きゃりーぱみゅぱみゅの大人なLADYになるわよコラム 〜第76回 保育園に落ちたわよ〜
第76回 保育園に落ちたわよ
皆さま、ごきげんよう。新米ママとして保育園の選考に申し込んだら見事落っこちてしまった、きゃりーぱみゅぱみゅです。

まあ、落ちるだろうなと薄っすら思ってはいました。
でも最初は「いけるっしょ」という謎の自信があったんですよね。
なんだかんだ保育園ってみんな行ってるしって。
ところがあとでいろんな人に聞いてみたら、今回応募した“認可保育園”の一次募集は、私の住んでいる地域では相当ハードルが高いということがわかってきました。
認可保育園って、国が決めた基準を満たして認可されてる安心感があるし、料金も安いし、なんなら東京都は百合子パワーのおかげで無料だったりするので、とにかく人気です。
私が応募した保育園は、最終的に倍率が60倍くらいになったそうです。そりゃ滅多なことでは受かりませんて…。

では、どうしたら受かるのか?
それにはとにかく“ポイント”が必要です。
週にどのくらい働いてるのか?みたいな家庭内事情がポイントに換算されて、保育の必要性が高い家庭を優先して入園させるという点数制なんですね。
例えば、おじいちゃんおばあちゃんと同居してたら、「保育できる親族がいる」とみなされて、地域によってはポイントが下がってしまうことがあります。
でも逆に、介護しないといけない家族がいると、ポイントが上がる可能性もあるみたいです。
シングルマザーとかシングルファザーもポイントが上がります。
あと、上の子が先に園に入ってると、それも多くの地域ではポイントが上がるようです。それぞれ別の保育園になると送り迎えとか大変になるからですね。
これを審査するのは、認可保育園の申し込み窓口となる市とか区といった自治体です。
役所の方針としては基本的に困ってる人から優先的に入れたいらしく、噂ではそれを逆手にとって認可保育園に入れるためだけに離婚をする人とかもいるんだとか…。
まあ、都市伝説だと思うんですけど、裏を返すとそのくらい入りにくいってことでもあるんでしょうね。

しかし、まだチャンスは残っています。
二次募集があります。
一次募集で受かった人が突然引っ越すことになったり、入園したけど合わなくて辞めちゃったりとかで枠が空くことがけっこうあって、意外とそこに滑り込みで入れることもあるらしいです。
というわけで早速、二次募集に申し込み。
ミラクルを信じて、一次で落ちた倍率60倍の園も書きました。
あと前回は、今考えるとちょっとありえない申し込みの仕方をしてたので、それも修正しました。
前回は謎の自信があったのと、「うちはマジで本気なんです‼️」というのをアピールするために、あえて第一志望しか書いてなかったんですよね…。
第七志望くらいでやっと受かったという人がけっこういるというのに、マジでアホアホ私のアホ😖
私としては「え、一個だけなのこの人!?」という熱い想いを役所の人に受け取ってほしかったんですけど、ChatGPTいわく「そういうのは別にない」そうです。

貴重なチャンスを無駄にしてしまいました。
今回は第五志望くらいまで書いてみたんですけど、さあどうなるか?
これでもしダメだったら、園独自のやり方でやってる“認可外”の保育園か、あと東京独自の基準でやってる“認証”保育園という選択肢になります。
認可外はいわゆる私立の学校みたいな感じで、お値段は高めなんですけど、英会話とかユニークな教育をやってたり、長時間とか土日でも預けられる柔軟性があったりするメリットがあります。
認証は、認可と認可外の中間みたいな立ち位置ですかね。お値段は認可ほど安くなく、認可外ほど高くなくて、時間的な融通も認可外ほどではないけど、まあまあきくみたいな感じ。
でも一度認証に入れると認可のポイントが落ちちゃうらしくて、なかなか悩ましいところです。
で、Xに軽い気持ちで結果報告したら、想像をはるかに上回る反響が世間から返ってきてびっくりしました。
やっぱり皆さん、保育園に関心があるんですね。
いろんなSNSを通して「私も落ちました!」という声をたくさんいただいたのですが、なぜか私のお母さんからも「私も落ちた」という声をいただきました。
もちろん落ちたのは保育園ではありません。
階段です。

