食材を買うお店を厳選する。 【注目】食品ロスを出さない取り組みをするお店。食材を買うお店を選ぶことがSDGsアクションに!
この夏、京都・出水町にオープンした〈斗々屋〉は日本初のゼロ・ウェイストなスーパーマーケット。野菜や果物からオイルやナチュールワインまですべて量り売りで、ゴミも食品ロスも出さない取り組みが話題だ。東京・蔵前の〈Marked〉は生産者のこだわりや環境に配慮した食材、日用品をセレクトしたグローサリー。毎日、食べるものをどこで買うか。安心を届ける生協を選んだり、廃棄される食材をロスさせない取り組みをサポートしたり。店を選ぶことがアクションになる。
1.〈斗々屋(ととや)京都本店〉暮らしに根付かせたい、必要な分だけを買う「量り売り」スタイル。
プラスチックやビニールを排除し、量り売りで全ての食品や日用品を購入できる全国初「ゼロ・ウェイスト・スーパー」。量り売り定番のナッツや乾物だけでなく、生鮮食品や調味料、手作り惣菜など約700品目を用意。ショッピングカートも開発し、利便性を追求。バルクショップの普及を目指す取り組みに注目したい。
〈斗々屋(ととや)京都本店〉
■京都府京都市上京区河原町通丸太町上ル出水町252
■075-221-8282
■11:00(土日祝10:00)~20:00(飲食11:30~17:00LO、バル18:00~19:30LO)水休
こんなものまで量り売りしています!
醤油など調味料や粉末だし、洗剤も。使いかけの醤油ボトルに追加だってOK。最新鋭の計量システムが導入され、初めてでもスムーズに利用できる。また、デポジット式で使用後は返却できるガラス瓶や容器、袋なども用意されている。
2.〈Marked(マークト)墨田区本所〉生産者と私たちとの架け橋に。想いを届けるコミュニティマーケット。
1階はマーケット、2・3階はパンやアイスクリームの工房として今年7月、東京・蔵前にオープン。地域密着型のコミュニティマーケットは、セレクトされた理由とその背景を私たちに届けながら生産者が真摯に向き合って育てた野菜などの食材や日用品など、暮らしに寄り添う“ちょっといいもの”を取りそろえる。最新情報はInstagram(@marked_honjo)にて随時更新。
〈Marked(マークト)墨田区本所〉
■東京都墨田区本所1-1-10
■050-5211-5112
■12:00~18:00 月休(祝の場合、翌火休)
3.〈生活クラブ〉必要なものを選び、無駄なく過ごす取り組み。
無添加・国産・減農薬の安全な国産食材を家庭に届ける宅配生協。なかでも野菜や米など普段づかいに必要な食材を、必要な数量分あらかじめ予約し、定期的に届ける「よやくらぶ」システムは、生産者にとっては、あらかじめ注文量が分かるため無駄なく生産でき、消費者は必要な数量のみ定期的に届くため、無駄な買い物をしなくて済む仕組みに。
■問い合わせ先 03-5285-1771(生活クラブ事業連合生活協同組合連合会)
4.〈夜のパン屋さん〉各地のベーカリーが勢ぞろい!日替わりで楽しみながら、パンのロスを救う。
日本の食品ロス問題、長期化するコロナ禍で苦戦を強いられている店や失業者の支援など、多方面からの課題を解決するべく〈ビッグイシュージャパン〉と料理家・枝元なほみさんにより2020年から開始。売れ残りそうなパンを預かり再販するシステムで、私たちは日替わりパンを楽しみながら食品ロス解消と雇用問題への支援を行える。現在17のベーカリーが参加。毎週火・木・金曜の19:00すぎ~、神楽坂〈かもめブックス〉ほか都内を中心に販売。