貝印の未来を考えよう! 「KAI FUTURE LAB. ~こんなものあったらいいな、を妄想しよう! 第6回:企業とコラボして新商品を作ったら!?」
あまたの貝印の商品の中には、〝ツールを使う側の人たち〞と一緒に開発する、いわゆる〝コラボ商品〞も多々あります。使い手のこだわりやアイデアニーズと、創業111年の貝印の経験から培われた技術を組み合わせることで生まれるのは、唯一無二のミラクルツール!ということで今回は、「こんな会社or業界と貝印がコラボしたら…」という夢を膨らませていただきました。(PR/貝印)
今回、妄想を膨らませていただく方々
●ラッパー:DJみそしるとMCごはん(左)
料理と音楽の新たな楽しみ方を提案する、食いしん坊ヒップホッパー。音楽&食の番組『ごちそんぐDJ』(Eテレ)に出演中。愛称は“おみそはん”。
●企画作家:氏田雄介(中)
株式会社考え中・代表。あたりまえのことを写真と組み合わせた「あたりまえポエム」や、1話が54文字の超短編小説「54字の物語」などを考案。
●イラストレーター、マンガ家:死後くん(右)
雑誌や書籍、テレビなどでも活躍中。著書に『I My モコちゃん』(玄光社)が。NHK総合の『おやすみ日本 眠いいね!』では昔ばなしの紙芝居の絵も担当。
第6回のお題「企業とコラボして新商品を作ったら…!?」
フランス料理の一流シェフ、ミシェル・ブラスとのコラボレーション・キッチンツール「Michel BRAS」。彼の才能と経験と、貝印の技術が一体化した一流の道具がそろいます。さてこれに匹敵するアイデア、出てくるか!?
自由奔放なお三方に、企業とコラボしたアイテムをご考案いただきました!
氏田(以下、氏):あの、僕、ちょっと考えてきたんですが…(ゴソゴソとiPadを起動させ、おもむろにプレゼンを始める)。
おみそはん(以下、お):わ、すごい。できる営業マンみたい!
死後(以下、死):スーツが生きる!
氏:はい、営業の氏田です(笑)。えぇとこれは本当に真面目に欲しいものなんですが、みんな大好きな「雪見だいふく」をスパッと切るナイフが欲しいです。ぜひロッテさんとコラボで作ってほしい。
お:さっそくありそう!めっちゃリアル! さっき、辻口シェフとのコラボで作ったボンボンショコラ用のナイフ(1)があるって教えてもらったんですが、それがあるなら、「雪見だいふく」も夢じゃない。
死:確かに「ひとくち欲しい」って言われると、ホント困りますよね。
氏:そうなんですよ。で、結局1個あげることになったりして。
死:その包丁とセットで、2000円くらいで売りましょう。
氏:高い(笑)。
音響系会社と組んで、音が出る包丁&まな板。
お:あの、私ミュージシャンなので、その辺から考えてみたんですが。マイクやヘッドフォンの会社とコラボして、包丁にマイクを内蔵させ、野菜を切る音をブルートゥースで耳元に飛ばして、音をダイレクトで楽しめるセットってどうでしょう?
氏:お〜、ASMRだ。料理しながらゾクゾクしそう(笑)。
死:刺身包丁(2)で魚を切ると、耳元でシューッ…。
氏:キャベツがシャキシャキ、大根がシュッシュ…。
お:マニアにはたまらないですよね。
氏:自動でその音をミックスして、音楽にしてくれる機能もつけてほしいです。朝食を作った音を聞きながら通勤したいですね。
死:僕も音が出る系で考えました。僕、ひげ剃りにはT字カミソリを愛用しているんですが、日によってカミソリ負けすることもあって。でも逆に、すっごく気持ちよく剃れる日もあって、そういう日は〝カミソリ勝ち〞って言ってるんですけど。
お:勝ち負け(笑)。
死:で、勝った日には、ファンファーレが鳴るT字カミソリがあったら良くないですか? ロッキーのテーマとか…。
氏:音楽、素敵ですね。ならばおみそはんとコラボは?
お:いいですね、楽曲作ります!
死:おみそはんのロゴ(3)入れたりしてもいいですね。
お:いい、いい。かわいい!
氏:同じ刃物で、これどうですか?(と再びiPadを出す)
お:??(訝しい顔)
死:魚…?
氏:ハ、ハモの刃物(※4)…。
お:???(さらに訝しい顔)
氏:この歯のところが刃物になっていて、魚が下ろせて、鱗が取れる…。水族館とコラボして物販、あるいは和食の職人さんとコラボ…。すいません。ダジャレです。
死:…嫌いじゃないです。
お:私も(笑)。
氏:よかった。でも、これ使ってる板前さんはちょっと信用できないかも。提案しておいて何ですが(笑)。
(※4)和包丁は用途によって多様な種類に分かれるが、貝印からも出刃や刺身用など、魚用包丁が数多く出されています。ハモの刃物がラインナップに加わる日も近い!?
宇宙開発系企業と、無重力キッチンツールを。
編集部:話が飛躍しすぎかもしれませんが、折角の機会ですし、地球を飛び出してみましょう。一般人が月に行く、なんて話も出る今、宇宙(※5)で使うキッチンツールとか、ニーズがあるのかなって思うのですが、どうでしょうか?
氏:なるほど。
死:無重力ですよね。刃物が浮いたら危ないし、さらに切ったものもあちこちに飛散して危ない…あ、切ったものがあちこちに浮かないまな板ってどうですか?
氏:〝重力まな板〞!ドラえもんの道具でありそうですけど、それがあったら宇宙でトントン切れる。
お:いいなぁ。グラグラ鍋料理ができますね、宇宙で。煮物とか。
死:…いや、火使えます?
氏:そこはIHで。
お:宇宙IH!浮かばない包丁に、IHのコンロにしっかり密着するお鍋。宇宙お料理ツールセット。欲しいです。
死:おお〜、カッコいい。NASAとコラボでぜひ。
氏:ついでに、隕石が飛んできたらスパッと切る包丁とかもあったらいいですね。映画『アルマゲドン』とか見てると、そういうのがあったら危機回避に便利そう。
お:腰に携えておいて、隕石が飛んできたらスパッと!
死:その両方が、宇宙に行く民間人の必需品になるといいなぁ(笑)。
(※5)取材中、「実は以前、“宇宙に持っていくのでハサミの先を丸くしてほしい”というオーダーを受けたことが」と広報の方。すでに貝印のツールは宇宙に出ていた!?
今回の結論:IHコンロに密着する鍋など…無重力で使えるキッチンツールを宇宙関連の会社と開発してほしい!
現実的なところからありえないものまで想像しましたが、今はないけれど、きっといつか必要になる&夢があるということで、無重力対応のキッチンツールに決定。2040年、宇宙空間で調理をするおみそはんが見られるか!?
What’s 貝印?
創業111年。包丁やカミソリ、キッチンツール、ビューティツールなど、刃物を中心としたアイテムを数多く作っているメーカー。今回紹介した「Michel BRAS」「ワイルドカカオ ショコラセパレーター」「橋本幹造 両刃包丁」、〈虎屋〉コラボ包丁のほかにも、料理家の脇雅世さんとコラボしたキッチンツールシリーズなど、使いやすくオリジナリティのあるシリーズも多数展開しています。
■問い合わせ先/貝印お客様相談室 0120-016-410(https://www.kai-group.com/)
★前回の記事はこちらから!
(Hanako1180号掲載/photo : MEGUMI illustration : Koji Wakisaka text : Yuki Kouno)