フェイスマスク正しく使えてる? なぜ毎日使いが重要なのか、ルルルンに聞いてみた
みょうじん・けんたろう/〈Dr.ルルルン〉にて、ブランドマネジャーとマーケティング部ゼネラルマネジャーを兼務しながら、イベントや講演会出演など「化粧水フェイスマスク」の普及活動に従事。
“特別な日”だけではなく、毎日使う。効率よく潤いを届けるフェイスマスクとは?
シリーズ累計売上20億枚を超え、ブランドシェア1位を誇る《ルルルン》。“肌のごきげんをつくる”をコンセプトに2011年から登場した、人気のフェイスマスクシリーズはみなさん、おなじみではないでしょうか。
肌へのアプローチ別から、現地の原料を使ったご当地シリーズ《旅するルルルン》まで幅広く種類を展開する中で共通する大きな特徴は、いずれも“デイリー”で使うこと。
かつては、“特別な日のために”という印象があったフェイスマスク。そのイメージを払拭し、多くの人の肌悩みに寄り添う“毎日使いのフェイスマスク”が誕生したきっかけは、東日本大震災だったと明神さんはいいます。
「震災によるさまざまな影響があるなかで、化粧品の売れ行きだけはあまり落ちていなかったんです。この時、コスメやスキンケアはいかなる状況でも生活必需品であり、気持ちが前向きになれるものなんだと感じました。
スキンケアで毎日が特別になり、ワクワクする気持ちを提供できたらと思い、フェイスマスクの開発を進めることにしたんです。“ごきげんをつくる”“毎日を特別に”というコンセプトはそこから来ています。」
コンセプトだけではなく、もちろんスキンケアの観点でも、多くの人の悩みに寄り添うための設計に。
「スキンケアの主な目的は、水分(化粧水)、油分(乳液・オイル)、美容成分(美容液)の大きく3つに分かれます。そのなかでも、化粧水の使用率90%に対して、肌の乾燥に悩んでいる人は70%もいました。
ほとんどの人が保湿のために化粧水を使用しているのに、きちんと保湿できていない現状があったんです。
きちんと保湿をするために、化粧水の重ねづけや、コットンに染み込ませたコットンパックなどさまざまな方法がこれまでもありましたが、手間なくしっかり肌に届けるなら化粧水をたっぷりと染み込ませた化粧水タイプのフェイスマスクが保湿に最適という結論にいきつきました。
ひと口にフェイスマスクと言っても、とろみがあるような美容液タイプのフェイスマスクとは違い、《ルルルン》のフェイスマスクは化粧水代わりとして、毎日使っていただきたい設計になっています」
選び方、使い方合ってる? “how to ルルルン”を学ぼう
デイリーケアへ特化したフェイスマスクの有効性について知った後は、ハナコラボメンバーたちと実際の商品を試しながら改めて選び方、使い方について総ざらい。今回は、年齢とともに変化する肌によって今までのスキンケアに違和感を感じ始めた人へおすすめという、ファーストエイジングケアシリーズ《ルルルンプレシャス GREEN(バランス)》を使いました。
「《プレシャスシリーズ》は今回のグリーンほかレッド(高保湿タイプ)や、ホワイト(くすみケア)の全3種類。それぞれ季節やシーンによって使い分けするのが理想です。
ラインナップをたくさん用意しているのはそれに加え、年齢によって変わる肌の水分量と皮脂量に合わせて選ぶべるようにするため。
年齢とともに水分量は減っていき、肌のテカリなどの皮脂量は30代をピークに徐々に減っていく傾向があるので、それに合わせて水分と美容成分の届け方を変えることが大切です。どのタイミングで何を補いたいのか、今の自分の肌環境を見直して選ぶのが良いと思います」
明神さんから選び方のポイントを聞きながらハナコラボメンバーは《プレシャスシリーズ》を手に取ってみることに。ふっくらとした質感とピタッと吸い付く密着感が特徴の《ルルルン》のシートは、水分の貯水層をマイクロファイバー配合のシートで挟み込んだ3層構造。
