歩いて、見て、触って。都心で芸術の秋を体感しませんか? 東京ミッドタウンで、デザインの祭典『Tokyo Midtown DESIGN TOUCH』を11月4日まで開催中!

LEARN 2019.10.30

11月4日(月・祝)まで、国内外の第一線で活躍するデザイナーや注目のデザインが東京ミッドタウンに集結するイベント『Tokyo Midtown DESIGN TOUCH』が開かれています。様々な遊び心溢れるデザインを体感しに、実際にイベントに行った様子をレポートします!

今年のテーマは、「FUSION 融合」。

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

『Tokyo Midtown DESIGN TOUCH』は、「デザインを五感で楽しむ」をコンセプトに2007年から毎年開催されているデザインの祭典。

今年は「FUSION 融合」をテーマに、デザインと景色、サイエンス、遊びなど、それぞれの分野が混ざり合い、融合することで生まれる新たな価値観が提案されているそう。

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

ミッドタウン敷地内のMAPを見ると、ミッドタウン・ガーデンやエントランス、館内のアトリウム、ガレリアなど、様々な場所にデザインが配置されているようです。

大きな4色に浸る空間『六本木カラー渓谷』。

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

まずはミッドタウン・ガーデンから順に見学を始めました。

こちらの『六本木カラー渓谷』は、今春のミラノデザインウィークでも話題となったクリエイターチーム・SPREAD(スプレッド)が手がけるダイナミックなインスタレーション。

「色景に浸る」をコンセプトに、全長1kmものカラフルなメッシュ素材のファブリックを使った80mにも渡る色彩の渓谷が出現していました。

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

この作品のために織られたというメッシュ生地を使用しているそう。ピンク、オレンジ、赤、青と4つの色が創り出す景観は、谷のような海のような不思議な空間でした。夜はライトアップされ、表情の変化を楽しめます。

風の形を表現した彫刻『Moment(モーメント)』。

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

「一瞬」を表現するために、瞬間の風の形を彫刻化した作という『Moment』。普段は見ることの出来ない「一瞬」という時間の概念を目の前に表現することで、時間の持つ意味に向き合って欲しいという意味が込められているのだとか。

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

ぐにゃりと曲がった風の形に触れてると、普段触れられないものだけに不思議な感覚に。ミラー素材で周りの風景が映り込むことにより、日常に潜む美についても表現されているのだそう。深いです、、。

まるでおもちゃみたいな遊具で遊べる! 『デザインのひろば』。

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

プロダクトデザイナーの深澤直人氏やインテリアデザイナーの五十嵐久江氏がデザインした、グッドデザイン賞受賞のカラフルな遊具が並ぶ『デザインのひろば』。

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

カラフルでシンプル、まるでオブジェのような遊具。実際に子ども達が遊具に触れて遊んでいました。

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

赤い遊具は、OMOCHI(オモチ)という名前だそう。確かにお餅のようなどっしりとした丸いフォルム。ネーミングにも遊び心が感じられますね。

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

こちらのグレーの遊具は、単体で見ると「思わずどうやって遊ぶんだろう?」と思ってしまいましたが、駆け寄って思い思いに遊ぶ子ども達。遊び方なんて書いてないにも関わらず、その自由な子どもの発想力に脱帽です。

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

グレーの遊具はBANRI(バンリ)という名前のよう。この形でどうやって遊ぶのか、私には全く想像できません。。

建築に溶け込むようなモビールが美しい、『Salone in Roppongi vol.7 2019』。

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

イタリア・ミラノで毎年開催される世界最大のデザインイベント『ミラノ・サローネ』。の賑わいを六本木に!を合言葉に始まった、『Salone in Roppong(サローネ・イン・ロッポンギ)』。

今回は、デザイナー柿木原政広氏がサスティナブルをイメージして作ったというモビールを展示。羽のような形に切り取られた破片がキラキラと揺れて美しいモビールは、まるで元々その場にあったかの様にミッドタウンの建築にフィットしていました。

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

モビールの下を通る人々。まるでどこかヨーロッパの街角のような雰囲気の空間が広がります。

1対の手袋から、さまざまな動物が誕生! 『Hanzoo(ハンズー)!』

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

手袋を、親と子、子と子、家族のコミュニケーションツールとしてリデザインしたという作品。手を守る・温めるという機能に、触れ合う楽しさをプラスしています。

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

1対の手袋をはめた指や手の動きで、さまざまな動物の形に!!子どもが喜びそうな可愛いプロダクトですよね。動物のどこかとぼけた表情や、素材感に温もりも感じられました。

まるで森の中に座っているかのよう!『intree table(インツリー テーブル)』。

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

公共空間に小さなプライベートスペースを作り出すためにデザインされたという、屋外用の家具作品。まるで植木の中に座っているかのように見えますが…。

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

実際にテーブルで体を支えながら椅子の上に座ってみると、周りを包みこまれ木々と一体になったような不思議な感覚が味わえました。心なしか、周囲の空気もおいしいような。笑

六本木の施設の中を散策しながらアートを体感できる、『Tokyo Midtown DESIGN TOUCH』。美術館に行くよりも手軽に、「東京ミッドタウンで「芸術の秋」を感じて見ませんか?

六本木 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

『Tokyo Midtown DESIGN TOUCH』
■東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン
■03-3475-3100(東京ミッドタウンコールセンター)
■10月18日〜11月4日
公式サイト

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