの会」の事務局として活動する満保(まんぼ)さん。ご両親が神戸出身で、小さな頃からシュトレンには馴染みがあったといいます。「高品質なシュトレンを、ストーリーとともにお届けしたい」とお話していました。

HYOGOシュトレンの会会長・上原嘉恒ハインリッヒさん。
HYOGOシュトレンの会会長・上原嘉恒ハインリッヒさん。

創業より94年の歴史を持つ、神戸の老舗パン屋さん「フロインドリーブ」の4代目であり「HYOGOシュトレンの会」で会長を務める上原さんは、「家族みんなで食べられるパンであるシュトレンの認知を、もっと高めていきたい」と語りました。

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ドイツでは、シュトレンのレシピの基準が法律で決められているように、「HYOGOシュトレンの会」でも「HYOGOシュトレン」の定義を定めています。配合は「小麦粉に対し、バター30%以上、ドライフルーツ60%以上を練り込んでいること」。

これは、ドイツで定められている「美味しいシュトレン」をベースにしつつ、お店ごとの個性を出せる余地を残した、絶妙な配分だそうですよ!

9種類の「HYOGOシュトレン」を、いざ食べ比べ!

左から「サ・マーシュ」、「ブーランジェリーレコルト」、 「イスズベーカリー」、「コンセントマーケット」、「ケルン」、「市島製パン研究所」、「原田パン」、「ベッカライ・ビオブロート」、「フロインドリーブ」。
左から「サ・マーシュ」、「ブーランジェリーレコルト」、 「イスズベーカリー」、「コンセントマーケット」、「ケルン」、「市島製パン研究所」、「原田パン」、「ベッカライ・ビオブロート」、「フロインドリーブ」。

今回は、「HYOGOシュトレンの会」のメンバーである9つのパン屋さんから、個性豊かなシュトレンが大集合!お皿に並んでいるのを見ると、色や形はバラバラ。シュトレンにこんなに違いがあるなんて…改めて驚きです!

味も食感も、一つひとつ違います。
味も食感も、一つひとつ違います。

自家製バターを練り込んだリッチなシュトレンや、ドイツ人シェフ直伝のもの、ドライフルーツにこだわったもの、スパイスをふんだんに利かせたもの、オーガニック原料のものなど…それぞれのこだわりを聞きながらモグモグ。

子どもも好きそうな甘~いお菓子系のものや、スパイスのきいた大人向けのものまで、本当に味わい豊か!シュトレン、かなり奥深いです。

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今回の食べ比べイベントでは、芦屋市に本店のある紅茶専門店「TEA TRAVELLERS」の紅茶と、神戸・元町のコーヒースタンド「Lima coffee」のコーヒーをペアリングしました。

ペアリングすることで後味もすっきりし、何個でもいけちゃいます(ちなみにもちろん完食)!

女性におすすめなのは「コンセントマーケット」、「ベッカライ・ビオブロート」だそう。
女性におすすめなのは「コンセントマーケット」、「ベッカライ・ビオブロート」だそう。

「シュトレンを食べてみたいけれど、すぐには兵庫へ行けない!」という方は、今回ご紹介した9種類のシュトレンを、兵庫のお店から配送も可能だそうですよ。

お値段はそれぞれ「フロインドリーブ(2,200円)」、 「市島製パン研究所(2,400円)」、「原田パン(1,300円)」、 「イスズベーカリー(2,200円)」、 「ケルン(2,000円)」、「コンセントマーケット(2,500円)」、「ベッカライ・ビオブロート(2,400円)」 、「ブーランジェリーレコルト(2,400円)」、 「サ・マーシュ(2,000円)」。

あなたのお気に入りのシュトレンを見つけてみてくださいね!

『HYOGOシュトレン・フェスト2018』も開催中!

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また、神戸では12月24日(月)まで、街ぐるみで行う日本初のシュトレンイベント『HYOGOシュトレン・フェスト2018』を開催中です!「HYOGOシュトレン」のレシピに沿って製造したシュトレンを、兵庫県内の各店頭にて販売しているので、気になる方はぜひチェックを。

「家族みんなで集まることが少なくなっている現代に、日常の何気ない場面で、みんなでシュトレンを食べてほっこりとした気持ちになってほしい。“HYOGOシュトレンの会”の2年目からは、東京でもシュトレンを販売する予定なので楽しみにしていてください!」と語ってくれたお2人でした。

『HYOGOシュトレン・フェスト2018』
■期間:2018年12月24日(月)まで
■場所:兵庫県内の各参加店舗
https://www.hyogostollen.com/

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