ハナコラボ日記/本山順子の東京さんぽ道 第4回 佐賀のよかとこ!フォトスポット♪
第4回目となる「東京さんぽ道」。今回は私が生まれ育った佐賀県をおさんぽ。…果たして本山順子は東京をさんぽする日がやってくるのかという感じになって参りましたが、佐賀県にお越しの際には是非に立ち寄っていただきたい! そんなフォトスポットを4つご紹介して参りたいと思います♪
佐賀さんぽの拠点は私の実家である武雄市。街の中心には開湯以来1300年経つ武雄温泉が。
温泉の入り口には朱塗りの楼門があり、まるで竜宮城を連想させる色彩と形。なんと、釘を一本も使っていないんですって。日本銀行や東京駅の設計を行った辰野金吾さん設計。
この楼門にはとある秘話がありまして。2012年に復元された東京駅南北ドームの天井には8つの干支のレリーフがあり、なぜ8つだけだったのかは長い間謎とされていたのですが、この楼門の二階天井の四隅にある4つの干支と合わせると十二支が揃うことがわかったのだそう。東京駅の謎を紐解く鍵が小さい頃から眺めていたこの楼門にあったとは! とてもロマンを感じました~。
こちらは東京駅の干支のレリーフ。東京駅を眺めるのがますます楽しくなります♪
私がおすすめしたいフォトスポットはこちら! 楼門をくぐって正面にある武雄温泉新館から眺める楼門。窓枠の額縁から眺める楼門は趣が変わり、新館の雰囲気も相まってどこかの時代にタイムスリップしてしまったかのようなとても静かで雅な気持ちになれる場所。湯上がりにゆったり過ごしてみては?
武雄温泉から出て向かった先は武雄神社。この白い本殿が大好き! 七五三の時期ということもあり、多くの人で賑わっていました。そして武雄神社のご神木でもある「武雄の大楠」。武雄神社の裏側の竹林を抜けた先に見えてきます。
御船山の麓の奥深い御神域に静かにずむ姿にはただただ圧倒。樹齢3000年以上ともいわれる大楠には龍神様が宿っていると言い伝えられていて「神様はここにいる」と言われると、そう素直に感じてしまいそうな圧倒的な存在感。空気が変わる瞬間を肌で感じられる場所です。2017年12月6日~28日までは環境整備のため見学規制がかかるそう。大楠を守り、未来に伝えるためたくさんの方が大楠を守り、また大楠がこの街を守ってきたのだな~っと、とても感慨深い気持ちになりました。
武雄市から一旦離れ太良町栄町へ。
有明海に浮かぶ大魚神社の海中鳥居。満干時の潮位の差が他の地域に比べても大きくなり、その差最大6メートル!そのことから「月の引力が見える町」といわれています。なんともロマンチックですね~。私が訪れたのはちょうど夕日が沈む頃。肌に当たる強い潮風とさざ波の音、海の匂い。鳥居の真正面には沈みゆく夕日が目の前に広がり、五感すべてで自然の雄大さを感じられる神秘的な場所でした。干潮時には歩いて鳥居の下を通ることができるようで、時間と潮位の組み合わせや日の出や月夜など、組み合わせが変わればいろんな表情が見えてくるスポット。絶対にまた訪れたい! そう強く思わされました。
海中鳥居の周りをお散歩していると、気になる不思議なフォトスポットが…。
海中に沈みゆく道…。個人的(?)にものすごく大好きなシュチュエーション! 干潮時から満潮時の際に訪れると、さっきまで歩いていた道は海底へ…! もうロマンがすごい!ロマンがジューシーです! っと…まあテンションが上がりすぎておかしくなってしまいましたが、とにかくただただかっこよかったです。海中鳥居の近くに素敵なフォトスポットを見つけられて嬉しい瞬間でした! 場所は戻って武雄市へ。
武雄の街に刺繍の観覧車が…*武雄では武雄の伝統を新しい文化へとつなぐ。まちを舞台にしたアートイベント「MABOROSHI EXPERIMENT2017ーマボロシ実験場ー」が開催されていて、街中に素敵なアートがたくさん。こちらは福嶋さくらさんの作品。ビニールシートに丁寧に施された観覧車の刺繍が風景と重なって、本当にそこにあるかのよう!1日だけの限定展示でマボロシのように儚くとても美しかったです*
そして武雄の街に新たなフォトスポットとして誕生したこちら! 建物をまるっと作品にされた菅隆紀さん。なんと一ヶ月も滞在されて制作されたのだそう。すごくかっこいい! 生まれ育った街がたくさんの人が加わって伝統だけではなく新たな側面も紡ぎ出され、変わっていく…。1ヶ月滞在されて、地元の方々との交流も生まれたんだとか。なんだかとってもほっこり。
駆け足でご紹介した伝説や伝統のスポットから新しく誕生したスポットまで。場所は生きてるんだと実感させられる素敵なお散歩でした! 佐賀にはまだまだご紹介できなかった場所がたくさん!佐賀に限らず皆さんも是非、生まれ育った地元に目を向けてゆっくりお散歩してみてはいかがですか?* 今まで発見できなかった素敵な場所がきっと見つかるのではないかと思います!