幻想的な工場夜景とフレンチ付きの優雅なバスツアー! 〈東京レストランバス〉の川崎工場夜景×フレンチフルコース付きプランを乗車レポート。
シェフが作る本格ランチやディナーを堪能しながら、全国各地の観光名所をオープンエアのバスで巡る〈東京レストランバス〉。今年の夏は新たに、観光スポットとして人気の高い“川崎工場夜景”を巡るフレンチディナー付きコースが登場しました!
〈東京レストランバス〉に“川崎工場夜景”コースが初登場。
「ここにしかない日本を食べよう」をコンセプトに、全国各地の観光地を食とともに巡る〈東京レストランバス〉。今までにない新しい観光スタイルとして、地元の方から観光客まで幅広く人気です。
2階建てのバスは1階にキッチン、2階にテーブル付きの座席があり、シェフが手掛けるできたての料理を味わいながら景色を楽しめます。また、バスの天井は開閉式のオープンルーフなので開放感も抜群。
今回新しく登場したのが、幻想的な雰囲気で人気の観光スポット“川崎工場夜景”をメインにしたコース。日没前の東京を出発し、東京の観光名所や川崎工場夜景を巡ります。そんな魅力的な新コースをレポーターがさっそく体験してきました!
東京タワーやレインボーブリッジ…都内の名所を満喫。
今回のツアーは、丸ビル前からスタート。2階に上がり座席につくと、テーブルにはすでにコース料理の前菜が用意されていました。ビールやハウスワイン、スパークリングワイン、ノンアルコールなど豊富なドリンクメニューから最初の一杯を注文(各ドリンクは別途料金)したら、ツアーに出発!
バスは目的地を目指しながらゆっくりと街なかを進みます。地上約3mの車窓から眺める東京の街は、なんだか新鮮。まずは最初の目的地、東京タワーが見えてきました。お馴染みの姿ですが、何度見ても“東京のシンボル感”があって良いですね~。
見どころは、東京タワーの前を通りすぎる瞬間。オープンルーフのため、見上げるような眺めになり迫力満点です!この日は天気が良くルーフを開けていたので、さらに臨場感がありました。
ルーフからは心地よい風が入ってきますが、肌寒いと感じる方にはブランケットの貸し出しがあるほか、スタッフさんが車内の温度を調整をしてくれるのでご安心を。
このように観光地を巡りながら、随所でその土地にまつわる知識や歴史などを、ガイドスタッフさんが解説してくれます。今までなにげなく来ていた場所でも「そんな歴史があったんだ!」と、新発見がたくさんありました。
また、東京タワー近くにある増上寺の周辺では、夕日をバッグに増上寺と東京タワーがきれいに写る撮影スポットに、約10分間停車してくれます。ツアーは基本的に車窓から景色を眺めますが、このようにいくつか停車スポットも設けられているんです。
スタッフさんが「写真を撮りますか?」と声をかけてくれるので、ぜひ記念撮影を楽しんでみてくださいね。
東京の街を抜けたら、高速道路に乗ってツアーのメインである川崎方面へと進んでいきます。窓から見えるレインボーブリッジがきれい~!だんだんと日が落ちてきて、空の色が変わってくるのも素敵です。
レインボーブリッジを渡っているときは、東京タワーのときと同じくルーフに注目!見上げることで、よりレインボーブリッジの大きさを体感できますよ。
幻想的な工場夜景で非日常の世界へ。
そして川崎についたら、いよいよ工場夜景ゾーンに突入します。工場夜景が見られるのは、多数の工場が密集する臨海部の工業地帯。大きなバスで工場地帯の細い路地などを通るため、なかなかスリルがあります!
建物のすき間からときどき工場の無機質な鉄骨などが見え、夜景スポットに辿り着く前からすでに非日常感が漂っていました。
今回のツアーでは、扇町、水江町、千鳥町、浮島町(多摩川スカイブリッジ)といった工場夜景ファンからも人気の高い定番スポットを巡ります。写真は、水江町の夜景。ここでもバスを停車してくれるので、ゆっくりと夜景を眺めることができますよ。
ちなみに、ガイドスタッフさんが教えてくれたのですが、高い塔から出ているこちらの炎は「フレアスタック」と呼ぶそうです。夜空にメラメラと燃える炎、なんだかカッコイイ……!このように、豆知識が増えるのもこちらのツアーの醍醐味です。
次の停車スポット、千鳥町周辺では線路と夜景の珍しいコラボレーションが撮影できます!なんともいえず幻想的で、美しいですね~。
そしてついに、ツアーはフィナーレへ。製油所や化学工場、発電所が並ぶ浮島町を、今年の3月に開通したばかりの多摩川スカイブリッジから一望します。密集した光が果てしなく続く様は、とにかく圧巻のスケール!個人的には、こちらの景色が一番感動しました。ぜひ生で見てみてくださいね!
伝統的なフレンチ料理でお腹も満たす。
ツアーでは美しい景色はもちろんのこと、本格的なフレンチ料理もお楽しみのひとつ。前菜のオードブルからスープ、温菜とパン、メインの牛フィレ肉のロースト、さらに2種類のデザートと食後のドリンクまで、フルコースを堪能できます。
料理はいいタイミングで一品ずつ運ばれてきますが、思ったよりも落ち着いて食事ができますし、お腹もしっかりと満たされるのがうれしい!
また、ツアーをさらに盛り上げてくれるのが追加注文(800円)で味わえる数量限定の“工場夜景ビール”。「黒に浮かぶ」は、令和2年度に川崎市で開催された『第11回全国工場夜景サミット in 川崎』に合わせて開発されたオリジナルのビールです。
川崎の工場夜景を表現し、黒ビール(スタウト)にコーヒーとマンゴーを入れて醸造されています。ビール感は少なくコーヒーの香りとコクが際立ち、ビールがやや苦手な筆者でもスイスイと飲めるおいしさでした!
工場夜景を眺めながら乾杯すれば、いっそうツアーが楽しくなりますよ。
心地良い風を頬に感じながら、夜景も料理も存分に満喫できるコースは、夏のお出かけにぴったり。ちなみにこちらのコース、6~7月の運行分は即完売するほどの人気で、現在は8~9月の運行分を販売中です。乗車してみたい方は、販売サイトから早めのご予約を!
東京レストランバス「川崎工場夜景コース“フレンチとお酒と川崎工場夜景を楽しむ夜”」
■大人1名 12,800円(小学生以下3,000円引き)
■約3時間30分
■東京駅 丸ビル前 18:00出発~東京タワー~増上寺(10分停車)~レインボーブリッジ~扇町~水江町(10分バス降車)~千鳥町(10分停車)~多摩川スカイブリッジ~首都高速川崎線(K6)~川崎駅東口 ラ チッタデッラ前 21:30頃到着
※水江町での降車時以外は、全て車窓見学となります。
※道路状況などにより、運行時間や走行ルートが変更となる場合があります。
※雨天は透明なルーフを閉じた状態で運行します。
■販売サイト