今日本人が注目する競技は「水泳」! 2020年オリンピック・パラリンピック、注目を浴びている競技は「水泳」!選手インタビューをお届け。
ついに今年、2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。数々の種目がある中で、特に注目を浴びているのが「水泳」。今回は、Hanako本誌連載『LOCKER ROOM』よりインタビューをお届けします。
事なかれ主義なので争い事は苦手です。…木村敬一選手
リオデジャネイロ・パラリンピック競泳男子(視覚障害)では銀2、銅2のメダル4個を獲得し、読売新聞社制定『第1回日本パラスポーツ賞』の大賞にも選ばれるなど、日本のパラスポーツ界を牽引する木村敬一選手。その素顔はとっても気さくでオチャメ。取材時、大ファンだという広瀬すずさんの話になると声が弾み、週3回行うウエイトトレーニングの話題では「すごく楽しくて、ジムには毎日でも行きたい。ボディビルダーを目指したいぐらいです」と、軽快なトークで周囲を楽しませてくれる。30分ほど準備運動を行ってから入水。
本誌でも少し触れているが、日本大学卒業後は同大の大学院にも進学。大学院では教育学を学び、ゆくゆくは教員の道も?「学校の先生や大学の講師だったり、そういう道が開けたかな。…あ、開いてはいないか。そういう道もあるということを知ったぐらいです(笑)」。フレンドリーな木村選手だったら、生徒たちにもきっと大人気!ただし、ちょっぴり不安材料も。「あまり強く言えるタイプではないので、言うことを聞かない生徒がいても叱れないかも…。基本的に“事なかれ主義”なので(笑)。先生としてはダメですよね」。世界で戦い続けるトップアスリートも、プライベートでは争い事が苦手。「ホントはみんなと仲良くやりたいんです。でも、そこは勝負の世界なので、やるからには勝ちたい。競技と私生活では矛盾が生じています(笑)」
■birthday:1990/9/11
■blood type :O
■height:171cm
■birthplace:SHIGA
きむら・けいいち/2歳の時に病気で視力を失う。10歳で水泳を始め、高3で北京パラリンピック出場。続くロンドンでは2つのメダルを獲得し、リオでは50m自由形と100mバタフライで銀、100m平泳ぎと100m自由形で銅メダルを獲得。
(Hanako1128号掲載/photo : Rie Odawara text&edit : Naoko Sekikawa)撮影協力: 立教大学
香りフェチのイケメンスイマー!…江原騎士選手
練習が終わり、インタビュールームにやってきた江原騎士選手からは、とってもいい香りが! 聞くと、本誌の私物チェックコーナーで紹介してくれた愛用の香水をつけてきてくれたそう。「紹介するので、つけたほうがいいかなと思って!」と、そのニクい心配りにもキュン♪香水のつけ方にもこだわりをお持ちのようで、「お風呂上がりやプール上がりにすぐつけて、1時間ぐらい経ち、肌になじんだときの匂いがベスト」なのだとか。
香水の他にも、洗剤や柔軟剤、ボディクリームなど、香りへの思い入れが強い江原選手。「柔軟剤は大学1年生の頃からピンクの『ラボン』を愛用中。洗剤との組み合わせによっても香りが変わるので、いろいろと試してみましたね(笑)。プールに入っていると塩素によって肌が乾燥するので、ボディクリームも使っています。とくに、女性の水泳選手はボディクリームを使用している人が多く、いい匂いだと、何を使っているのか聞いたり。気になっちゃうんです」とニッコリ。興奮気味に話す様子がかわいかったです。
■Birthday:1993/7/30
■Blood:typeA
■Height:172cm
■Birthplace:YAMANASHI
えはら・ないと/専門は自由形。2016年、リオ五輪に出場。4×200mリレーでは2泳を務め、52年ぶりの銅メダル獲得に貢献。今年4月の日本選手権では800m自由形で初優勝。200m、400m自由形では2位に。7月の世界水泳ブダペストにも出場。
(Hanako1144号掲載/photo:Rie Odawara text&edit:Naoko Sekikawa)