もっと!「日本の美味しさ簡単レシピ」 初夏にぴったり!石垣島の辛味ソース「旨い島とうがらし」がアクセントのピリ辛麺。
旅行先で買ったり、おみやげでもらったストックフード、キッチンに埋もれてませんか?その1品、ぱぱっとひと手間加えるだけで、きちんとしたひと皿になるんです。料理家さんたちが提案する、日本各地のストックフードを使った簡単レシピの連載を、より詳しく、コツやポイントとともに紹介します。今回は〈南風食堂〉三原寛子さんが「旨い島とうがらし」をアレンジしました。
十六皿目 〈南風食堂〉三原寛子さん×旨い島とうがらし 鶏肉がスープの出汁に具材にと、ダブルでおいしい旨辛麺。
沖縄に出かけるたびに、三原寛子さんが必ず買っているのがこの「旨い島とうがらし」。石垣島産の小さな唐辛子と泡盛、酢、ごま、にんにく、生姜などを絶妙にブレンドした辛味調味料は、一度口にすると手放せなくなってしまうそう。「いつも常備しています。チャーハンや麺類にちょっと辛味を足したいというときにはこれ!」と、三原さん。
▶まずは、材料の下準備をします。
今回もカンタン!鶏肉を切って下ごしらえしたら、あとはスープもその肉からとってしまうという手軽さがうれしいレシピ。
▶鶏肉を切って酒と塩、こしょうで下ごしらえ。
そぎ切りにした鶏肉に塩、こしょうして20分おく。「このひと手間で、鶏肉に味がしみて柔らかくなります」と、三原さん。
▶たっぷりの青ねぎは斜め切りに。
こんなに!と思うくらい、青ねぎはたっぷりと。2度にわけて加えます。
▶フライパンでまずは鶏肉を炒めていく。
フライパンに油をひいて鶏肉を炒める。
▶火が通ってきたら水を加える。
鶏肉からおいしい出汁がとれるので、別にスープを用意しなくても大丈夫。
▶中華麺を茹でる。
あとでスープと和える際に火が通るので、指定の分数よりも少し短めに。
▶調味料と麺を入れて和えていく。
フライパンにしょうゆ、砂糖、酢の和えタレと半量のねぎ、麺を加えて、スープを吸わせながらよく和える。
▶するするっとお腹に入ってしまう旨辛麺の完成!
器にスープとともに麺を盛り、鶏肉と青ねぎを添えたらできあがり!「今回は中華麺を使いましたが、フォーのように透き通った麺でもおいしいですよ」と、三原さん。たっぷりのスープ麺というよりも、スープ少なめの和え麺感覚だから、初夏のお昼などにぴったり。辛いもの好きのひとは、後から追いソースでどうぞ。
今回使用したのはこちら
【旨い島とうがらし】
石垣島産の希少な唐辛子と泡盛を合わせ、生姜、にんにく、酢などをブレンドした〈ぴにおん〉の辛味調味料。「旨い島とうがらし」80ml 770円(税込)。炒め物やパスタにも。■問い合わせ:銀座わしたショップ本店☎03-3535-6991
今回のレシピはこちら
【鶏とねぎの汁なしピリ辛麺】
材料(2人分)
鶏肉……………………200g
酒………………………大さじ1
塩………………………小さじ1
こしょう…………………少々
青ねぎ……………………10本
ごま油…………………大さじ1
水…………………………200ml
和えダレ(A)
しょうゆ………………小さじ2
砂糖……………………小さじ2
酢………………………小さじ2
旨い島とうがらし……大さじ1
中華麺………………………2玉
作り方
1.鶏肉はそぎ切りにして、酒、塩、こしょうをまぶし、20分ほど置いておく。青ねぎは2cmくらの斜め切りに。
2.フライパンを火にかけ、ごま油をひいて1の鶏肉を炒める。火が通ってきたら水を加える。
3.鍋に湯をわかし、中華麺を指定の分数よりやや短かく固めに茹でる。ザルにあけて水気を切り、2に入れ、和えダレ(A)と半量の青ねぎを加える。スープを吸わせながら、よく和える。器に盛り、鶏肉、残りの青ねぎを添える。
レシピを教えてくれたのは……
【〈南風食堂〉三原寛子】
みはら・ひろこ/小岩理佳さんとの料理ユニット〈南風食堂〉として、雑誌の料理紹介から、食に関する企画提案や商品開発まで幅広く活動。
photo:Chihiro Ohshima