【前田紀至子のビューティートラベル】 今話題の「ステイケーション」を〈シャングリ・ラ ホテル 東京〉で体験!旅を満喫するコツをナビゲート。
日々国内外を旅している前田紀至子が楽しく美しく、時にはマニアックに旅を満喫するコツをナビゲート。今回は旅に出ずとも旅気分を満喫できる、ニューノーマルなホテルステイ「ステイケーション」を楽しむべく〈シャングリ・ラ ホテル 東京〉に宿泊。「サマーエスケープ2020」のプランでゆったりと至福の時間を過ごしました。
いま話題の「ステイケーション」とは?
海外など長距離の旅行をするバケーションスタイルではなく、自宅近くのホテルなどに滞在していつもとは違った特別な時間を過ごす「Staycation(ステイケーション)」。「コロナ禍で思うように出かけられない」「おうち時間から束の間の息抜きをしたい」という気持ちに寄り添う、換気が良くプライベートな時間を大切にできるホテルの特性を存分に利用した過ごし方なのです。
まずはチェックイン!きめ細やかな心遣いで、安心してステイスタート。
エントランスでは整然とした順路で、スムースな消毒と検温を。徹底して清潔な環境がありがたい。
館内に一歩足を踏み入れた途端に広がる甘美で華やかな香り。全世界の〈シャングリ・ラ ホテル〉で共通しているオリジナルの調合なのだとか。五感で感じるラグジュアリーな非日常に思わずうっとり。
シャングリ・ラ(理想郷)その1:ウェルカムドリンク。
今回はクラブフロアでの宿泊なので、「ホライゾンクラブ ラウンジ」でチェックイン・チェックアウトの手続きが可能。広々とした空間でステイをスタートできるのは、より一層の安心感を与えてくれます。
チェックインと同時にいただけるウェルカムドリンク。アルコール、ノンアルコール問わずバラエティに富んだラインナップから選べるものの、やはり一番人気はシグネチャージュースの「フレッシュメロンジュース」なのだとか。安定したおいしさのために、様々な糖度のメロンを組み合わせている贅沢すぎる1杯に早速夢見心地。
シャングリ・ラ(理想郷)その2:過ごしやすく居心地抜群の客室。
和のテイストとモダンなインテリアが調和した客室は、都内同格のルームタイプで最大級の広さなのだとか。大きなベッドを独占すれば、ここ最近の張り詰めていた気持ちからも解放されてぐっすりと熟睡できそう。
折り鶴とともに、ホテル名にも由来している小説『Lost Horizon(邦題:失われた地平線)』の一節が。素敵な滞在になりそうな予感が高まります。
ホテル滞在の目的は、あくまでもおこもり。それゆえに、客室のホスピタリティがいつも以上に気になるのも事実。そんな気持ちで少し厳しい視点でチェックするつもりが、ウェルカムフルーツやおやつをはじめ、鉄器の急須やネスプレッソ、パジャマと浴衣にヨガマット、果ては〈ジョンロブ〉の靴磨きサービスまで、期待を上回るサービスはさすが。
バスルームも広々としている上に、〈ロクシタン〉のアメニティやバスソルトも勢ぞろい。大きな窓も気持ちよくて滞在中何度も入ってしまったほど。
ボディウォッシュはマイフェイバリットなボディウォッシュ、〈ジョー マローン ロンドン〉の「ウッド セージ & シー ソルト」を持参。太陽が高い日に頬で感じる潮風やロマンティックな思い出が浮かぶ、大好きな香り。これを使うだけで、海辺でバカンスをしているような感覚に。
シャングリ・ラ(理想郷)その3:憧れの「メロンかき氷」をお部屋で舌鼓。
通常〈ザ・ロビーラウンジ〉のメニューである「メロンかき氷」を特別に客室に用意していただけるのも「サマーエスケープ2020」の魅力の一つ。「メロンかき氷」は、国産マスクメロンやホテルで人気の100%フレッシュメロンジュースを凍らせて作る、この上なく特別な逸品。メロンを模したチョコレートをとると、アロエやオーギョーチゼリー、杏仁アイスが。さらにかき氷の上にはココナッツクリームとココナッツチップスもトッピングされていて、さまざまな風味や食感なので、一人でもペロリ!
シャングリ・ラ(理想郷)その4:プールやフィットネスでリラックス。
おやつを食べた後は、腹ごなしにプールとフィットネスへ。西陽が射すプールとフィットネス、お天気の良い日の夕暮れ時はえもいわれぬ美しい光が差し込みます。
フィットネスも常に清潔。マシン消毒用のスプレーやタオルに加えて、バナナやヴィーガンクッキーもあるから、トレーニングだってしっかり頑張れそう。水着やトレーニングウェア、シューズや靴下も無料でレンタルできるので手ぶらでも大丈夫。
シャングリ・ラ(理想郷)その5:ジャグジーで極上のリラックス。
ほど良い疲労感を味わいながら、ジャクジーやアロマ香るレインフォレストシャワーでしばし開放感に酔いしれて。手足を伸ばしてゆっくりと浸かれば、心も体も解きほぐされるはず。
シャングリ・ラ(理想郷)その6:イブニングカクテルでメロウな時間を。
ラウンジウェアに着替えてマスクをつけたら、〈ホライゾンクラブ ラウンジ〉でカクテルタイムを。シャンパン片手に冷菜や温菜、ちょっとしたデザートまで、「夜は軽めに」という人には十分なボリューム。
客室に戻りがてら、お土産もチェック。オリジナルグッズや、〈シャングリ・ラ ホテル〉の香りのデュフューザーが購入できるので、自分へのお土産にすれば引き続き旅気分を味わえる。
シャングリ・ラ(理想郷)その7:自分だけの穏やかな時間は最高のプライスレス。
夜はきらめく夜景を眺めながら、ゆっくり過ごすのがおすすめ。大きなテレビでは〈Netflix〉も観られるから、気になる作品を一気観して夜更かしするのもとびきりの自分時間。
すべての客室に置かれている小説『Lost Horizon(邦題:失われた地平線)』を読んでみるのも素敵。不朽の名作はきっと新しい知見を得られそう。
翌朝は、リクエストした中華の朝食セットが希望の時間に運ばれてくる、幸せな朝食。中華粥に焼きそば、ジュースはやっぱりメロンジュースをセレクト!
〈シャングリ・ラ ホテル 東京〉はチェックアウトの時間が12時とせわしくないところもありがたいもの。ゆっくり起きて、自分のペースで朝食を食べたら、チェックアウトまでまどろむのも幸せ。
まるで本当に理想郷を訪れたかのごとく、幸せな至上の1泊2日。まさに「ステイケーション」の名にふさわしいこのプラン。我慢だと思っていた今年の夏旅の代わりに奮発して訪れてみては?
覚えておきたいチェックポイント3つ
1:「ステイケーション」は極上の自分時間が過ごせる新トレンド
2:せっかく客室で過ごすならとびきり素敵なホテルを
3:手ぶらで行くもよし、自分のお気に入りを持参するもよし。過ごし方は十人十色