独身最後の女子旅がブームの兆し。 ラスベガスで〈バチェロレッテ・トリップ〉に参戦【前編】絶景ディナーから男性ストリップまで!

LEARN 2019.11.15

巷では某・人気リアリティ番組の影響もあり『バチェラー(パーティー)』の知名度がうなぎのぼりですが、その女性版『バチェロレッテ・パーティー』もあるのをご存知ですか? “結婚する女性が、独身最後の夜に女友達と楽しむ宴”。今回、そんなバチェロレッテ・パーティーをテーマにしたトリップツアー(4泊6日)にお誘いいただき、行ってきました。場所はまさかの…エンタメシティ・ラスベガス! 波乱のフィナーレ・男性ストリップショーまで、46枚の写真とともに【前編】をお届けします。

マッカラン空港は、プチ・カジノ⁉

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これは並の女子旅では終わらなそうだぞ…。

そんな予感を胸に成田国際空港からデルタ航空で午後4時台に出発し、アメリカ西海岸のシアトル空港を経由してラスベガスに降り立ったのは、同日の午後2時台。

日本との時差は−17時間(※サマータイムの3月上旬〜11月上旬は−16時間)です。降り立ったマッカラン国際空港は、リアルなスロットが配置された“プチ・カジノ”で、早くも静かに血がたぎってまいりました。

アイコニックな〈Las Vegas Sign〉で撮影。

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まずは、ラスベガスを代表するフォトスポットへ。それは、ゴージャスなカジノホテルが立ち並ぶ随一の繁華街・ストリップ地区の南側の入口にありました。

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「ようこそ、素晴らしいラスベガスへ」と書かれた看板が出迎えてくれる〈Las Vegas Sign〉。半世紀にわたり、記念写真の場所として大人気で、観光客の行列ができています。

〈Vegas Sign〉
■5100 Las Vegas Blvd S, Las Vegas, NV 89119-3232

ストリップの中心にあるホテル〈Vdara〉にチェックイン。

©Vdara
©Vdara

この日から2泊する〈Vdara〉へ。57階建てオールスイート・ホテルで、カジノは併設されていませんが、隣にある〈BELLAGIO LAS VEGAS〉や〈MGM Grand Hotel and Casino〉といった有名なカジノホテルまで徒歩わずか。

©Vdara
©Vdara

泊まる部屋によっては、かの有名な〈BELLAGIO LAS VEGAS〉の噴水ショーが拝めます!「なぜアメリカにエッフェル塔が⁉」と驚くこと必至のホテル〈Paris Las Vegas Hotel & Casino〉にもほど近く、ラスベガス観光にはとても便利なロケーション。

こちらのスパ〈ESPA〉は『フォーブス・トラベルガイド』で5つ星を獲得しており、ゆったりと静かに滞在したい人にはもってこい。宿泊者は無料で使用できるプールもあります。

©Vdara
©Vdara

〈Vdara〉
■2600 W. Harmon Ave. Las Vegas, NV 89158
公式サイト

夢のリムジンがお出迎え!

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部屋に荷物を置いたらラスベガスの街へ繰り出すことに。エントランスを出ると、なんとこのトリップ用に手配されたリムジンがエントランスに待機しておりました。参加メンバーの女性5人で乗り込んだら、一気にバチェロレッテ気分がぶち上がり!

コーディネーターさん曰く、オススメのリムジン会社は〈Bell Limousin〉とのことなので、気になる方はチェックしてみて。

フォトジェニックなマフィア&ギャング博物館〈The Mob Museum〉。

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人生初のリムジンで華麗に乗り付けたのは、ラスベガスやアメリカ各地からマフィアやギャングの資料を集めたマフィア博物館〈The Mob Museum〉。華やかなストリップとは対照的にレトロな雰囲気が漂うダウンタウンにあります。

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ラスベガスの発展とマフィアの関係は強く、館内にはその歴史に関する展示や、彼らが暗躍した1920年代から40年代の雰囲気が再現されています。思わず写真を撮りたくなるフォトジェニックなゾーンも。

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特に面白かったのが禁酒法時代を再現したBAR〈The Underground〉。違法にお酒を製造する当時の様子を再現したブースや、実際に飲まれていたお酒のテイスティングを楽しめます。

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というわけで、さっそくCheers(乾杯)!

GINGER JAKE、MOONSHINE SMASHなど。
GINGER JAKE、MOONSHINE SMASHなど。
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飲んでみると、警察の目をかいくぐって作ったお酒だけあって、味が原酒に近く雑味があり刺激的。アルコール度数も高めなので時差ボケ気味の脳天にガツンと効いて、なんだか変なテンションになってきました。あー、楽しい。

原酒以外にも、オリジナルカクテルも多数取り揃えているので、ディナー前の0次会にいかが?

