1日3,000個売れる“伝説のクリームソーダ”も飲める! 自転車と一緒に眠れる「サイクルルーム」だと⁉〈星野リゾート BEB5土浦〉で「輪泊」体験してみた。

LEARN 2020.11.17

野外で楽しめるアクティビティへの注目度がアップしている昨今。自転車ライフをとことん楽めるホテル〈星野リゾート BEB5土浦〉が10月に開業、グランドオープン日に取材へ行ってきました。「自転車を壁に飾れる部屋」から、まさかの「自転車と一緒に眠れる部屋」まで! 自転車に興味のない人も、サイクリングを愛する上級者も楽しめる、ユニークなホテルの試泊レポートをお届けします。

全長180kmの「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の出発地点。

土浦 星野リゾート BEB5土浦

〈星野リゾート BEB5土浦〉があるのは、日本最大級のサイクリングリゾート〈PLAYatre TSUCHIURA〉内。首都圏から常磐線で約50分のJR土浦駅に直結し、駅の改札を出るとすぐ目の前にエントランスが現れます。

国のナショナルサイクルルートに選ばれた全長180kmの「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の出発地点にあり、サイクリングのベースキャンプにもぴったり。

土浦 星野リゾート BEB5土浦

館内はもちろん、自転車持ち込みOK! 愛車と一緒にずっと過ごせる“サイクルイン”、“サイクルアウト”が叶います。館内で自転車を借りてサイクリングすることも可能。

コンセプトは「ハマる輪泊(りんぱく)」。

自転車でスムージーを作る「勝手にメロン大使」の井坂紀元さん。おいしいスムージーができそうです!
自転車でスムージーを作る「勝手にメロン大使」の井坂紀元さん。おいしいスムージーができそうです!

ホテルのロビーでまず驚いたのは、自転車を漕いでスムージー作るマシーン「Fender Blender」。材料入りのピッチャーとカップを受け取りピッチャーを自転車にセット、1分間タイマーが鳴るまでペダルを全力で漕ぐと……、おいしいスムージーの出来上がり。自転車発電と同じ仕組みです。

2分間漕ぐと、スムージーがより滑らかに。この日はイチゴ、モモ、パイナップル、マンゴーで作りました。1杯900円。
2分間漕ぐと、スムージーがより滑らかに。この日はイチゴ、モモ、パイナップル、マンゴーで作りました。1杯900円。

今まで自転車に興味のなかった人も、思わず乗ってみたくなる、面白いコンテンツです。

愛車と片時も離れたくないアナタは「サイクルルーム」へ!

汚れがついても落ちやすい自転車用シーツでスヤスヤ。この方、とっても幸せそう……!自転車と同じベッドで休む姿をSNSにアップするのが密かな人気だとか。
汚れがついても落ちやすい自転車用シーツでスヤスヤ。この方、とっても幸せそう……!自転車と同じベッドで休む姿をSNSにアップするのが密かな人気だとか。

各部屋の近くには自転車スタンドが常備されていますが、「いいえ、私は、愛車と同じ部屋に泊まりたいのです(真顔)」というガチのサイクリストにぴったりな部屋が「サイクルルーム」。

室内に自転車を持ち込めるのはもちろんのこと、「サイクルルーム」に泊まった人だけがレンタルできる滞在着や、愛車と添い寝するための寝具セットまであるという、かなり振り切ってしまったお部屋なのです。

「サイクルルーム」には愛車の凛々しい姿をいつでも愛でられる壁スタンド付き。
「サイクルルーム」には愛車の凛々しい姿をいつでも愛でられる壁スタンド付き。

いつもの仲間と緩くくつろげる「ヤグラルーム」。

「ヤグラルーム」(3名用)。1泊1室2名利用時、1名あたり6,000円~。
「ヤグラルーム」(3名用)。1泊1室2名利用時、1名あたり6,000円~。

3名まで泊まれる「ヤグラルーム」は仲間とのんびりするのに最適。食べ物もドリンクも持ち込み自由なので、おうちパーティーの感覚でとことんルーズにくつろげます。部屋の中心には「ヤグラ」がそびえ、「ヤグラ」の下にはピザやスナック菓子などを広げワイワイ騒ぎやすいデイベッドを配置。

「ヤグラ」の下。
「ヤグラ」の下。
「ヤグラ」の上。
「ヤグラ」の上。

実際に眠につくベッドは「ヤグラ」の上なので、さんざん下でパーティーした後も、綺麗な寝具に潜り込める構造になっています。くつろぎ空間を追求するとこんな部屋になるのか!

