独身最後の女子旅は、ワイルド&セクシーに⁉ ラスベガスで〈バチェロレッテ・トリップ〉に参戦【後編】メイクで大変身から、お色気サーカスまで。
“結婚する女性が、独身最後の夜に女友達と楽しむ宴”=『バチェロレッテ・パーティー』をテーマにしたラスベガスの女子旅に参戦! 70枚の写真とともにお届けするレポート記事【後編】は、叶姉妹もびっくりのファビュラスな体験がてんこ盛りです。
ヘリコプターでグランドキャニオンに着陸!
バチェロレッテ・トリップ3日目は、朝5時に起きて、ラスベガスで人気のパピロンが催行するヘリコプターツアー『Grand Celebration Tour』へ。泣く子も黙るアリゾナ州の世界遺産グランドキャニオンを遊覧できるというではありませんか。
はやる心を抑えつつ、ホテルから車で30分ほどの距離にあるボルダーシティー(飛行機乗り場)へ向かいます。空港では、パスポートを提示し、遊覧の説明を受けたら搭乗。
ヘリコプターの羽が回転しはじめたかと思ったら、ふわりとゆっくり浮かび上がり、そのままあっという間に空へ!
眼下にはHoover DamやLake Meadなどの景色が広がります。インカムから聞こえてくる、ラジオDJばりの陽気なパイロットによるガイド(英語)も耳に心地いい!
グランドキャニオンは全長約450km、最大幅約30kmの世界でもまれにみる雄大な渓谷。谷底を流れるコロラド川が長い歳月をかけて岩肌を削り現れたその姿は、自然が織りなす見事な芸術です。
岩肌の間をグングンと進みヘリコプターは谷底に着陸しました。絶景におののき記念写真をしたら、ランチBOXとシャンパンで休憩です。
バスツアーなら半日がかりのグランドキャニオンも、ヘリコプターならサクッと片道約40分で到着。谷底に降り立つこともできるので、ひとり349USドルから(合計約4〜4.5時間のツアー・ホテルへの送迎込み)とややお値段ははりますが、時間のない旅人にはかなりオススメ!
〈Grand Celebration Tour〉
■必需品:パスポートなどの身分証明書
『オーシャンズ11』のホテルにある〈Spago〉でランチ。
この日のランチは、かの有名なハリウッド映画『オーシャンズ11』の舞台になったカジノホテル〈Bellagio Las Vegas〉に2017年にオープンした、イタリアンアメリカン創作料理レストラン〈Spago〉にて。
こちらのテラス席では、タイミングが合えばラスベガスの代名詞とも言える〈Bellagio Las Vegas〉の噴水を見ながら食事ができるのです。
〈Spago〉では、日本を含む世界各地から食材を仕入れており、シグネチャーメニュー以外は季節によって変わるので訪れるたびに異なる料理が堪能できます。
イカスミを使ったロブスターロールや、味噌でできたコーンの中にツナ・鰹節が入った前菜など、味付けやビジュアルは日本食にインスパイアされたものが多く、だからなのか、どれもとても口にあい、それでいて新しい発見のある斬新なメニューばかり。
シグネチャーメニューの一つは、サーモンとキャビアのピザ。アカデミー賞のディナーでも提供されました。
デザートは、レモンケーキ、ダークチョコレートスフレ、ラズベリーのパブロアをチョイス。
「THE ラスベガス!」な景色を眺められるレストランなので、ラスベガス初心者は迷わずここに来るといいかもしれません。人気店なので土日は予約が必須です。
〈Spago〉
■Bellagio Las Vegas,3600 S Las Vegas Blvd, Las Vegas
〈PLANET HOLLYWOOD LAS VEGAS RESORT & CASINO〉にチェックイン。
3日目からはホテルをお引越し。宿泊するのはラスベガスのメイン繁華街・ストリップに位置する、映画をテーマにしたカジノホテル〈PLANET HOLLYWOOD LAS VEGAS RESORT & CASINO〉。館内にはハリウッド映画に縁のある品々が飾られており、映画ファンならずともテンションが上がるはず。
ホテル内にはカジノフロアと、ショピングエリア〈Miracle Mile Shops〉もあり、ドア・トゥー・ドアでカジノやカジュアルなフード&ショッピングを気軽に楽しみたい人にはぴったり。〈Paris Las Vegas Hotel & Casino〉のエッフェル塔、〈Bellagio Las Vegas〉の噴水ショーもご近所の、理想的なロケーションです。
〈PLANET HOLLYWOOD LAS VEGAS RESORT & CASINO〉
■3667 S Las Vegas Blvd, Las Vegas,
■公式サイト
ヘアセット専門店〈Drybar〉 でハリウッド女優ヘアに変身!
