杏さん「夜はポテチと漫画が至福」。異国の地で学び続ける原動力とは。
あん/1986年4月14日生まれ、東京都出身。2001年にデビューし、雑誌、映画、ドラマなどで幅広く活躍。2022年に国連WFP親善大使に就任し、同年日本とフランスの二拠点生活を始める。WOWOW『連続ドラマW BLOOD& SWEAT』では主演を務める。
歴史上の偉人たちに背中を押されながら学びを続ける。

子ども3人と愛犬とともにパリへ移り住み、日本との二拠点生活を送る俳優の杏さん。俳優として第一線で活躍しながら、新しい環境のもとフランス語を学び、YouTubeでは日々の暮らしを発信。さらには趣味のジグソーパズルで大会に挑戦するなど、行動力はとどまることを知らず。多忙な毎日の中で「学び」続けられる、その原動力とは。
「子どもを連れてパリへの移住を決めるなんてすごいねってよく言っていただくんですが、『行くぞ』と決心してからは意外と自分の中でブレーキがかかることはなかったんです。仕事で関わる人たちに説明するためにWordでプレゼン資料を作ったり、時間をかけて準備もしましたが、実際に移住してからもまだまだバタバタと過ごしています。毎日をどう過ごすかは自分次第という環境の中でフランス語の勉強などのモチベーションはなかなか上がらなくて。なんとかしたいと思っていたときにKindleで読んだのが韓国の弁護士の方が書かれた『朝イチの「ひとり時間」が人生を変える』という本でした。朝早くに連絡してくる人は少ないし、夜より体力もあって頭もクリアだから勉強にすごくいいと朝活をすすめる内容です。早く起きて自分のやりたいことをするというのは理想論で、ハードルは高いと思うのですが、最近は夜になると眠くなってしまい何もできずに終わる日が増えているのも事実。やりたい気持ちはあるのにできないって悔しいじゃないですか。だから、2026年は朝活を始めてみようと意気込んでいます」
そんな話を聞くと、杏さんにも学ぶ気分が上がらない日や、何もできない日があるのだと、ぐっと親近感が湧く。
「スマホをぼーっと眺めちゃう日もありますよ。かわいい犬の動画をいいねしたら、そればっかり出てきちゃってずっと見ちゃうとか(笑)」
苦手な家事の時間には芸人さんのラジオでリフレッシュ。

最近は苦手な家事の時間をインプットの時間に変えるという、ライフハックを実践中。
「私、片付けが本当に苦手で。洗濯とか洗い物も嫌い。でもその時間に好きなラジオやPodcastを聞いていると、気が紛れるし、インプットできていいんです。歴史などの勉強っぽい番組だけでなく、ラランドさんやジェーン・スーさんの番組も聞きます。人からおすすめの番組を教えてもらうこともあって、そこから枝分かれして聞く番組が増えていくのも楽しい。その時間に、フランス語を聞きなさいよって話なんですが、やりたくないことと苦手なことを組み合わせるとどちらも頭に入ってこないし、集中できない。なので、語学の勉強は楽しいことをしているときにやりたいですね」
ダ・ヴィンチを見習って気づいたことはすぐにメモ。

参考書を買ってノートにしっかり書き込む勉強法を、学生時代から続けている。
「電子書籍で買うとほかの本に紛れてしまうから、参考書は紙で買うようにしています。しっかり机に向かって、ノートに書き込んでいく方法が私には合っているのかなって。レオナルド・ダ・ヴィンチは膨大なメモを遺していたそうなんです。たとえにダ・ヴィンチを出すなんて本当に恐れ多い話ですが、自分が思いついたこととか、やりたいことはしっかり書き残しておくのが大事なのかなと思っています。先日、ダ・ヴィンチに影響されて、彼が使っていた万年筆のインクに似ている、茶色のインクのペンを買いました(笑)」
WOWOW『連続ドラマWBLOOD & SWEAT』の撮影のために、家族でフィンランドに短期移住も経験し、学び始めるのに遅すぎることはないと改めて気づいたと言う。
「寒い時季の滞在だったので、サウナ文化も身近に触れられましたし、雪がある環境に子どもも犬も大喜びで。家族で新しい場所に身を置けたのはいい経験でした。子どももいるし、年も重ねてきたし、と悩むことは私にもあります。でも、日本地図を初めて作成した伊能忠敬は、50歳で天文学を学び始めたんですよね。その話に勇気をもらって、自分を奮い立たせています」
挑戦と学びを重ねた杏さんの軌跡。
2021年:YouTubeチャンネル「杏/anne TOKYO」開設
2022年:3人の子ども& 愛犬と日本とパリの二拠点生活を開始
2023年:世界ジグソーパズル選手権に出場
2024年:「上級救命技能認定証」の資格を更新
2026年:WOWOW『連続ドラマW BLOOD & SWEAT』に出演
YouTubeチャンネルはパリへの移住を機にさらに注目を集め、新しいことに挑戦する姿や、飾らない日常の発信が共感を呼ぶ。日本×フィンランド共同製作ドラマ『連続ドラマW BLOOD & SWEAT』出演に加え、エッセイ本、パリのガイド本の出版など、さらに活動の幅を広げている。
エナジーチャージは子どもが寝た後に食べるポテチ。
「夜、ポテトチップスを食べながら電子書籍の漫画を一気読みするのが、至福の時間。ポテチは、どの国でもおいしいものが手に入るのがいいところ。粉山椒をたっぷりかけて食べるのが最高です」
パリでの暮らしと経験を刻んだ本とフィンランドで挑んだ大作ドラマ。
『杏のパリ細うで繁盛記』

縁の深い街・パリへの移住を決めてからの怒涛の準備期間、そして現地での暮らしを鮮やかに綴ったエッセイ。2026年3月18日発売予定。1,760円(新潮社)
『杏のとことこパリ子連れ旅』

3歳の双子&1歳の長男と、いざパリへ! パリ暮らしのきっかけとなった、3回の子連れ旅を描くエッセイ。2026年3月18日発売予定。1,760円(ポプラ社)
WOWOW『連続ドラマW BLOOD & SWEAT』

日本とフィンランドを舞台に2人の刑事が連続猟奇殺人事件とその背後に潜む深い闇に迫るクライムサスペンス。2026年4月5日よりWOWOWにて放送・配信予定。
カバーオール60,720円、ワンピース28,380円(共にTELA|T-square Press Room03-5770-7068)/リング160,600円、ピアス211,200円(共にMARIHA 03-6459-2572)


