最も部屋数が多いのが「ダブルルーム」。ビジネス利用や、一人で何泊もするサイクリストが使いやすいよう、壁収納が充実していました。

食べ物の持ち込みOK! 「居酒屋以上 旅未満 ルーズに過ごすホテル」。

パブリックスペース〈TAMARIBA〉。
パブリックスペース〈TAMARIBA〉。

〈星野リゾート BEB5土浦〉が大切にしているのが「居酒屋以上、旅未満」の“ゆるさ”と気軽さ。「どこに行くか」より「誰と行くか」を重視する若者の旅のスタイルに合わせ、「いつもの仲間と、普段の飲み会よりも素敵に、旅よりも気楽に楽しめる」空間作りに努めたのだとか。

パブリックスペース〈TAMARIBA〉併設のカフェ。
パブリックスペース〈TAMARIBA〉併設のカフェ。

エントランスフロアには24時間オープンしているパブリックスペース〈TAMARIBA〉とカフェが。食べ物の持ち込みOKなので、部屋だけでなく、パブリックスペースで仲間とチルアウトしたり、隣合った初対面の人と自転車情報を交換してみたり、長テーブルの上にPCを置いて“ワーケーション”したり、自由気ままに過ごすことができます。

ホテル内にレストランはないので、ホテルが入居する商業施設〈PLAYatre TSUCHIURA〉のレストランで好きな食べ物を買って宿に持ち寄ってパーティーすることもできます。

チェックインは「だいたい」11時、という“ゆるさ”も魅力的。

1日3,000個売れる伝説のスイーツ「まるごとクリームソーダ」。

土浦 星野リゾート BEB5土浦

パブリックスペース〈TAMARIBA〉併設のカフェでぜひ注文したいのが、「メロンまるごとクリームソーダ」。茨城県で毎年開催される野外フェスティバルで、1日に3,000個も売れる伝説のスイーツだとか。全国でも珍しい公式販売店舗に選ばれた〈星野リゾート BEB5土浦〉で、一年中味わうことができます。

「勝手にメロン大使」こと、「メロンまるごとクリームソーダ」商品開発者の伊坂紀元さん。記事冒頭、自転車でスムージーを作っていた方です!
「勝手にメロン大使」こと、「メロンまるごとクリームソーダ」商品開発者の伊坂紀元さん。記事冒頭、自転車でスムージーを作っていた方です!

名前の通りメロンをまるごと1個使用。種部分をくり抜いて凍らせたメロンにソーダを注ぎ、バニラアイスを添えたもの。「ソーダだけ」「アイスだけ」「ソーダとアイスを混ぜて」「シャリシャリのシャーベット状になったメロンの実を削って食べて」……と、一度にいろんな食べ方ができて……至福!食べごたえたっぷりなのに、まったく飽きませんでした。

「朝焼け絶景サイクリング」で爽快アクティビティ!

1人2,200円。冬期5:30〜7:00、夏期4:30〜6:00。
1人2,200円。冬期5:30〜7:00、夏期4:30〜6:00。

日の出前に出発し、到着した先で空が次第に明るくなる様子を眺められるアクティビティ「朝焼け絶景サイクリング」に参加するのもオススメ。茨城で親しまれている干し芋と、コーヒーか紅茶が付いてくるので、絶景を見ながら食べてみては?

参加費には、自転車、ヘルメット、タンブラー、マグカップ、フレームバッグ、自撮り棒のレンタルを含む。
参加費には、自転車、ヘルメット、タンブラー、マグカップ、フレームバッグ、自撮り棒のレンタルを含む。

朝食は駅ビル「PLAYatre TSUCHIURA」で選ぼう。

〈SLOW JET COFFEE COOKIE〉の「こだわり朝食セット」1,100円。こちらの「ブリオッシュトースト キャラメルマキアート」のみ前日までにチケット購入が必要。
〈SLOW JET COFFEE COOKIE〉の「こだわり朝食セット」1,100円。こちらの「ブリオッシュトースト キャラメルマキアート」のみ前日までにチケット購入が必要。

お待ちかねの朝ごはん。〈PLAYatre TSUCHIURA〉内の3店舗から、宿泊者限定朝食セットが選べます。

「美ふくらはぎステイ」&「29歳以下エコひいきプラン」。

自転車で鍛えた自慢のふくらはぎを撮影!
自転車で鍛えた自慢のふくらはぎを撮影!

この宿ならではの“珍プラン”にも注目。サイクリストの第2の顔ともいえる「ふくらはぎ」にフィーシャーした「美ふくらはぎステイ」です。最大斜度25%の坂があるヒルクライムコースを自転車で走破して、撮影時にパンと張った美しいふくらはぎになるよう調整。〈PLAYatre TSUCHIURA〉にあるフットマッサージやトレーニング機器、タンパク質にこだわったオリジナル夕食メニューなどで更にコンディションを整え、「ふくらはぎ撮影会」に挑むという、絶対にここでしかできないであろう体験が待っています。

土浦 星野リゾート BEB5土浦

季節や曜日で変動する宿泊料金を、365日1泊1室12,000円に統一するという「29歳以下エコひいきプラン」も。メンバー全員が29歳以下で、チェックイン時に年齢を確認できるものを提示すれば適用されます。

滞在中いつでも自由に利用できる整備コーナー「サイクルスペース」。工具を貸し出しているので愛車をメンテナンスできる。
滞在中いつでも自由に利用できる整備コーナー「サイクルスペース」。工具を貸し出しているので愛車をメンテナンスできる。

普段はスーパーに行く時にママチャリしか乗らないという方も、一度「輪泊」体験をしてみれば、新しい趣味の扉が開くかもよ?

〈星野リゾート BEB5土浦〉
■茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦
■0570-073-022(星野リゾート予約センター)
■チェックイン15:00〜、チェックアウト〜11:00
公式サイト

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