〈The Mob Museum〉
■300 Stewart Ave, Las Vegas, NV 89101, United States

高さ256mのレストラン〈Top of the world〉。

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美味しいお酒で胃袋が活性化したところで、ラスベガス初のディナーへ。ストリップとダウンタウンの中間にそびえる高さ350mの展望タワー〈Stratosphere Tower〉で有名なホテル〈The STRAT Hotel, Casino & SkyPod〉にあるレストラン〈Top of the world〉に向かいます。

エレベーターでホテルの107階まで上がったら、更に階段を登り……、待っていたのは360度ガラス張りの絶景空間!

©Top of the world
©Top of the world

ラスベガスの街並みの向こうに広がるワイルドな荒野まで見渡せます。なんと、レストランの床が、360度回転しているではないですか!

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刻々と変わる、窓の外の景色。サンセットの時間だったので、オレンジの夕日が店内を染め上げ、ため息もの。ラスベガスの夕日は山間から光がさしてなんとも美しいのです。

SHELLFISH TOWER
SHELLFISH TOWER
Rack of Lamb
Rack of Lamb

夕日が落ちれば、きらびやかなラスベガスの夜景にうっとり。女子トークにも花が咲き、バチェロレッテ・トリップ初日にふさわしい、優雅なディナーとなりました。

〈Top of the world〉
■The STRAT Hotel, Casino & SkyPod, 2000 Las Vegas Blvd South |Las Vegas
■ドレスコード:ビジネスカジュアル

バギーで砂漠を走り抜けろ!

©SUNBUGGY FUN RENTALS
©SUNBUGGY FUN RENTALS

2日目は朝からフルスロットル! ラスベガスの街中から車で30分ほどの場所にある〈SUNBUGGY FUN RENTALS〉にて、バギーで砂漠を駆け巡るツアーに参戦です。

まるで、ハリウッド映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の世界(注:映画のロケ地ではありません)⁉ 筆者は完全なるペーパードライバーなのですが、大丈夫でしょうか。一抹の不安を募らせつつ講習会を受けました。

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ヘルメットを正しく被る、立ち往生した場合はその場で停車する、バギー同士が横並びにならないといったルールを聞いたとら、いざ、“怒りのデス・ロード”へ!

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ワイルドイケメンのインストラクターを先頭に、バチェロレッテ・メンバーが縦1列に並び、あとに続きます。数年ぶりにハンドルを握った筆者も、子どもの頃に遊園地で乗ったゴーカートのような感覚で簡単に操縦できました。

©SUNBUGGY FUN RENTALS
©SUNBUGGY FUN RENTALS

途中、砂漠の砂にハマってエンストするトラブルに見舞われるも、「デス・ロードでデス⁉ 助けて〜!」と悲劇のヒロインごっこをしていているうちに、インストラクターが鮮やかに解決してくれ、これも素敵な旅の思い出に。

©SUNBUGGY FUN RENTALS
©SUNBUGGY FUN RENTALS

小高い砂山からジャンプして着地する快感がクセになり、いつまでも走っていたかった…。女友達と一緒に砂漠を、ワー・キャー叫びならラアクセル全開でつっぱしるなんて、これは遅れてやってきた青春以外の何者でもないでしょう。

〈Sun Buggy〉
■6925 Speedway Blvd c106, Las Vegas
■ドレスコード:動きやすく、汚れても良い服装、スニーカー

映えて、おいしい〈Maxie’s〉のランチ。

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バギーでエキサイトしたあとは、ランチタイム。「食事は美味しくなければいけない、美しく見えなければいけない」というコンセプトを掲げるカフェレストラン〈Maxie’s〉 へ。

「World Famous Benedict Boxes」
「World Famous Benedict Boxes」

注文したのは、食パンの上に盛られたワイルドなエックベネディクト。ラスベガスらしい映えるビジュアルと、見掛け倒しではない味。お店のコンセプトに偽りなし。

「MilkShakes THE COOKIE MONSTER」
「MilkShakes THE COOKIE MONSTER」

デザートには、食べるのがもったいないくらい可愛らしいパフェが登場し、バチェロレッテたちによる撮影タイムがスタート。チョコバナナとピーナツバターの味が濃厚で、アメリカンな見た目ほど甘すぎず、疲れた時にひと口食べると元気が湧いてきます。

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このレストランカフェ〈Maxie’s〉は、ハイローラーという世界最大の巨大観覧車の麓に飲食店、お土産ショップが立ち並ぶ〈The LINQ Promenade〉にあります。道の頭上にはジップラインのコースが何本も張り巡らされ、時折、ハイスピードで観光客がビューンと飛んでいきます。

