働くことと、生きること。 〜女性が輝く5つのヒント〜 vol.3 広報・宣伝部 藤野倫さんの場合。
【記事の最後にはスペシャル動画も!】あのひとは、どうして輝いてみえるの?100人いれば100通りの理由があります。誰かの真似なんてしても意味ないけれど、素敵な女性たちを見てヒントを探すことは、きっとあなたの何かの役に立つはず! 本誌で連載中の「働くことと、生きること」のスピンオフ企画であるこのウェブ連載。今回は二人の娘を育てる母であり、また刃物のプロフェッショナルとして子供用包丁を含む、様々な包丁を手がける「貝印」に勤める藤野倫さんのライフスタイルから、女性が輝く5つのヒントを見つけました。
1.家族と過ごす時間を大切に。
貝印の広報・宣伝部に勤める藤野倫さんは、二人の娘のお母さん。会社を離れれば、頭の中は「お母さんモード」に。元気盛りの娘たちのお気に入りは、家の近所の大きな公園で遊ぶこと。親子揃って土の上でのびのび遊ぶ時間を大切にしています。
公園には、「こども動物園」も併設されています。今は休業中で、再開が待ち遠しいのだとか。妹はまだまだお母さんに抱っこされるのが大好きで、藤野さんは「重いよ〜!」と苦笑いしながらも抱き上げてお散歩を続けていました。
「朝は夫が保育園に送ってくれるので、帰りは私の役目です。家を出れば自然と気持ちは“仕事モード”に。会社を出れば、自然と気持ちも切り替えられています。娘が生まれてからの方が気持ちの切り替えがうまくなったかも」と、藤野さんがお話ししてくれました。
2.食事の時間を一緒に楽しむ。
食べ盛りの二人娘との食事は、慌ただしくも楽しい時間。この日は、ママ友がやっている「板橋3丁目食堂」を訪れました。
自然派ワインとオーブン料理が自慢の「板橋3丁目食堂」。なかでもこの「板橋3丁目食堂のラクレット」(1,480円)は人気メニューだそう。アツアツのラクレットチーズの下には、ゴロゴロとした野菜やパンが隠れています。
専用のナイフでチーズを削り出す様子に、娘達も興味津々です。「二人とも普段から、積極的にお料理のお手伝いをしてくれます。貝印の子供用包丁を使って、自分たちで野菜を切ってくれたりするんですよ」。
「食堂」というだけあって、カジュアルで明るい雰囲気。料理は、本格的なダッチオーブン料理も楽しむことができます。KIDSメニューや子供用食器も用意されていて、家族連れにも優しいのです。
〈板橋3丁目食堂〉
■東京都板橋区板橋三丁目5-1 リビオタワー105
■03-3963-0123
■11:00~14:00(L.O. 13:30)、17:00~21:30(L.O. 20:30)
■火休
■http://www.i3cho-me.com
3.特技の裁縫でストレス発散。
藤野さんの趣味は裁縫。娘のズボン(写真下)を縫ってみたことをきっかけに裁縫にハマり、それから布を買ってはいろいろなものを作っているんだそうです。「素敵な布を見つけると、これで何を作ろう!ってワクワクしますね。ストレス発散になっているのかもしれません」。
なんと、この日娘さんが来ていたお洋服だけでなく、藤野さん自身が着ているお洋服も自作のものなんだそう。世界で1枚だけのオリジナルブラウスが、とてもお似合いでした。
4.子供達と過ごした時間が仕事に生きる。
貝印が開催している「子供包丁レッスン」を訪ねると、仕事モードの藤野さんと出会いました。子供達に正しく、楽しく刃物の使い方を伝えるために、年に1度開催しているレッスンです。
「家で娘たちが子供用包丁を使っている様子を見て、この日使う包丁の参考にしました」と藤野さん。娘たちと触れ合う時間は、仕事にも生きているようです。
5.子供達と同じ目線に立ってみる。
魚の捌き方がテーマのこの日。会場の隅々まで目を配りながら、時に子供達の手を取り、刃物の使い方を指導する藤野さん。「正しく使えば危なくないんだよ、ということを、経験しながら学んでもらいたい」と話してくれました。
「より多くの人に、より良い商品を」という想いで、子供用包丁など幅広いバリエーションの刃物を作っている貝印。大人たちと一緒に練習することで、刃物の正しい使い方と調理の楽しさを知ってもらうようにしているそうです。藤野さんから二人の娘へ。そして、子供包丁レッスンではより多くの子供達へ。貝印の想いが繋がっていく様子を目にすることができました。
貝印の公式サイトはこちらから。
( text / Rio Hirai , photo / MEGUMI(DOUBLE ONE) , movie direction / Ryo Kawano, movie producer / Mizuki Kawakubo )