毎日のコーディネートになじむ。 スタイリスト木村真紀による「ソロソロ、イイモノ。」Theme #15/レインブーツ

LEARN 2023.07.30

似合うものは決まってきたし、あふれるほど欲しいわけじゃない。心地がいい、具合がいい、気分がいい、品がいい。いろんな意味でバランスの「イイモノ」に、少しの特別を添えて。

スタイリストワークの一つに、服が似合うか、テーマに合う人物像かなどを撮影の前にチェックするオーディションの立ち会いがあります。そこで出会う外国人モデルたちはビザの関係で3カ月程度の滞在が多いので、着替えの合間、いつ日本に来て、いつ帰国するの?なんて質問をよくします。ヨーロッパから来日するモデルたちは7月や8月のバカンスシーズンはヨーロッパで過ごすことが多いのですが、先日「6月には帰らなきゃ」というモデルがいたので「どうして?」と聞くと、「日本のレイニーシーズンは大変でしょ」という答えが。蒸し暑い夏を避けるモデルは多いと聞きますが、確かに梅雨も避けたくなる時季だなと納得。

かくいう私も仕事柄梅雨は天敵で、屋外での撮影はもちろん、日々のサンプルピックアップや返却は腰が重くなります。洋服も梅雨モードにシフトして、洗えるものを選ぶのですが、濡れるとなかなか乾かないシューズは悩みの種。スニーカーや厚底シューズに防水スプレーをかけて挑むのですがどこか心許なく、雨が強い日はびしょ濡れに。そこで探し求めたのがレインシューズ。コーディネートのポイントになるハイブランドのものから、機能性の高いアウトドアブランドのものまで、色々比較してたどり着いた結論が、一見レインシューズには見えないようなルックスで、日々のコーディネートになじむレインシューズ。例えば、ブラックのサイドゴア。パンツにもスカートにも合わせやすい万能ブーツで、レディライクにもカジュアルにもスタイリングできます。また、カジュアル派にはワーク感のあるボリュームソールのショートブーツ。パンツならインでもアウトでも楽しめ、ロングスカートとも相性抜群です。

梅雨の玄関で、毎日の靴選びに悩んでいる人のレスキューシューズになること間違いなし。今年は相棒レインシューズを手に入れて、雨の日を楽しんでほしい。

クリーンな表情がどんなスタイルとも合う万能ブーツ。

レインブーツ27,500円(マッキントッシュ|マッキントッシュ ギンザシックス店 TEL:03-6264-5994)
レインブーツ27,500円(マッキントッシュ|マッキントッシュ ギンザシックス店 TEL:03-6264-5994)

端正でクリーンな表情が特徴的なミドルカットのサイドゴアブーツ。4㎝高のヒールとシャープなフォルムが美しい足元を演出し、スカートとも好相性。ほどよく光沢感のあるアッパーが上品さを添えてくれます。雨の日にも心強いPVC素材で、ソール部分は凹凸デザインが施され、滑り止めの役割も。

デザイン性と履き心地を兼ね備えた雨の日の相棒。

レインブーツ42,900円(パープレッド TEL:03-3410-3599)
レインブーツ42,900円(パープレッド TEL:03-3410-3599)

5㎝の厚底ソールと丸みのあるトゥが新鮮なバランスをつくってくれるショートブーツ。防水素材を使用した撥水対応で雨の日にも楽しめることはもちろん、クッション性のある中敷のおかげで快適な履き心地を実現。長時間履いても疲れにくいので、毎日雨が続く梅雨は大活躍。レインブーツにはめずらしい足首部分の切り替えデザインも目を引きます。

photo : Arata Suzuki (go relax E more) model : Yuriko Shiratsuchi styling & text : Maki Kimura
左・デニム24,200円、右・スカート31,900円※共に参考価格(ガニー|customerservice@ganni.com)

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