茶筒の蓋を開けると、京都の美味がぎっしり! 人気カフェで楽しみたい!京都ならではのアフタヌーンティーとは?
京都旅行で是非楽しみたいのが、京都のエッセンスがぎゅっと詰まったアフタヌーンティー。京都の工芸品やスイーツ店とコラボした、人気カフェのおすすめアフタヌーンティーをご紹介します。
1.茶筒の蓋を開けた瞬間のワクワク感がたまらない。〈Kaikado Café〉/河原町七条
茶筒の老舗〈開化堂〉が手がけるカフェのアフタヌーンティーは、茶筒をベースにした菓子缶が主役。
「元々あった4寸2分というサイズの大きな茶筒を見て、若手職人たちが昨年春に完成させた菓子缶。せっかくならとカフェでも人気の〈鍵善良房〉や〈HANAKAGO〉〈チーズガーデン〉のお菓子を詰めました」と店長の川口清高さん。2段のトレイも中の小さなカップも、茶筒と同じ技で作られた立派な工芸品。そこにミニカヌレやシューバター、干菓子などをイン。トッピング用に〈中村製餡所〉のあんこも添えた。端正な茶筒の中から、すっと現れる甘い世界。ギャップも魅力のお菓子缶だ。
〈開化堂〉
菓子缶は販売もしており銅・真鍮製は各64,000円、ほかブリキ製40,000円も。カフェで使われている、トレイの中の小さなカップは今後販売を予定している。
〈Kaikado Café〉
飲み物はコーヒーと2種の紅茶から選べる。
■京都府京都市下京区河原町通七条上ル住吉町352
■075-353-5668
■10:30~19:00(18:30LO) 木、第1水休
■24席、テラス15席/禁煙
2.モチーフから素材まで京都のエッセンスが凝縮。〈TEA VENIR〉/祇園
京都で出合えるアフタヌーンティーの中でも、らしさはとびきり。上段は老舗〈聖護院八ッ橋総本店〉が展開する〈nikiniki〉の生八ツ橋や、五重塔をかたどったクッキー。中段には美山産の平飼い卵をたっぷり使ったプリンに、抹茶とほうじ茶のシュークリーム。下段は京野菜を使ったキッシュに玉ねぎの漬物といった具合に、それぞれに京都ならではの口福が盛り込まれている。「地元に住んでいる人にも喜んでもらえるものを」とは店長の中西里奈さん。
祇園の町家をリノベーションした空間にて楽しむお菓子。美しく手入れされた中庭の眺めもまた、京都を感じさせてくれるものに。
〈yumiko iihoshi porcelain〉
プレートやティーカップはシンプルなデザインが載せるものを引き立てる「unjour」シリーズをセレクト。真鍮のスタンドはプレートに合わせて特注したオリジナル。
〈TEA VENIR〉
アフタヌーンティーセットは前日までの受付で予約可能、予約が安心。
■京都府京都市東山区祇園町南側577-3
■075-531-4710
■12:00~19:00(18:00LO) 火休
■22席/禁煙
(Hanako1170号掲載/photo : Noriko Yoshimura text : Mako Yamato)