〈Maxie’s〉
■3545 Las Vegas Blvd S. Las Vegas
■ドレスコード:なし

〈Paris Las Vegas〉に新オープンした注目スパ。

@Voie Spa & Salon at Paris Las Vega
@Voie Spa & Salon at Paris Las Vega

朝からデス・ロードで大暴れし、映えランチで目とお腹が満たされたら、時差ボケも手伝って急に眠気が…。そんな我々を癒やしてくれたのが、ホテル〈Paris Las Vegas〉に2019年にオープンしたばかりのスパ〈Voie Spa & Salon at Paris Las Vega〉。

@Voie Spa & Salon at Paris Las Vega
@Voie Spa & Salon at Paris Las Vega

「なんていいタイミングなんだ!」と心の中でトリップの日程を考えた案内人を称賛しながら入店。身も心もリラックスできるスパタイムはバチェロレッテ・トリップには欠かせません。

@Voie Spa & Salon at Paris Las Vega
@Voie Spa & Salon at Paris Las Vega

居心地のいいロッカールームでガウンに着替えたらラウンジに行ってスタッフに呼ばれるのを待ちます。施術に使うアロマの香りを4種類から選べ、ラウンジにある飲み物を自由にいただけるのも嬉しいポイント。

スパがあまりにも気持ちよすぎて、施術後半には当然のごとく夢の中へ…。終わった後は体が軽くなったのを感じました。

〈Voie Spa & Salon〉
■Paris Las Vegas ,3655 Las Vegas Boulevard South Las Vegas

ディナーはのギリシア料理レストラン〈Estiatorio Milos〉。

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お待ちかねの2日目ディナーは、女性に人気のゴージャスモダンなホテル〈The Cosmopolitan〉にあるギリシャ料理店〈Estiatorio Milos〉へ。さまざまな国の料理を堪能できるのもエンターテイメントの街・ラスベガスの魅力です。

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こちらにはバチェロレッテ用のコースメニューがあるので、今回はそちらをオーダー。シェアスタイルで多彩な料理をみんなでいただけるので、欲張りな女子には嬉しい限り。ドリンクはギリシアスタイルで作ったオリジナルカクテルやスパークリングワインがオススメ。

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肉料理、魚料理、グリークサラダまで幅広いメニューを堪能できます。

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ギリシャのヨーグルトにベリーなどのフルーツとチョコレートケーキをディップして食べるデザートもお忘れなく。

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レストランのあるホテル〈The Cosmopolitan〉には、1階から3階まで続く吹き抜けに飾られたパープルのシャンデリアや巨大なピンヒールがあり、セクシーな雰囲気に包まれていました。

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〈Estiatorio Milos〉
■THE COSMOPOLITAN OF LAS VEGAS,3708 Las Vegas Boulevard South Las Vegas
■ドレスコード:スニーカー、ジーンズNG。適度なドレスアップを。

男性ストリップショー〈Chippendales〉 に大フィーバー。

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何を隠そう、このバチェロレッテ・トリップのスケジュールを見た際、最も心がざわついたのが2日目のフィナーレを飾る男性ストリップショー、〈Rio All-Suite Hotel and Casino〉で見られる〈The Chippendales〉です。

店の前に飾られた、セクシーな男性陣が「Are You Rready to Party?」と迫ってくる看板に、早くも動悸が収まりません。No, I’m not Ready! 心の準備が、まだ〜!

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会場に入るとお客さんのほとんどが女性。スタート前から熱気と興奮に包まれていました。

まずは、もったいつけるようにピチピチのスタイリッシュなスーツを着て登場したメンズたち。煽情的なダンスと歌で会場を盛り上げるうちに、気づけば1枚、また1枚と服が脱ぎ捨てられしまいにはパンツ1丁の姿に…!

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ある時はアーミー(兵隊さん)、ある時は工事現場で汗を流すワイルドイケメン、ある時はなぜだかバイクの上でスッポンポンになるライダーなど、様々な設定&角度から、あらゆる女性のフェチ心を刺激してきます。

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我々バチェロレッテたちも、それぞれの“推し”を見つけてはキャーキャーと大騒ぎ。

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どこに視線を合わせていいの分からない気恥ずかしさと、いいぞもっと脱いでくれ!という、相反する気持ちがないまぜになって叫びまくった熱い夜でした。会場の女性たちに生まれた不思議な一体感は、日本ではなかなか味わえない代物。独身最後の日に女ばかりでバカ騒ぎするには、最高のエンターテインメントに違いありません!

〈The Chippendales〉
■ドレスコード:なし
■172 at The Rio Hotel and Casino3700 W Flamingo Rd, Las Vegas

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取材協力:ラスベガス観光局

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