実はこの日の夜には、Janet Jackson様のコンサート・ライブが控えておりまして。そこはバチェロレッテ・トリップ、ただのライブ鑑賞では終わりません! メンバー全員、ヘアメイクで大変身して、最高の夜に備えることに。
まずヘアセットのために訪れたのは、全米を中心に100店舗以上展開するヘアセット専門店〈Drybar〉。
美容室とは思えないキャッチーな内装で、よくよく見ると、照明ライトがドライアーだったりと細部に遊び心が光ります。
シャンプーが終わったら、大きな鏡のある“バーカウンター”に移動してスタイリストに髪を乾かしてもらいつつ、店のブックを見ながら、どんなヘアにセットしてほしいか具体的なイメージを伝えます。
〈Drybar〉だけに、カクテルを飲みながらヘアメイクをしてもらえるという幸福感よ! アメリカで "100 Brilliant Ideas of 2010" やNew York Magazineの" Boom Brands of 2013"に選ばれたこともある画期的なアイディアのお店なのです。
さまざまなスタイリグ剤やヘアアイロンを使い、プロの手によってゴージャスなハリウッド女優ヘアに変身できました。筆者は坊主なので(ウソ)そこまで変わりばえしませんでしたが、一緒に参加したボブやセミロングのバチェロレッテは、見違えるほどグラマラスに。
〈Drybar〉
■Level 2, Boulevard Tower 3708 Las Vegas Blvd South #5
Las Vegas
日本未上陸の人気コスメブランド〈MORPHE〉で大変身!
髪が決まったら、お次は、メイクアップ。2008年にアーティスト、インフルエンサーが立ち上げた、アメリカでの人気プチプラコスメブランド〈MORPHE〉にお邪魔しました。ホテル〈Planet Hollywood Las Vegas〉内のショピングエリア〈Miracle Mile Shops〉など、ラスベガスに数店舗あります。
今回は、メイクアップアーティストのみなさんにメイクを施してもらえるとのことで、こちらのサイトから、なりたいイメージを事前に選んでみました。
サイトにはドラッグクイーンばりの、ビビットなイメージばかり。この顔でシラフで街を歩くには勇気が入りそう…。でも、ここはラスベガス! 思い切ってこちらをオーダーした次第です。
ということでメイクスタート!
バッチリメイクをキメたメイクアップアーティストの皆さんが可愛すぎて、メイク中もドキドキが止まりません。
すべてが終了し、鏡越しに対面した自分の、変身ぶりに仰天!
日本なら、こんな派手メイクはハローウィンしか許されない雰囲気ですが、毎日がパーティーなラスベガスでは、そこまで注目されることもなく、街に溶け込んでしまいました。
そう、ラスベガスは「別人になりきって、街を闊歩してみたい!」という願望をサラッと叶えてくれる夢のディスティネーションなのです。変身願望がある女性は、今すぐGO!
〈Morphe at Miracle Mile Shops〉
■3663 Las Vegas Blvd South • Las Vegas
ニューヨークの人気ステーキを頬張る!
別人に変身したら、そのままの姿でJanet Jackson様に会う前にニューヨーク発のステーキハウス〈Strip House Steakhouse〉で腹ごしらえ。
ラスベガスでのバチェロレッテ・トリップって、肉食女子っぽく自由に振る舞える免罪符を手にした感覚なんです。変身後ならなおさらの無敵感。だから、肉! ごく単純だけど、肉が食べたくなるのです。
妖しい店内は、独身最後の宴のイメージにぴったり。がっつりジューシーなお肉は食べごたえたっぷり! エネルギーを満タンにして、いざ、コンサート・ライブへ!
〈Strip House Steakhouse〉
■Planet Hollywood Resort & Casino 3667 Las Vegas Blvd. South
Las Vegas
■ドレスコード:ビジネスカジュアル
Janet Jackson様、圧巻パフォーマンス。
ラスベガスでは、誰もが知っている一流アーティストのコンサート・ライブも頻繁に行われていますので、ぜひ足を運んでみてください。遠い海の向こうの存在だった彼女を、まさか近くで拝める日が来るなんて⁉ 〈Park Theater〉で行われたJanet Jacksonの『Metamorphosis』は、観客が総立ちになって盛り上がりました。
〈Park Theater〉では、Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)以外にも、スーパースターのLady Gaga(レディ・ガガ)やAerosmith(エアロスミス)の常駐公演が来年2020年まで開催され、気軽にワールドワイド級のエンタメを楽しめます。
〈Primrose〉で野菜&フルーツたっぷりの朝食を。
エキサイティングな夜のイメージが強いラスベガスですが、朝もしっかり楽しめるよう。その一つが、南仏がテーマのレストラン〈Primrose〉での朝ごはん。ホテル〈PARK MGM〉の中にあります。
思わず写真に撮りたくなる緑あふれる素敵なお庭で、のんびり、おしゃれなひとときをお楽しみあれ。メニューはサラダやフレッシュフルーツ、コールドプレスジュースなどのヘルシーなものから、エッグベネディクトやパンケーキなどしっかりお腹にたまるものまで幅広いラインアップ。
〈Primrose〉
■PARK MGM,3770 S Las Vegas Blvd
Las Vegas
■ドレスコード:特になし
ラスベガス屈指のホットなプールパーティー〈JEMAA〉。
いまラスベガスで熱いスポットの一つといえば、2018年末にオープンしたリゾートホテル〈NoMad Las Vegas〉のプールパーティー〈JEMMA〉。夏季限定ですが、1年目からすでに大人気だったそうなので、2020年の夏も要注目です!