自宅の階段から転げ落ちて、肩を粉砕骨折したという緊急LINEがちょうどバズったタイミングで入ってきたので死ぬほどびっくりしました。
お父さんによると、夜中にドンガラガラガン!という大きな音がしたんだそうです。
お母さんは「14段から落ちた」って言ってるけど、お父さん的には「たぶん5段くらいだろ」という見立てらしいんですが、そんなことはどうでもいいです。
朝を待って病院に行ったら即手術と言われて、入院することになったという連絡がありました。
でも不幸中の幸いというか、頭とかは大丈夫だったみたいです。
ただ、事故から2日くらい経って、「あれ? 自分の服の一部がびしょびしょに濡れている…」。
お母さんが「なんだろう?」と思って見てみたら肘から出た血で染まってて、肩の骨折に気が取られて肘がぱっくり割れてることにまったく気づかなかったんですって。こわ~。

結局、お母さんは3時間半の大手術を受けることになりました。全身麻酔です。
手術の前にお父さんから「これから行ってくるね💪」と、横たわりながら小さくガッツポーズしてるお母さんの動画が送られてきました。
そして手術が終わって次の動画が。
開くと、ベッドで寝ているお母さんはまだ麻酔からちゃんと覚めてないみたいで、虚な目をしながら酸素マスクをしています。
で、何やら看護師さんに話しかけています。
「娘がね…きゃりーなの…」
「え? 二人?」
ぶっきらぼうな返事をする看護師さん。
「子どもが…きゃりーなの…」
「きゃりー? 何それ? 外国人?」
「知りませんよね…? きゃりーって知りませんか…?」
「ちょっとわかんないから、また今度教えてね~」
看護師さんは患者さんから日々ちんぷんかんぷんなことを言われ続けてるから、たぶん「はいはい」という感じなんだと思うんですけど、私はそのお母さんの姿を見て、すごいショックというか、めっちゃ恥ずかしくなってしまいました。
昔からお母さんって、私の前ではずーっと「きゃりーの母ってことは誰にも言ってない」というスタンスなんですよね。
「アンタの代わりなんていくらでもいるんだからね」とかいちいち言ってくるいつも厳しいオカンなのに、本当はこんなに私のことを自慢に思ってくれてるんだ…と。
どれだけ看護師さんに流されようとも、ちんぷんかんぷんになりながら一生懸命伝えようとしているお母さんの姿が、あまりに健気で胸を打たれました。
同時に、今までに見たことがない親の姿すぎて、なんか気恥ずかしさも一緒に込み上げてきてしまったのかなと、今振り返ってみて思います。

正気に戻ったお母さんに確認してみたら、やっぱりその時のことを覚えてないとのことでした。
韓国で美容のレーザーをやるときにめっちゃ痛いからということで、静脈麻酔みたいな眠っちゃうやつを打ったという知り合いからも、同じような体験談を聞いたことがあります。
麻酔から覚めるときにずっと「カムサハムニダ~、カムサハムニダ~」と言ってたんですって。自分の意識とは別で。
麻酔って怖い(笑)。
いつか自分も麻酔したときに変なことを口走らないよう、常日頃から心をクリーンにしておきたいものですね。
結局、お母さんはその後すぐに退院できたんですけど、しばらくリハビリ生活が続くみたいです。
やっぱり歳をとると治りが遅くなるみたいで、全治8カ月になるとか言ってました。
まあ、何はともあれ命があってよかったです。
あとは、これで介護が必要な家族がいると認められて、保育園のポイントが上がってくれたらもう言うことはありません😇
そして迎えた2026年3月6日、運命の二次募集結果発表―――。
おかげさまで、なんとか第四志望に受かりました‼︎
これでうちの子も4月から保育園生になれます⭐️


















