房総半島の里山からおいしいチーズ 千葉県いすみ市〈チーズ工房IKAGAWA〉が作る自然派チーズ。ジャージーミルク100%の濃厚チーズをお取り寄せ！

〈チーズ工房IKAGAWA〉があるのは房総半島の外側に位置する千葉県いすみ市。緑豊かな里山にある小さな工房では、毎日牛のミルクを絞ってチーズを作っています。牛たちのエサとなる牧草も2代目のご主人が自ら育てるという、自然あふれる土地で作られたチーズをお取り寄せしました。

〈チーズ工房IKAGAWA〉では現在4種類のチーズを通信販売していますが、今回お取り寄せしたのは「ムチュリ」と「クリームチーズ」の2つです。

〈チーズ工房IKAGAWA〉自慢の「ムチュリ」。チーズ好きな人でも「ムチュリ」という名前に耳慣れない人も多いはず。先代がスイスのとある村で作り方を習ってきたという日本では珍しいチーズで、表面がカビで覆われているウォッシュタイプのセミハードチーズです。〈チーズ工房IKAGAWA〉では工房の裏にある洞窟の中で手入れをしながら数カ月にわたって熟成させています。

今回「ムチュリ」は1/4サイズを送ってもらいました。セミハードタイプなので、ナイフで簡単に切ることができます。そのまま食べると酸味をはっきり感じますが、口の中でクリーミーで濃厚な味わいが広がります。ワインが進んでしまいそう。

熱を加えると酸味がマイルドになります。蒸したじゃがいもに「ムチュリ」をたっぷりのせるのもおすすめ。あつあつのじゃがいもの上でとろっと溶けた「ムチュリ」は、じゃがいもの甘さを引き立ててくれます。パンにのせてチーズトーストにしても美味！

一般的なクリームチーズより少し黄色がかって柔らかい「クリームチーズ」。口に入れた瞬間にフレッシュな酸味を感じたあと、ジャージーミルクの濃厚なミルクの風味が広がります。塩分が入っていないので、お菓子作りはもちろん、いろいろなアレンジも楽しむことができます。

ジャムとの組み合わせがおすすめとのことなので、クラッカーにジャムと一緒にのせて食べてみました。甘酸っぱいジャムと濃厚な「クリームチーズ」の相性はバッチリ。ティータイムのお供にはもちろん、白ワインやスパークリングワインに合わせれば、リッチな気分が楽しめます。

〈チーズ工房IKAGAWA〉で飼っているのはジャージー牛です。日本の酪農ではメジャーなホルスタインよりも乳脂肪分が多いミルクを出すので、そのミルクで作ったチーズも濃厚な仕上がり。放牧場のそばで栽培する牧草を牛に与えていることから、季節によってチーズの風味や色味が変わるのも特徴です。季節ごとの風景を忘れてしまいそうなこのごろ、自然とともに作られた〈チーズ工房IKAGAWA〉のチーズを味わってみてはいかがでしょうか。

〈チーズ工房IKAGAWA〉
■千葉県いすみ市山田6623
■0470-66-0825
■無休
■公式サイト