日本ではめったに味わえない香港の定番おやつも。 いつもと違った手土産に!世界の伝統焼き菓子が集まる、吉祥寺の人気スイーツ店4選
吉祥寺は今やスイーツの激戦区。今回は吉祥寺のエキスパート3人が注目する、世界の伝統焼き菓子が味わえる人気スイーツ4軒をご紹介します。
1.〈K’s & Brownie〉「ブラウニーの概念を覆す新しさが!」(chico)
井の頭公園に続く七井橋通りで路上販売していた〈赤い自転車のブラウニー屋さん〉が、待望の路面店をオープン。「店を構えたことで、焼きたての香りを届けられるのがうれしい。
ブラウニーは、幼い頃から慣れ親しんできた母のレシピを元に、素材を厳選してブラッシュアップ。形も愛らしい丸い形にイメチェンしました」と店主の鵜野夏野子(うのかやこ)さん。ココアパウダーを使わずに仕上げる生地は、しっとりながらも軽い食感が特徴。直径約8cm、甘さも控えめで、ペロリと食べられる。
〈K’s & Brownie(ケーズブラウニー)〉
■東京都武蔵野市吉祥寺本町2-7-3
■電話番号非公開
■11:00~18:00 水休(ほか不定休あり)
■3席/禁煙
2.〈ステファノアンナ〉「ちょっとずつ詰め合わせられるのが楽しい 」(chico)
イタリアのジェノバの洋菓子店で3年間修業したオーナーの石川晶子さんが、イタリア産の素材をなるべく使い、本場のお菓子を再現。
レーズンやナッツを練り込んだジェノバの「パンドルチェバッソ」1,188円(税込)をはじめ、店内には焼き菓子がなんと70種類以上も。子どもが1枚から気軽に買えるように量り売りのサービスも。
〈ステファノアンナ〉
■東京都武蔵野市吉祥寺南町2-36-4
■0422-43-1168
■10:00~18:00 月休
■禁煙
3.〈pâtisserie A.K Labo〉「まさに『粉の魔術師』!焼き菓子のクオリティに感動します 」(藤森)
オーナーでパティシエの庄司あかねさんが作るお菓子目当てに、足繁く通うファンが多数。庄司さんはフランスの製菓学校への留学経験があり、特にフランス伝統の焼き菓子が得意。
「ブロワイエ・ポワトヴァン」はポワトー地方の郷土菓子で、円盤の形をしたサブレ。現地のバターや小麦粉などの素材の味を引き出しながら、絶妙な焼き加減で仕上げられ、素朴でやさしい甘さとザクッとした噛み心地がたまらない。食べる時にこぶしで叩いて食べる習慣があるので、そのエピソードを交えて手みやげに渡せば、喜ばれるはず。定番以外に、月替わりで登場するフランス各県の伝統菓子もお楽しみに。
〈pâtisserie A.K Labo(パティスリーエーケーラボ)〉
■東京都武蔵野市中町3-28-11
■11:00~18:00 水木休
■16席 ※カフェは休業中/禁煙
4.〈香港 チャンキチャチャンテン 吉祥寺店〉「香港式アイスミルクティーと一緒に楽しんで」 (大澤)
「ポーローヤウ」は香港ではおなじみのおやつだが、日本ではめったに味わえない一品。パン生地の上にクッキー生地をのせてオーブンで焼いたメロンパンのようなもので、表面サクサク、中はしっとり。さらに間に挟んだ分厚いバターが口の中でとろける!
〈香港 チャンキチャチャンテン 吉祥寺店〉
■東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-14
■10:30~22:30 無休
■51席/禁煙
今回教えてくれたのは…
・chicoさん(スイーツライター、コーディネーター)/吉祥寺は旦那さんの地元で、在住歴10年。
・藤森陽子さん(編集&ライター)/かつて吉祥寺15年在住。台湾甘味とあんこが大好物。
・大澤千穂さん(編集&ライター)/中学時代から武蔵野市に住んで二十数年。吉祥寺は庭。
(Hanakoシティガイド『やさしい、吉祥寺』掲載/photo:Makoto Kujiraoka, Yoko Tajiri,illustration:SANDER STUDIO,text:Emi Suzuki)