人気パティスリーの味を気軽にテイクアウト。 わざわざ食べに行く価値あり!ワンランク上のテイクアウトスイーツ・ドリンクが楽しめる人気店3軒
わざわざ食べに行きたくなる、極上のテイクアウトスイーツとは?人気パティシエが手掛けるクレープをはじめ、ワンランク上のテイクアウトスイーツ・ドリンクが楽しめる都内の人気店3軒をご紹介します。
1.〈FLOTO〉パティシエールが表現する妥協なしのジェラート。/参宮橋
2017年3月、参宮橋に誕生した〈フロート〉は、パティシエールの馬場麻衣子さんによるお店。
店内には、洋菓子やパンと並んでジェラートのショーケースが。
代々木上原でパティスリー〈ビヤンネートル〉を営む馬場さんが、ジェラート作りを始めた理由とは?
「ここは、〈ビヤンネートル〉のラボを兼ね、姉妹店として生まれた場所。〈ビヤンネートル〉で好評いただいているパフェに使うジェラートを、どうしても自分のレシピで作りたくなって。パフェを通して出会った素晴らしい生産者たちのフルーツも、ジェラートならあまり手を加えずストレートな味で届けられるのが魅力。そこが洋菓子とは違うところですね」と馬場さん。
フルーツにはほとんど刃を入れず、ジェラートを攪拌する段階で自然にすり潰す。素材の風味を損なわない工夫で、ジェラートのおいしさを格上げしている。
素材の良し悪しがそのまま伝わるから、食材もジェラートのために選び抜いたもの。岩手県産の牛乳は乳味がしっかりとしていて香りも豊か。甘みがじんわり広がる種子島産の粗糖は洋菓子やパンにも愛用するほど。フルーツは無農薬や有機栽培のものを選び、旬のうちに使う。「ただ甘いだけじゃない、体に安心なものを」というジェラートへのこだわりは、子を持つ母としての願いでもある。
内装や制服のデザインも妥協しない。「深い森でジェラートの花が咲くように」と作り上げた世界は、どこか涼やかだ。
2.〈ASAKO IWAYANAGI PLUS〉フルーツたっぷりのクレープ×日本茶。/等々力
〈PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI〉の隣にできた店では、手軽に食べられるクレープやパフェを新しく展開。
ドリンクは、日本茶好きの岩柳麻子シェフが3種の茶葉をセレクトしている。緑茶に限りなく近い烏龍茶「包種茶」や、磯の香りが漂う「浜茶」などのユニークなラインナップにも、果物たっぷりのスイーツが好相性だ。
(Hanako1170号掲載/photo : Kayoko Aoki text : Kana Umehara, Kahoko Nishimura edit : Rie Nishikawa)
3.〈MATCHA STAND MARUNI〉店頭実演も楽しめる香り豊かな抹茶ドリンク。/築地
昭和元年創業の〈伊藤海苔店〉が新しい試みとしてスタート。「本物の抹茶」を知ってほしいと、店頭で丁寧に抹茶を点てて薄茶や抹茶ラテを提供し、人だかりができるほどの人気に。
店内には茶道具も並び、使い方を解説しながら販売。コミュニケーションを大事にする「築地流の商い」で、日本が誇るお茶文化を多方面から伝える。
〈MATCHA STAND MARUNI〉
人気の抹茶ラテは抹茶の豊かな香りが広がる、まさに本物の味。煎茶のトニックウォーターなどの新商品も開発中。
■東京都中央区築地4-14-18 妙泉寺ビル101
■03-6264-3835
■9:00~15:00 水日祝休
(Hanako『ふだんづかいの大銀座』掲載/photo : Mariko Tosa, Megumi Uchiyama text : Asami Kumasaka)