「デイリー使いのフェイスマスクで重要なのはやっぱり毎日でも負担にならない使いやすさ。そのための研究は欠かせません。これまでもシートの形から素材、パッケージ方法まで9回リニューアルをしてきました。
水分を吐き出す機能性を高めたマイクロファイバー入りの3層構造にしてからは、液垂れしない利点を生かして当時の1.5倍の液量を入れることに成功したですよ」
さらに、明神さんがフェイスマスクのつけ方を実演してくれました。ここでポイントになるのが、ヨレやシワになりにくい切り込みを活用してフィットさせることだそう。
「肌とシートに空間ができてしまうと化粧水が浸透しにくい状態になってしまいます。特に顎下の部分はフェイスラインに沿って引き上げるようにしましょう。
ドライヤーをしながら付ける場合は先に切り込みの下側をフィットさせてから上側を重ねると、風が当たっても剥がれにくくなりますよ。付ける目安は5〜10分ですが、肌がひんやりとして、十分に水分が浸透したと感じたタイミングで外してください」
① クレンジングや洗顔後にシートを広げ、鼻→目元→口元の順番で空気を抜きながらマスクを密着させる。
② 顎下にある切り込みをフェイスラインに沿って引き上げる。最後に全体を手で覆ってなじませるように。
③ 5〜10分を目安に取り外し、軽くパッティング。水分が多い場合は軽く拭き取る。
④ 油分(乳液やクリーム)でしっかりフタをする。
何が正しいかわからない! 気になる疑問にお答え
最後に、《ルルルン》ユーザーも多いハナコラボメンバーから寄せられた、フェイスマスクに関するお悩みや疑問にのQ&Aを明神さんが答えてくれました。
フェイスマスクの1日の使用頻度はどれくらいが良いのでしょうか?
「ルルルン」のように化粧水タイプ(水分)なのか、美容液タイプ(美容成分)なのか、スキンケアの目的に応じて変わります。一般的には朝晩1日2回が理想的です。習慣化することが大切なので、まずは続けやすいルーティンの中で最低1回は取り入れてみてください。
私は半身浴中にフェイスマスクをする時もあるのですが、問題ないですか?
汗が出て成分が流れてしまうようなシーンでの使用は、あまりおすすめできません。やはりお風呂上がり後など、体温が下がり、肌が乾燥し始めて水分を吸収しやすい状態で付けるのが効果的です。
開封後の保存方法や期限について詳しく知りたいです。大容量で使いかけのものがいくつかあり、何となく冷やした方がいいのかな…と冷蔵庫に入れています。
なるべく冷やすのは避けましょう!フェイスマスクに含まれた成分が変質したり固まったりしない温度での保管推奨です。消費期限は湿度など環境によっても変わりますが、目安として開封後は3か月以内、未開封は常温で3年と覚えて置くと良いですよ。
毎日変化する大人肌に向き合い、皮脂の量やバランスに着目したファーストエイジングケアのフェイスマスクシリーズ。シリーズの共通成分として「浸透型セラムカプセル」を配合。肌の角質層の奥深くまで浸透し、ゆらぎに負けない肌へ導く。
ルルルンプレシャス GREEN(バランス):ゆらぎやすい大人の肌のバランスを保つ“肌メンテナンス”マスク。32枚入り1,980円
ルルルンプレシャス RED(モイスト):乾きやすい大人のごわつき肌を和らげ、しっとり潤う艶柔肌へと導く、濃厚保湿タイプ。32枚入り1,870円
ルルルンプレシャス WHITE(クリア):ダメージの溜まりやすい大人肌をクリアにする徹底ハリツヤタイプ。メイク前のケアにおすすめ。32枚入り1,870円
photo_Wataru Kitao text_Ami Hanashima