【私が愛するコーヒー時間。】 写真家・長野陽一さんが愛するコーヒー時間。「自宅でも各地の豆で旅の記憶に想いを馳せる。」

撮影での地方出張が多い、長野陽一さん。「全国に好きなコーヒー専門店や喫茶店があり、時間を見つけては豆を買って帰ります」そして自宅で丁寧に豆を挽き、ハンドドリップでコーヒーを淹れる。旅の土産話をしながら、同じくコーヒー好きな家族と味わうそうだ。

「味にも土地や店の空気、焙煎人の人となりが。仕事をしながら、食べながら、なんてことはせず、コーヒーだけにまっすぐ向き合います」貴重な遠くの味も好きだけど、近くのホッとする味も好き。地元鎌倉の名店のコーヒーを飲むと「帰ってきた」と思えるそう。長野さんのコーヒー愛には、土地への愛も詰まっている。

ポートレイトや料理、島など、背景にストーリーが漂う写真にファンが多い。鎌倉在住。写真集に『シマノホホエミ』（FOIL）、『長野陽一の美味しいポートレイト』（HeHe）など。