天国にいちばん近い島。 【グルメ編】 ニューカレドニアの朝市と、生ハチミツ。
“天国にいちばん近い島”として知られる、南太平洋に浮かぶフランス領「ニューカレドニア」へのTRIP。絶景編に続く2回目のレポートはグルメ編。人気のマルシェ(朝市)や、天然すぎるとろ〜り生ハチミツなどを初体験してきました。第1回目の記事はこちら。
世界最大のサンゴ礁ラグーンがユネスコ世界遺産登録10周年を迎えた節目の今年、思い切って、旅へ!
地元の朝市でローカルな朝の空気を深呼吸
首都・ヌメアの人々の活気を体感したいのなら、彼らの台所であるマルシェ(朝市)へと足を運んでみて。
数多くの屋台が出店し、日本では馴染みのない南国フルーツや、島国ならではの新鮮な魚介類などが所狭しと並んでいます。
オープン時間は朝5時から11時まで。特に休日は、昼近くになるとどんどんお客さんが増えていくので、早めに訪れるのが吉。
赤と白のストライプがカワイイこちらのコーヒーショップは特に人気。ローカルや観光客でごったがえしていました。ほかにも無添加の手作りチーズやスイーツなども売られているので、その場で買ってフリースペースで味見するのも楽しいです。フランスパンが積み上げられた屋台を見れば、ニューカレドニアはフランス領だということを思い出すはず。
穏やかな内海を眺めながらいただく自家製ガレットと伝説のシードル
ランチでぜひ訪れてほしいのが、首都ヌメアのアンスバタ地区にある「Creperie Au Rocher」。シトロン湾を望みながら約80種ほどあるバラエティ豊かなガレットやクレープを選んで食べることができます。
写真は、マグロの刺し身や、生野菜、柑橘類が盛られたお食事系クレープ。オレンジとマグロのタルタルソースの組み合わせが珍しく、サラダ感覚でさっぱりといただけます。
イチオシのガレットは「自家製キャラメルとバニラアイスクリーム」。すべてのガレットにはチーズが練り込まれており、香ばしい焼き色が魅惑的であります!
自家製シードルも人気。ナチュラルな甘さの中に、リンゴの皮の渋みが効いた大人の味です。
晴れた日はテラス席で、穏やかな海と青空を眺めながらのんびり過ごしたい絶景グルメスポットでした。
意外な味に仰天!栄養満点の生ハチミツを初体験
ニューカレドニアの名産物といえば、とろ〜り濃厚な生ハチミツ。この国にしかない固有種の花や植物から採取した、さまざまなフレーバーのハチミツを自社農園や提携ファームで作っているお土産店「「Miel de Mou(ミエル ドゥ ムー)」では、ご覧の通りイエローやゴールド、ブラウンやオレンジなど個性豊かな生ハチミツがズラリ!
生ハチミツには、花への農薬や、蜜蜂を長生きさせるための抗生物質は一切使われていません。巣箱で完熟したハチミツを採取し、寝かせ、不純物を除去しただけ。加熱処理もしていない天然の状態です。
濾過(ろか)をせず、良質な栄養素を含んだ蜂の花粉であるピーポーレンや、蜂の巣を抗菌して守るために蜜蜂が作りだすプロポリスなどは、できるだけ自然のまま残しているそう。
「ドラゴンフルーツ」からニューカレドニアが原産の樹木「ニアウリ」のハニーまで、「こんなものからハチミツが採れるの⁉」とびっくり。甘味の中にも苦さや植物独特のクセがあったりと、「甘くて濃厚」だけではとても言い表せない個性的なフレーバーばかりで、これまでのハチミツの概念が覆されていきます。
お土産店「「Miel de Mou(ミエル ドゥ ムー)」は「ヒルトン・ラ・プロムナードレジデンス」近くの「Art Premier Galerie」の2階になりますが、通常はオープンしていないので1階の「Art Premier Galerie」で購入してくださいね。
海の上の神秘的なレストランへ!
夜は、アンスバタ湾に浮かぶ海上レスラン「Le Roof」へ。透明の敷居で隔てられてはいますが、手を伸ばせば届きそうなくらい近くに、海が!
店内の中央には床がなく、まるで釣り堀のような感覚で海面を覗き見ることができます。もし昼間に訪れていたら、透明なエメラルドグリーンを堪能できたはず…。でも、夜の海も神秘的で素敵でした。
まるで海の上に浮かぶ心地で(実際には浮かんでませんが)、食事を楽しむことができます。
5つ星のラグジュアリーホテルでランチ
宿泊したブーライユ・デヴァ地区にある5つ星のラグジュアリーホテル「シェラトン ニューカレドニア デヴァ スパ&ゴルフリゾート」でいただいたランチもご紹介。
ビーチサイドのレストラン「SAND BEACH GRILL」は、豪快な肉料理が自慢。牛肉の串焼きに思い切りかぶりついて!付け合せは、ジャガイモのグラタンをチーズソースで仕上げたもので、こちらもうまし。
白身魚のフィレとパイナップルのロティ(丸焼き)。トマトのプロヴァンス風ソースをかけて。スイーツももちろん充実しています。
気付けば、とっておきの美しい風景とともにいただく機会が多かったニューカレドニア・グルメ。日本とたった2時間しか時差のない南国の楽園へ(フライト時間は約8時間)、世界遺産10周年を迎えるラグーンとグルメを体験しに、飛び立ってみてはいかが?
(Cooperation:ニューカレドニア観光局、エア・カレドニア・インターナショナル航空)