お寺で現代アート?〈東福寺〉敷地内の〈光明院〉で楽しむ京都ならではの特別な体験

お寺で現代アート?〈東福寺〉敷地内の〈光明院〉で楽しむ京都ならではの特別な体験
お寺で現代アート?〈東福寺〉敷地内の〈光明院〉で楽しむ京都ならではの特別な体験
LEARN 2025.09.09
京都を旅するのであれば、京都でしかできない特別な体験を。今話題の、お寺で楽しむ現代アートを紹介します。
photo_Yoshiko Watanabe text & edit_Midori Nagase

令和のアートサロン。名刹で芸術と触れ合う。〈光明院〉

〈東福寺〉敷地内の〈光明院〉でアート体験
日本画家・丹羽優太が手がけた「光明院 襖絵」。普段は非公開の2階を2025年10月31日~11月30日限定で公開。過去の絵師たちの絵を私淑し新たな視点で描いた。

〈東福寺〉の敷地内に創建された〈光明院〉。波心庭は昭和を代表する作庭家・重森三玲による枯山水庭園で知られる。この由緒正しき禅寺で、気鋭の現代アーティストの作品が体感できると評判だ。

〈東福寺〉敷地内の〈光明院〉でアート体験
重森三玲が手がけた枯山水庭園。春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪と年中楽しめる。

「寺の原点回帰とでもいいましょうか。室町、安土桃山、江戸などの最先端の人々は寺に集まり、そこで伝統工芸・芸術が培われてきました。現在にもアーティストや作家が集える場を提供したいと思っています」と話すのは、住職・藤田慶水さん。ほぼ毎月、様々なアーティストの展示を開催するほか、国内外で注目を集める若き日本画家・丹羽優太も〈光明院〉に3年間住み込み、この春、襖絵を完成させた。そして秋に一般公開を予定する。「寺との繋がりや後世に残したいと思うアーティストや作家の作品だけを展示しています」。名庭と芸術に触れ、感性を揺さぶる体験を。

精密で巧みな設えに多様な作品が融合。

information
光明院
東福寺

1391年に創建され、勝負の守護神・摩利支尊天が祀られる名刹。9月は画家・若佐慎一の個展を開催予定。拝観料は志納形式。

住所:京都府京都市東山区本町15-809
TEL:075-561-7317
営業時間:7:00~日没頃
定休日:無休

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