その土地で、食べられるものを。 〈按田餃子〉店主の三浦半島での暮らし方。自然豊かな土地で気づいた、食べることの面白さとは?
LEARN 2021.11.22
オリジナル水餃子が人気の〈按田餃子〉。店主の按田優子さんが三浦半島に住まいを構えた。海に入り、土に触る。自然豊かな土地で新しくはじめた生活の中で気づいた、食べることの面白さ。無理なく、楽しく、環境にも負荷をかけない暮らしぶりを見せていただいた。
3.野菜は近くで買う、作る、もらう。
家から車で5分の距離にある貸し農園で野菜作り。まだ収穫できるものは少ないが、育つ過程を見ているだけでも楽しいのだそう。今は、冬野菜の大根や葉物野菜がすくすくと成長中。ご近所さんからもらう野菜と、無人野菜販売所で買える旬の野菜と果物があればスーパーいらず。また、拾った木の実や海藻を食べるのも按田さんの楽しみのひとつ。山のものと海のもの、両方の恵みがいただけるのも三浦半島という土地の醍醐味。
まだはじめたばかりで、種類は多くないんです」と言って案内してくれた畑には、トマトや大根、ルッコラ、ヘチマ、数種のハーブが成長中。摘みたてのミントで作ったミントウォーターは清涼感たっぷり。畑はできるだけ毎日足を運び、その日必要な分だけ収穫する。