女子旅用にブースを予約でき、カクテルやハンバーガーやチキンなどのフードがセットになったパーティーメニューをオーダー可能。
巨大なカクテルサーバーを持ってきてくれた美女たちは〈JEMMA〉で働くスタッフさん。ヘルシーな水着姿がマブすぎるぜ…! アクティブに観光を楽しんだあとは、プールサイドでお酒片手にのんびりと時間を過ごすのもアリでしょう。
お迎えに来てくれたリムジンはこれまでのブラックと違ってホワイトバージョン。記念にドライバーさんと一緒に記念撮影。
〈JEMAA at the NoMad Pool Party〉
■PARK MGM,3772 S Las Vegas Blvd Las Vegas
■ドレスコード:水着があるとベター
セレブリティ・シェフによるラテンアメリカの創作料理〈CHICA〉。
4泊6日の最後のディナーは、セレブリティ・シェフとして知られるLorena Garcia氏が手掛ける、ラテンアメリカの創作料理レストラン〈CHICA〉にて。
ベネズエラ、ペルー、ブラジル、メキシコ、アルゼンチンなどに影響を受けたスペシャルな創作タパスを、ダイナミックな味のワインやミクソロジーカクテルと一緒にいただけます。
ラスベガスでは「ペルビアン」と呼ばれるペルーのフュージョン料理が流行中だそうで、旬の味を楽しみたいなら、この店がベストチョイスかと! どれも洗練された味で大満足。
ラテンアメリカといえばサングリアが美味しいことで有名ですが、この店は流石の美味しさ。デザートは、メキシカンホットチョコレートを上からたっぷりかける様が動画映え必至のこちら!
レストランはホテル〈The Venetian Hotel and Casino Las Vegas〉内にあり、ディナー以外にも、朝食、ランチ、週末のブランチを楽しむこともできます。
〈CHICA〉
■The Venetian Hotel and Casino Las Vegas,3355 S Las Vegas Blvd Ste 106
■ドレスコード:特になし
カクテルバー〈Vanderpump Cocktail Garden〉へ。
最後の晩餐は終わりましたが、正直まだまだ飲み足りない。そして、この日のフィナーレ・イベントである“大人のサーカス”まで時間があるぞ!ということで足を運んだのは、いまラスベガスでもっともホットなバー〈Vanderpump Cocktail Garden〉。
店の前には行列ができるほどの人気ぶりです。どこか敗退的な色気に満ちた空間で、美しすぎるオリジナルカクテルたちが妖艶に語りかけてきます。
バーの経営者はアメリカでテレビタレントとしても活躍するLisa Vanderpump氏。当日は偶然にも彼女が出演する人気リアリティ番組の撮影が行われていました。
〈Vanderpump Cocktail Garden〉
■3570 S Las Vegas Blvd, Las Vegas
■ドレスコード:特になし
お色気ムンムン!大人のサーカス〈ABSINTHE〉。
今回の女子旅の大トリは、ラスベガスだからこそ楽しめるちょいエロな“大人のサーカス”〈ABSINTHE〉です。18歳以下は入場禁止! 2011年から〈Caesars Palace〉に特設されたテントの中で行われ、ブラックユーモアたっぷりの司会者が、のっけからドカンドカンと観客の笑いを誘います。
最大の見どころは、鍛え上げられた美しい肉体の美男美女たちが繰り出すアクロバティックなパフォーマンス。その芸術的な魅力に思わずため息がこぼれます。
本意気のパフォーマンスの間にところどころ挟まれるのが、セクシー&ちょっぴりお下品なパフォーマンスとトーク。観客をイジり倒して笑いをとったり、放送禁止用語まで飛び交うエンタメアワーは、見る者に飽きる隙を与えません。英語がよく分からなくても、コミカルな表情と動きで十分楽しめるのでご安心あれ。
前編記事で紹介した男性ストリップショーでも実はお目見えした、バスタブに入る半裸のイケメン男性が、ここでも登場。まさか再び会えるとは思っていなかった(別人だけど)ので、バチェロレッテ一同、大騒ぎ‼ サーカス・テントという密室世界で、無駄に水しぶきとフォエロモンを浴びまくり、何かが覚醒しそうになった夜でした。
〈ABSINTHE at Caesars Palace〉
■3570 Las Vegas Boulevard South Las Vegas
■ドレスコード:特になし
取材協力:ラスベガス観光局