センスが光るニューカルチャー。 映画×本×カフェのコラボレーションも!【京都】独自の発展を遂げるブックカフェ3選
映画まで楽しめるニューカルチャースポットまで、新しい発展を遂げる今注目のブックカフェ。今回は、京都へ行ったら立ち寄りたいブックカフェを集めました。おひとりさまやデートで利用したいゆったり空間が魅力です。
1.映画と本とお茶と。ミックス感が楽しい注目スポット。〈出町座〉/出町柳
映画館の1階、路地裏の町家、本屋の一角……。独自のスタイルを貫くブックカフェが京都にはたくさん。時間を忘れて読み耽りたい本のある空間へ。
一昨年7月に惜しまれつつ終了した「立誠シネマプロジェクト」の流れを汲む複合施設。1階には書店とカフェを展開。壁一面を覆う大きな本棚が印象的な〈CAVA BOOKS〉は、映画関連の本をはじめ、カルチャーや暮らしまわりの書籍、絵本、アートブックなど幅広いラインナップ。
カフェ〈出町座のソコ〉は映画館らしいボックス入りのサンドイッチから日替わりランチ、アルコールまでメニューも幅広く。購入した本をカウンターで読み耽るも良し、お酒片手に映画話で盛り上がるも良し。様々な表情を持つここから新しい京都カルチャーがどんどん生まれそう。
カフェのメニューはカレーなどの一部を除いて、映画館内への持ち込みもOK。
(Hanako1154号掲載/photo : Yoshiko Watanabe text : Azusa Shimokawa)
2.スロウな時間が流れる町家で、お気に入りの一冊を。〈古書と茶房 ことばのはおと〉/紫野
本好きのオアシス的存在のブックカフェが昨夏、路地裏の町家にお引っ越し。小さな庭を望む畳敷きの空間には、ちゃぶ台のほかじっくりと本の世界に浸れる自習室風のカウンター席も。押入れや床の間などを上手に利用した本棚には、暮らしまわりの雑誌や書籍、小説、絵本や児童書など幅広い作品が。なかでも鉄道と旅を愛するご主人と、愛猫家の奥様の“好き”が色濃く反映された棚は見応えたっぷり。
思わずクスリと笑ってしまうユーモラスな猫たちが主役。
「少年の成長物語なのですが、思想がとても心に残っていて。時折読み返したくなるバイブル的な一冊です」とご主人。
地の素材にこだわった手づくりのごはん、たっぷりのフルーツの上に愛らしい猫モチーフのアイスをのせた「にゃんこパフェ」など、フードも個性派ぞろい。
(Hanako1154号掲載/photo : Yoshiko Watanabe text : Azusa Shimokawa)
3.独自目線のセレクトが光る絵本カフェ。〈絵本カフェ Mébaé〉/新大宮商店街
書店や雑貨店を営む〈ふたば書房〉が手がける、絵本専門のブックカフェ。
絵本専門士の資格を持つ社長がセレクトを担当。国内外の名作から話題の新刊まで約600タイトルが並ぶ。「笑う」「仕事」「ママ」など、ユニークなジャンル分けの棚も必見。
カフェではこだわりの焙煎豆を使ったコーヒーや軽食を提供。クロックムッシュプレート694円。
(Hanako1164号掲載/photo : Noriko Yoshimura illustration : Tomoko Shinozuka text : Azusa Shimokawa)