自然に癒される。簡単に始められるアウトドアの楽しみ方。
やましろ・さくら/ハナコラボ パートナー。1988年静岡県生まれ。プロデュース企業〈BRIGHTLOGG,INC.〉に所属し、さまざまなブランドデザインのディレクションに関わる。キャンプ好きが高じメディアでのコラムの執筆も多数。
今100円ショップや雑貨店にもアウトドア用品が並ぶ空前のブームが到来中。が、初心者にとっては何からそろえればよいか、初めの一歩から暗中模索に。キャンプ好きの山城さくらさんが上級者に近づくための3ステップを教えてくれた。
「私がアウトドアにハマったのは、富士山の麓での初キャンプきっかけ。朝起きてテントから出てみると、目の前にドーンと現れた富士山に大感動。この贅沢さはアウトドアならでは。そんなふうに、まずは最初の体験で『外で過ごすのって最高!』と思えるかどうかがカギなんじゃないかと思うんです」
「わざわざやる」を楽しむ!アウトドア上手への3STEP。
特別な道具がなくても、遠出しなくても、アイデアさえあればアウトドアは楽しくなる。醍醐味を実感できたら、少しずつハードルを上げよう。

〈STEP 1〉 ベランダや公園でピクニック。
ベランダに“わざわざ”テーブルを出して、キャンドルを焚く。“あえて”ピザとコーラを買ってきて、ピクニックシートに広げる……。ちょっとの工夫で非日常感が高まり、外の空気を感じながら過ごす楽しさに気づくはず。
〈STEP 2〉すぐ帰れるデイキャンプ。
つらいと思ったらすぐに帰れる、近場で日帰りキャンプを。多くの公園とは違い火が使えるので、小さいバーナーを持参しておもちを焼いたりお茶を淹れたり。「火を使う体験をすると、アウトドアの魅力が深まりますよ」
〈STEP 3〉設備が充実したキャンプ場で宿泊。
レンタル用品がそろっていて、困ったらフォローしてもらえる施設は初心者にぴったり。「キャンプ場を選ぶ時、私はお手洗いがきれいかどうかを重視しています。屋内施設のお手洗いやシャワーが使えるとなおよし」
CONVENIENT SPOTS 便利でタメになる場所へ。
サポートスタッフがいたりレンタル用品があるスポットなら、一歩目でつまずかず、学びもたくさん。
秋葉原駅近くの高架下を利用した企画。テントの張り方を習ったり、気になるギアを試せたり、と都心とは思えない体験に。プランはBBQ、デイキャンプ、焚火Nightなど。https://www.jrtk.jp/campass/
多摩川丸子橋河川敷で月に数度開催されるイベント。焚き火台や焚き火シート、テーブルセットなどは有料でレンタル可。スケジュールや予約の確認はインスタグラム(@marukobashi_takibi_night)にて。
キッチン、シャワー、トイレなどが使える古民家の前に広がる庭で、テント泊や焚き火を一からレクチャーしてくれる。ほか、木に囲まれた自然豊かなエリアも。利用は会員制。https://noniwa.jp/

















