フォトグラファー清水奈緒さんに聞いた！ 『猫の撮リセツ』の誕生秘話。

編集部　『猫の撮リセツ』は猫の写真集であり、撮影のヒントでもある本ですね。こんな顔している猫ちゃん、見たことがあると思ったり。見ているだけで思わず顔がほころんでしまう写真があったり。確かに、こんな写真を撮ってみたいなと思ってしまいます。なぜ、写真と猫をテーマにしようと思ったのですか。

清水　スマートフォンで簡単にたくさん愛猫の写真が撮れる時代ですから、写真が雑になりがちと自分でも感じてました。たまには「おしゃれな写真を撮る」ことを意識してみると良いのでは、と思ったのがきっかけです。

編集部　登場する猫たちはとはどこで出会ったのでしょう？

清水　ほとんどが知り合い、もしくは、知り合いの知り合いの方たちの飼い猫です。

編集部　気まぐれの猫とのシャッターチャンスはいつですか？

清水　猫はなにしていてもかわいい、絵になる、と本気で思っているので、どんな時もシャッターチャンスです。ただし、背景の処理が雑だと写真としてまとまりにくいのです。

編集部　総勢何匹のねこちゃんが登場しますか？

清水　我が家の猫も含め、18匹登場します。 みんなかわいくて一番はないのですが、写真としては黒アメショーのリュウちゃんの写真は気に入ってます。

編集部　街で見かけた猫でもシャッターチャンスはありますか？

清水　もちろんあります！野良の子は野良の子で、性格が顔や態度に現れて面白いです。人なれしてない子は当然撮影しにくいですが。

編集部　猫は清水さんにとってどんな存在でしょう？

清水　良き相棒です。

『猫の撮リセツ』
■清水奈緒
■x−kowlege社　
■1500円
■http://www.xknowledge.co.jp/book/detail/XK9784767823690

清水奈緒（しみずなお）

フォトグラファー。数々の女性誌を中心に活躍。ドラマティッックでノスタルジーあふれる作風が人気。