自然豊かな絶景スポット多数。 【保存版】京都在住・写真家おすすめの寺社巡り方ルート。嵐山エリアの五感を刺激し、感性を磨くコースとは?

LEARN 2020.01.22

憧れの京都での寺社巡り。ただ行くべきスポットが多すぎてどう巡ればいい? と頭を悩ませがち。そこで今回、京都在住で寺社巡りに精通した写真家・emyさんにテーマ別の巡り方ルートを考えていただきました。

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1.〈車折神社〉女優やミュージシャンも参拝する芸能神社!/嵯峨野

写真提供:車折神社
写真提供:車折神社
車折神社 嵯峨野

芸能神社があり多くの芸能人やアーティストがお忍びで参拝することで有名に。「ご祭神・天宇受売命(あめのうずめのみこと)は、芸能・芸術の神様。芸術的感性やセンスアップのお願いを。またこちらで話題なのが『祈念神石(きねんしんせき)』。願いが叶うと口コミで人気です」

〈車折神社〉
■京都府京都市右京区嵯峨朝日町23 
■075-861-0039
■自由参拝(授与所9:00~17:00)

2.〈旧嵯峨御所 大本山 大覚寺〉歴史を映す、風光明媚な景色に心洗われる。/嵯峨野

旧嵯峨御所 大本山 大覚寺 嵯峨野
旧嵯峨御所 大本山 大覚寺 嵯峨野

平安時代に嵯峨天皇の離宮として創建された嵯峨院が前身。「雅な風景が凝縮されている寺院です。多くの重要文化財があり、中でも桃山時代の豪華絢爛な障壁画、狩野永徳・狩野山楽の作品は必見。また大沢池のほとりを歩き、本堂で写経をすればいい心の洗濯に」

〈旧嵯峨御所 大本山 大覚寺〉
■京都府京都市右京区嵯峨大沢町4 
■9:00~17:00(受付は~16:30) 
■参拝料500円 

3.〈野宮神社〉竹林に囲まれた、源氏物語にも登場するお社。/嵯峨野

野宮神社 嵯峨野
野宮神社 嵯峨野

嵐山名物・竹林の森の中にあり、『源氏物語』にもその名を残す古社。「野宮とは、伊勢神宮に仕える斎王が伊勢へ行く前に身を清めた場所。その名残としてある、変わった黒木の鳥居と小柴垣が特徴です。境内には縁結びの野宮大黒天があり、縁結びのお守りの種類も豊富です」

〈野宮神社〉
■京都府京都市右京区嵯峨野宮町1 
■自由参拝(授与所9:00~17:00)

4.〈天龍寺〉嵐山の自然を取り入れた庭園に時間を忘れる。/嵐山

天龍寺 嵐山
天龍寺 嵐山

臨済宗天龍寺派の大本山。「法堂の天井に描かれた雲龍図や庫裡(くり)の達磨図など見所が満載。曹源池(そうげんち)庭園の美しさには、時間を忘れてしまうほど……。庭園奥の北門を出ると嵯峨野へとつながり、竹林散策を楽しむことも」

〈天龍寺〉
■京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68 
■8:30~17:30(10/21~3/20は~17:00) 
■庭園500円ほか

5.〈松尾大社〉感性を鋭く磨く、清き水の社。/嵐山

松尾大社 嵐山

京都の西方位を守護。主祭神はお酒の神様の大山咋神(おおやまぐいのかみ)。「本殿裏に水神を祀る滝御前のお社は、本殿の参拝後、ぜひお参りを。『霊亀の滝』があり、滝の強いエネルギーが感性強化に。また御神水『亀の井の霊泉』は若返りの水。ひと口いただいて」

松尾大社 嵐山

〈松尾大社〉
■京都府京都市西京区嵐山宮町3 
■075-871-5016
■9:00~16:00(日祝~16:30 ) 
■拝観料500円

6.〈月読神社〉願いを叶えてくれる神秘的な「陰陽石」。/嵐山

月読神社 嵐山

松尾大社の摂社で月の神様・月読尊(つきよみ)を祀る。「ガイドブックに載らないミステリアスな神社。一番のパワースポットは、本殿の裏側にひっそりと佇む『願掛けの陰陽石』です。左右の石を撫でながら願うと、願いを叶えてくれるそう。ぜひ試してみて」

月読神社 嵐山

〈月読神社〉
■京都府京都市西京区松室山添町15 
■075-394-6263
■自由参拝(問い合わせは松尾大社社務所まで)

7.〈鈴虫寺(妙徳山 華厳寺)〉住職による説法も人気。心穏やかになれるお寺。/嵐山

鈴虫寺(妙徳山 華厳寺) 嵐山
写真提供:鈴虫寺
写真提供:鈴虫寺

四季を通じ鈴虫の音色を聞くことができるとこの通称に。「住職による“鈴虫説法”がおすすめ。お話は堅苦しくなく、ときに笑いも。とてもためになるお話が聞けるので心身共に穏やかに、自身の学びにもなります。説法を聞くとお授けいただける『幸運のお守り』は効果がすごいと話題です」

〈鈴虫寺(妙徳山 華厳寺)〉
■京都府京都市西京区松室地家町31 
■075-381-3830
■9:00~17:00(最終受付~16:30)

Navigator emyさん

写真家・鑑定士。京都の町家に〈emy庵〉を構える。近著に、全国の女神を祀る神社を撮影した『メガミサマノカタチ』(扶桑社)。

(Hanako1180号掲載/photo : emy illustration : Mari Oogo text : Kana Umehara)

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