東京駅の新エキナカ商業施設、グランスタ東京に。 日本初のインドカリーを生んだ〈新宿中村屋〉がプロデュースする〈恋とスパイス〉がデビュー。
昭和2年に日本で初めて本格インドカリーをメニューに採用し、多くのファンに愛され続ける老舗〈新宿中村屋〉が、列車食堂の営業から始まった歴史をもつJR東日本フーズとタッグを組んだ新スタイルのカリー専門店〈恋とスパイス〉が誕生しました。8/3に大幅リニューアルした東京駅エキナカ商業施設、グランスタ東京内にお目見えです。
店名の由来は、〈新宿中村屋〉のカリー誕生に隠された純愛!
「若い人に新宿中村屋のカリーの魅力を伝える、絶好のチャンス!」と意気込んで作られた新業態の店〈恋とスパイス〉。ユニークな店名は、昭和初期に〈新宿中村屋〉の「純印度式カリー」が誕生した際の秘話から命名されたもの。
誕生秘話とは…?
当時日本に亡命していたインド人革命家ラス・ビハリ・ボース氏と、彼の逃亡をサポートした創業者夫妻の娘・俊子氏は、国境を超えた純愛を育み結婚しました。「祖国の味を日本に紹介したい」と願うボース氏の提案で、日本初のインドカリーが〈新宿中村屋〉に登場。
つまり、二人の〈恋とスパイス〉が燃えるカリー専門店、というわけなのです。
〈新宿中村屋〉の伝統を受け継ぐも、より親しみやすい値段に。
カリーの種類は大きく分けて、厳選されたスパイスが薫る「インド風カリー」と、コク深い味わいの「欧風カリー」の2種。カレー好きにとっては、両方味わえるのもうれしいところ。
「インド風カリー」の一番人気「恋のチキンカリー」には同店独自の配合で約20種類のスパイスが使われています。
〈新宿中村屋〉の伝統もしっかりと継承。スパイスをホールから抽出する方法は〈新宿中村屋〉と同じ。ソースのなかには「中村屋純印度式カリー」の命である淡路島産玉ねぎがたっぷり。チキンの仕込みは〈新宿中村屋〉のレシピがベースです。
恋盛りトッピング(全部のせ)を選ぶと、パパド(豆粉せんべい)、ほうれん草ソテー、淡路島産玉ねぎのフライドオニオン、揚げたまご、パクチーが付いてきて、見た目も華やか。
90年以上にわたり培われた〈新宿中村屋〉の調理技術を凝縮した欧風カリーは、じっくり煮込んだルーが自慢で、メニューはビーフと豚カツの2種類。スパイスを引き立たせるべく「恋のチキンカリー」とは異なる配合でスパイスを加えているため、一般的な欧風カレーよりもスパイシーで薫り高いのが特徴です。
幸盛りのトッピング(全部のせ)を選べば、マッシュポテト、ほうれん草ソテー、揚げたまご、炙りチーズが付いてきます。
いずれのカリーもスパイスはたっぷり入って薫り高く、辛さは抑えられ食べやすい。すべて同店のオリジナルメニューですが、〈新宿中村屋〉のカリーと比べると値段もお手頃なので、カジュアルにふらっと立ち寄れそう。伝説店の伝統を受け継ぐスパイスの味に、恋してみては?
〈恋とスパイス 新宿中村屋〉
■東京都千代田区丸の内1-9-1 グランスタ東京B1(東京駅エキナカ)
■ 03-6206-3076
■8:00~22:00、日祝~21:00
■無休
■公式サイト
※値段はすべて税込み価格です