意外と簡単でおすすめ!4人目ではじめた「おむつなし育児」|モデル asacoの4回目の育児 – fourth time around

MAMA 2018.12.04

この連載は…… モデルとして雑誌やCMに出演するいっぽう、子ども服ブランド「kitutuki」のディレクターとしても活躍中の asacoさんの連載。実は5月に4人目のお子さんを出産したばかりのasacoさん。4人目育児ってどんな感じ?家族の関係は変化した?家事やお仕事は?などなど、にぎやかな家族の日常を綴ります。

vol.8ゆる〜く続けてます、おむつなし育児

『おむつなし育児』。初めてその言葉を聞いたのは、3人目が幼かった頃でしょうか。

実践しているお友達もいたりはしたものの、そのネーミングから想像するに日々おむつを履かせないで子育てをする事だと思い込んでいた私は、ただでさえまだ小さな子供たち3人との毎日に四苦八苦しているっていうのに、そんなハードな育児、自分には絶対に無理!と、当時は全く興味が持てず、完全にスルーしておりました。それが4人目出産後、再びSNSでその言葉を目にしたら、今回はふと心惹かれるものがあったのです。

そもそも、私がずっと思い込んでいた「おむつを履かせない」ってところは大きく間違っていました。気になって購入した「おむつなし育児」(クリスティン・グロスロー著)によると、おむつなし育児とは”100%おむつに頼る生活から解放される”という定義に基づいたもの。要するに、おむつの中で用を足すのではなく、赤ちゃんの頃からトイレやおまるでの排泄を促しましょう、という育児法だと分かったのです。

野田琺瑯のおまると、おむつなし育児を始めるにあたって購入した一冊。確かに確かに!と頷ける内容満載でオススメです。
野田琺瑯のおまると、おむつなし育児を始めるにあたって購入した一冊。確かに確かに!と頷ける内容満載でオススメです。

思い出してみてください。新生児の頃、おむつを開けた途端におしっこをかけられてしまった経験はありませんか? かぜおくんもご多分に漏れず、チャー!と私に向かって気持ちよさそうにおしっこをしていたことが多々ありました。これって、小さな赤ちゃんでさえ、自分自身を排泄物で汚したくない本能が備わっているからだそうです。でも、成長するに連れて段々と少なくなってくる。それは、おむつがトイレだよ、と大人がしつけてしまった事によるというのだからハッとします。

その事に妙に納得したのは、上3人の実体験を振り返ってのこと。3歳を待たずしてスピーディーにおむつが外れた長女りねんと、とにかく長い時間を要して苦労した2歳下の長男ざいざいと第3子の次女すいちゃん。かかった期間こそバラバラでしたが、3人共通していたのが、トイレトレーニングの最中にトイレ自体に恐怖心を抱いてしまうことでした。

長い間おむつという閉ざされた空間での排泄が習慣になっていたために、トイレという、おしりが開放的になる場所は恐怖でしかなく、頑張っておしっこはクリアするもののウンチは完全にアウト。。。おむつでもトイレでも用が足せずに、いつしか便意を我慢するようになった結果酷い便秘に苛まれ、3人共にイチジク浣腸が手放せなかった日々は今思い返しても涙が出そうです、、、

そんな事もあって、4人目にして”おむつなし育児”に興味を持ったのは、必然だったのかも。早い段階でトイレやおまるでの排泄を習慣づけることは、それがその子の当たり前として認識されるため、やはりトイレトレーニングはとてもスムーズにいくそうです。加えて私のやる気スイッチをオンにしてくれたのが、可愛いおまるに出会えたこと。いわゆる昔ながらのモノを想像していたら(確か実家にはアヒルの形をしたおまるがあった記憶…)今の時代真っ白でとてもシンプルな琺瑯のものが出回っていて、私は迷わず野田琺瑯のおまるをポチッとお買い物。リビングに置いていてもおまる感が全くなく、ちょっとしたインテリアのように馴染むのがすごく気に入っています。何より、ここにちょこんと腰掛けたかぜおくんの可愛いこと! 座ってる姿だけで、家族中がキャーキャーと大騒ぎです(笑)

琺瑯おまるに座る姿が愛らしい!もう少し大きくなると、自らおまるに腰掛けるようになるんだそうです。ヨチヨチ歩きでおまるに向かってゆくその姿を想像しただけで悶絶。。。
琺瑯おまるに座る姿が愛らしい!もう少し大きくなると、自らおまるに腰掛けるようになるんだそうです。ヨチヨチ歩きでおまるに向かってゆくその姿を想像しただけで悶絶。。。

首も腰もすわった生後5ヶ月からスタートした我が家のおむつなし育児は、”できる時にできる範囲で” をモットーにゆる〜く順調に続いています。

主人はもちろん、既にちぃママとしての貫禄すらうかがえる10歳の長女もおむつなし育児にとても協力的で、気づいたらサッと弟をおまるに座らせてくれるのも嬉しい。私以外に手助けしてくれる仲間がいるのはやっぱり心強いものです。そして、おまるで成功する度に心なしかドヤ顏を見せるかぜおくんも、「やったねー!」と満面の笑みで喜び合う家族の姿も、4児の母にはキラキラと眩しく映る光景。

右も左も分からずてんやわんやだった初めての育児から10年、おまるを囲んでこんなにも穏やかな気持ちを抱く日が来るとは思っていませんでした(笑)先述した書籍でも書かれていますが、おむつなし育児は決しておむつを早く外すためのレースではなく、赤ちゃんの排泄欲を汲み取ってあげるコミュニケーションの一つだということを胸に、この先もマイペースに継続していけたらと思っています。

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